【大卒】海上保安官採用試験の過去問と使い方【目的も解説】

海上保安官採用試験の過去問

本記事では、海上保安官採用試験(大学校「初任科」)の過去問をまとめています。

海上保安学校や大学校の過去問は次の記事でまとめています。

過去問を正しく使えば、試験の出題傾向を把握できます。

逆にいえば、過去問の使い方次第で大きく差が出るということです。

過去問の使い方や目的も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

まずは過去問を見て、出題形式や内容、難易度の確認をしてみましょう。

※その他、海上保安官採用の試験情報は、「対策ガイド2024|海上保安官採用試験(大卒程度)の内容と傾向」を参考にしてください。

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海上保安官採用試験の過去問

海上保安官採用試験(大卒程度)の過去問をまとめています。

出題形式やレベルの確認をしてみましょう!

基礎能力試験

基礎能力試験の問題データ(PDF)

出題傾向や勉強方法は、「海上保安官採用(大卒)の勉強法!基礎能力試験科目と出題傾向」で詳しくまとめています。

課題論文

政府において,労働者がそれぞれの事情に応じた多様な働き方を選択できる社会を実現する働き方改革を総合的に推進するため,長時間労働の是正,多様で柔軟な働き方の実現,雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保等の措置が進められている。このような状況を踏まえ,あなたが考える,労働者にとって魅力のある職場,就職先として選択される職場となるための対策を具体的に一つ取り上げ,その理由を明らかにするとともに,その対策を実現する際の問題点と,それを解消又は軽減するための方策について述べなさい。

その他のテーマや傾向などは、「海上保安官採用試験の課題論文とは?傾向やテーマ、対策方法を解説」でまとめています。

面接試験

  • こういった場での面接は初めてですか。
  • 併願はしていますか。
    →なぜ、その試験を受験しているのですか。
    →併願先に合格したらどうしますか。
  • 志望動機を言ってください。
  • 大学ではどんな専攻をしていますか。
    →特にどんなことに力を入れて学びましたか。

その他の質問や面接の傾向などは、「海上保安学校・大学校の面接対策!過去質問や面接カードを徹底解説」で解説しています。

海上保安官採用試験 過去問の使い方と役割

『過去問は腕試しとして最後・・に使う』と思っていませんか?

確かにそういう目的もありますが、勉強の総仕上げとして過去問をどれだけ解いても意味がないんですよね。

ここでは、過去問の使用目的と役割を解説します。

現在の学力を把握する

現在の学力を知ることで、どのくらい頑張れば合格できるのか把握できます。

たとえば、過去問を解いてみると、点数によって以下のような戦略が考えられるでしょう。

  • 5割以下:基礎がないので中学受験レベルから勉強しなおす
  • 7割以下:公務員試験の問題集を使って知識を覚える
  • 7割以上:課題論文や面接対策に注視する

こうして、過去問を使って自分の現在の学力を把握し、不足している部分を補強することが合格への近道となります。

出題傾向(範囲)の理解

出題傾向とは、「どの科目・分野から勉強するか?」というデータのことで、過去問を使って出題傾向を理解することができます。

たとえば、過去問を数年分解いてみて、出題数について以下の傾向がわかったとします。

  • 数的推理:5問
  • 判断推理:4問
  • 政治:1問
  • 日本史:1問

この場合、日本史から勉強するよりも、数的推理から勉強する方が効率的であることが分かります。

多くの人が、過去問を使うことは分かっていても、目的や使い方を理解せずに勉強を進めているので注意。無駄な時間を避けるためにも、出題傾向を理解し、効率的な勉強法を見つけることが重要です。

全科目に手をつけるのではなく、出題傾向を把握して必要な分野から着実に勉強していきましょう。

過去の出題傾向は次の記事でまとめています。

えもと

上記の記事を読めば「どこから勉強すればいいの?」という悩みを即解決できるので、ぜひ参考にしてください。

まとめ:過去問を取り寄せて効率よく勉強しよう!

過去問は勉強するものではなく、出題傾向を理解するためのツールです。どれだけ繰り返し勉強しても意味はありません。

過去問はあくまで「過去」問であって、同じ問題は出ないんですよね(類似問題はでることもあるけど・・・。)

過去問を何度も繰り返すのではなく、出題傾向を理解し、その出題範囲を参考書や問題集で覚えていくのが勉強です

過去問に限らず、目的を決めてテキストを使うのはとても大事なポイントです。何となく使って時間や労力を消費しないようにしてください。

過去問の取り寄せ方法は?

過去の試験問題を入手したい方は、人事院情報公開制度利用のご案内を確認のうえお問い合わせ下さい。期間はかかりますが、情報公開法の手続きをとり入手できます。

えもと

また、市販の問題集やnoteもあるので参考にしてみてください。

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