【対象試験】
・海上保安学校(特別)、海上保安学校(船舶、航空、管制他)、海上保安大学校(初任科、本科)
海上保安学校・大学校の二次試験に行われる「口述(面接)試験」。
今までに面接を経験したことがある人は少ないため、不安を感じていたり、いつから練習を始めるべきなのか気になるのではないでしょうか。
今回は、海上保安学校・大学校の面接について以下の内容をまとめています。
- 面接試験の概要
- 面接カードの内容や書き方
- 面接試験の過去問(質問)
- 面接試験の対策方法
- 面接試験で落ちる人の特徴
「初めて海上保安学校・大学校の面接を受ける人」、「これから面接対策を始める人」は特に参考にしてください。
早いうちに面接試験の概要や傾向をつかみ、面接試験を攻略できるように準備を始めましょう。
その他、海上保安学校・大学校の情報は次の記事でまとめています。
学校:「【高卒大卒】海上保安学校に入るには?偏差値や難易度、対策のコツ」
大学校:「【内容と傾向】海上保安「大学校(本科・初任科)」対策の教科書」
海上保安学校・大学校 面接試験の概要
面接は、自己PRや志望動機を問うことで、あなたが海上保安官・社会人として相応しいかどうかを評価・判断する試験です。
面接試験の概要は次のとおり。
試験時間 | 25分〜30分 |
---|---|
面接官 | 3人 |
面接試験を軽視する人は多いですが、筆記試験が満点でも面接の評価が悪いと最終合格できません。
【最終合格者の決定方法(船舶運航システム課程の場合)】
募集要項より
第1次試験合格者のうち、作文試験、身体検査、身体測定及び体力検査に合格し、かつ人物試験においてA~Cの評価である者について、第1次試験を含む全ての試験種目の標準点を合計した得点に基づいて最終合格者を決定します。
面接試験は筆記試験と違い、どのような対策をすれば良いのかが分かりにくく、努力がそのまま結果に繋がらない不透明な試験です。
自己分析をしたり、志望動機を考えたり、想像の何倍もやることが多い試験なので試験日の2~3ヶ月前くらいから徐々に準備を始めましょう。
海上保安学校・大学校 面接カードとは?
面接カードとは、面接試験で使用される資料のことです。
氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなど、面接官が「受験者はどんな人物なのか?」を見極めるための役割があります。
実際の試験では、提出する面接カードに基づいて過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負など幅広く聞かれているので、わかりやすくアピールできる内容を考えなくてはいけません。
面接カードの提出日
面接カードは、二次試験(面接)日に提出します。
忘れないように、汚れないように、慎重に持っていきましょう。
なお、面接カードは一次合格発表後に人事院のHPからダウンロードします。

二次試験まで10日くらいしかないので、早めに考えておくことが大事!
面接カードの内容
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内容は毎年おなじです。
面接練習は面接カードがないとできないので、はやめに考えておくことが重要です。
面接カードの書き方
- 自己分析
- 結論から先に書く
- 抽象的な表現は避ける
- 一文を長くしない
- 装飾を上手に使う
①自己分析
まずは、自分自身はどんな人間なのか、なぜ海上保安官やその管区を希望するのか、といった自己分析をしましょう。
面接では、自己PRと志望動機を中心に問われるため、自己分析がきちんとできていないと面接官を納得させられないからです。
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これまでの人生で自己PRできるようなことをしてきてないよ…。
このように悩んでいる方もいるかもしれませんが、必ず、自分を見つめなおせば、「好きなこと」「熱中したこと」「やりたいこと」が見えてきます。
面接カードに書く内容は、自分が経験したことや考えていることを正直に書くものです。しかし、0から1をつくってはいけませんが、1を100にふくらますことは許されます。
これはあくまで例ですが、とにかく海上保安官に向いている、素質がある人材だということをアピールしなきゃいけないので、自分の好きなこと・やりたいことに関する話1を100に盛って、海上保安官として活かせる能力を得られたというアピールを考えてみましょう。



僕自身、大学サークルは2年間しかやっていませんでしたが、4年間全うしたことにしましたよ…(苦笑)
②結論から書く
これ、とても重要です。
面接カードだけでなく、論作文でも、面接試験でも、これからの社会人生活でも…「結論」と「根拠」を分かりやすく明確に伝えるようにしましょう。
もっとも大切なのは『結論』なので、それが面接官に伝わらないとまったく意味がないですよね。また、その根拠をシンプルに説明できないと納得してもらえません。



回りくどい説明や、結論がどこに書いてあるか分からない面接カードは、ただただ迷惑でしかない!
だから結論を先に書く!
その根拠(の要約)も最初に説明しておく!
この2点を厳守するだけで、あなたの自己PRや志望動機は格段にレベルアップしますよ。
③抽象的な表現を多用しない
少しでも面接官に伝わる自己PRや志望動機を書きたいのであれば、抽象的な表現を使わずに文章を書きましょう。
たとえば「社交性」とか「協調性」などです。そもそも社交性、協調性とは?ってなりますし、だいたい使い方を間違っているケースがほとんとです。
抽象的な表現を使うときは、かならず簡単な〝例″を添えるなどしてわかりやすくするように心がけてください。



読みにくい文章の人って、やたら抽象的な表現を使いたがるんですよね…。
なので、文章を書くときには「小学生程度の子どもでもわかるように書く」ことを意識してみるといいでしょう。
小難しい文章を書くよりも、シンプルでわかりやすい文章のほうが面接官からしても評価は高いのです。
④一文を長くしない
自己PRや志望動機がわかりにくい人は、一文が長い(無駄な表現が多い)です。
たとえば、次の文章を見比べてみると…
私が海上保安官を志望した理由は、海の安全を守りたいと思ったことや昔から海上保安官に憧れていたこと、そしてこれまでの人生経験を存分に活かせると思ったからです。
私が海上保安官を志望した理由は、海の安全を守りたいと思ったからです。また、昔から海上保安官に憧れがあり、これまでの人生経験を存分に活かせると思ったからです。
内容は同じですが、文章Bの方が読みやすいですよね。
一文が長くなると途端に読みにくくなりますし、主述の関係もわかりにくく理解が難しくなります。また、ギッシリと一文を詰め込みすぎるのも読みにくくなる原因なので、余白を上手く使ってみてください。



接続詞「~ので」、「~だが」を使いすぎると長くなりやすいので注意!
⑤装飾をうまく活用する
基本的に面接官は短時間でササっと内容を確認しますし、1日に何十人もの面接カードに目を通すのでたくさんの文章なんて読みたくない!と思っていることを前提に書く必要があります。
実際、面接官はあなたが思っているほどには内容を読みこんでくれません。
だいたいの場合は冒頭や結末、強調箇所だけをひろって流し読みするだけです。これは実際に面接官役をやってみるとわかりますが、短時間で一言一句を読むことはできませんし、頭に入ってきません。
となれば、少しでも伝わるように書き方を工夫する必要がありますよね。
さっき説明したように結論を先に書いたり、抽象的な表現を避けたり、一文を短くしたり…という工夫もそのためです。
そのほかにも重要な部分を太字にしたり、『』【】で目立たせたり…という文字修飾も、面接官に少しでも内容を伝えるようにするために大切なのですね。



とはいえ、やりすぎは厳禁です!ゴチャゴチャしてよけいに読みにくくなるので…。
以下noteの購読特典として、面接カードの添削サポートを行なっています。「自分が考えた自己PRや志望動機はこれでいいんだろうか?」と悩んでいる人は活用してください!
海上保安学校(特別):準備中
海上保安大学校:準備中
海上保安学校・大学校 面接試験の過去問(質問内容)
ここでは、実際に海上保安学校や大学校を受験してきた方々から集めた質問内容を一部抜粋してまとめています。
自分なりの回答を練って対策をはじめましょう!
海上保安学校(特別)
- 自己PRをしてください。
- 今までに挑戦したことを1つ教えてください。
- 好きな学科は何ですか。
- 高校では、何か委員会に所属していましたか。
- 部活動は何をやっていましたか。
- 志望動機をいってください。
- 第一希望のコースとその選んだ理由を言ってください。
- 志望する管区とその理由を教えてください。
- 管区とコースではどちらを優先しますか。
- 試験に不合格だったらどうしますか。
- 海上保安官の具体的な仕事内容を知っていますか。
- どのような仕事がしたいですか。
- 海上保安官のイメージを言ってください。
- 海上保安学校は厳しいですが、大丈夫ですか。
- 第十管区はどこにあるか知っていますか。
- 緊張していますか。
- 就職での面接は初めてですか。
- 合格通知に同封していた手引きはしっかり読みましたか。
- 海上保安庁のニュースで知っていることはありますか。
- 最近の関心事を教えてください。
- 最近気になるニュースとそれに対する意見を教えてください。
なお、ここには掲載できなかった質問はこちらの「note」で公開しています。
面接で落ちる(受かる)人の話し方や志望動機の作り方なども解説しているので、ぜひ活用してくださいね。


海上保安学校(船舶、航空、情報、管制、海洋科学)
- 志望動機を教えてください。
→なぜ船舶コースを志望したのですか。 - 高校を卒業してから何をしていますか。
→大学へ進学しなかった理由は何ですか。 - 希望管区は決まっていますか。
→その理由はなぜですか。
→希望する管区に行けない場合はどうしますか。 - 今までの人生で一番印象に残っている経験はなんですか。
- 高校生活で一番の思い出は何ですか。
→そのときの出来事から何を学びましたか。 - 趣味はありますか。
→いつからやっていますか。 - 今後勉強してみたいことはありますか。
→なぜ英語を勉強したいと思ったのですか。
→英語を活かしてどんな仕事をしたいですか。 - 採用されたら希望する管区はありますか。
→第二希望、第三希望はどこですか。 - 志望動機をいってください。
→もう一度、自分の言葉で志望動機を言ってください。 - 海上保安庁の仕事はいつ知りましたか。
→興味をもったのも同じ時期ですか。
→どうやって調べましたか。
→いつから海上保安庁を目指していますか。 - 学生生活で印象に残っている出来事を教えてください。
- 最近関心のある出来事はありますか。
→なぜそれに関心をもったのですか。
→ほかにありますか。 - 海上保安庁のYoutubeを見たことはありますか。
→見てどう思いましたか。
→印象に残っている映像はありますか。 - 趣味と特技を教えてください。
→趣味をやっていて苦痛に感じたことはありますか。 - 長所は何ですか。
→もう少し具体的に教えてください。 - 今までの成功した経験は何がありますか。
→反対に失敗したことは何ですか。 - 最後に何か言いたいことはありますか
なお、ここには掲載できなかった質問はこちらの「note」で公開しています。面接で落ちる(受かる)人の話し方や志望動機の作り方なども解説しているので、ぜひ活用してくださいね。


海上保安大学校(初任科・本科)
初任科(大卒程度)
- こういった場での面接は初めてですか。
- 併願はしていますか。
→なぜ、その試験を受験しているのですか。
→併願先に合格したらどうしますか。 - 志望動機を言ってください。
- 大学ではどんな専攻をしていますか。
→特にどんなことに力を入れて学びましたか。 - 最近気になっていることは何ですか。
→気になったことを深めようとしましたか。 - 海上保安官に必要な能力は何だと思いますか。
→その能力はどのくらい備わっていますか。
→その能力を身につけるために努力していることはありますか。 - 自己PRをしてください。
- 体力はどのくらい自信がありますか。
→普段はどのようなトレーニングをしていますか。 - 寮生活は大丈夫ですか。
→なにか集団生活をした経験はありますか。
→集団生活で不安なことはありますか。 - ストレス発散方法を教えてください。
海上保安官採用(大学校「初任科」)は始まったばかりの試験で情報が少ないです。大卒者でも受験できる海上保安学校の質問内容も参考にして対策してくださいね。


本科(高卒程度)
- 海上保安大学校を目指そうとしたきっかけは何ですか
- 海上保安大学校を志望する理由を教えてください。
- 警察官や自衛隊ではなく海上保安官に向いていると考えた理由は何ですか。
- 海上保安大学校に進学するのになぜその高校に進学したのですか。
- なぜ海上保安大学校を志望したのですか。
- 海上保安大学校の良さを教えてください。
- 併願状況を教えてください。
- 海上保安官になるために日々どんなことを努力していますか。
- 海上保安庁長官の氏名を教えてください。
- 第四管区はどの地域にあるかを教えてください。
- 年間の出動数を知っていますか。
なお、ここには掲載できなかった質問はこちらの「note」で公開しています。面接で落ちる(受かる)人の話し方や志望動機の作り方なども解説しているので、ぜひ活用してくださいね。


海上保安学校・大学校 面接試験の評価基準
海上保安学校・大学校の面接試験は、以下の基準(着眼点)に沿って判定されます。
項目 | 着眼点 |
---|---|
積極性 | ・自ら課題解決に当たれるか。 ・必要な自己主張ができるか。 ・やる気を持って、物事に取り込めるか。 |
堅実生 | ・真面目で、中途半端なところはないか。 ・粘り強く物事を進めることができるか。 ・組織の一員として自覚を持って行動できるか。 |
判断力 | ・物事を的確に判断できる。 ・集中して物事に取り組める。 ・冷静に状況を判断できる。 |
表現力 | ・質問に対する応答は的確か,的外れなところはないか ・話している内容に一貫性があるか,矛盾しているところはないか ・話し方がわかりやすく簡潔か,要領を得ないところはないか |
態度 | ・まじめに応答しているか,質問をはぐらかすところはないか ・動作はきちんとしているか,だらしのないところはないか ・落ち着いており安定感があるか,動揺しやすいところはないか |
3人の面接官それぞれが項目ごとにa~eの5段階で評価を行い、最終的にA~Eの総合判定をつけます。
判定ごとの標準点
評価 | A | B | C |
---|---|---|---|
船舶運航(特別) | 213 | 167 | 115 |
船舶運航(特別) | 208 | 158 | 107 |
情報システム | 208 | 158 | 107 |
管制課程 | 208 | 158 | 107 |
海洋科学 | 208 | 158 | 107 |
航空課程 | 206 | 158 | 108 |
大学校 | 233 | 167 | 123 |
なお、海上保安学校・大学校の最終合格ライン(一次試験+二次試験)はこちらの記事でまとめています。


足切りに注意!
なお、面接試験の評価がD、E評価は足切りとなり即不合格なので注意しましょう。どんなに基礎能力試験の点数が高くても、体力検査が満点でも落ちてしまいます。
逆に基礎能力試験の点数が低くても、面接の評価次第で逆転も可能ということなので早めに準備をはじめてくださいね。
海上保安学校・大学校 面接試験の対策方法
海上保安学校・大学校の面接対策を始めるときの手順を解説します。
- 求める人物像を理解する
- 自己分析を進める
- 話す練習をする
- 模擬面接で実践練習
求める人物像を把握する
海上保安庁(人事院)が、どんな人物を求めているのか知っていますか?
面接は採用者側が求める人物像と、あなたの人物像がどれだけマッチしているかを確認するために行われています。ここにズレが生じると不合格が確定してしまうので、必ず求める人物像をきちんと把握してから対策してください。
海上保安庁が求める人物像は以下のとおりです。
- 海が好きな方
- 責任感のある方
- 協調性のある方
「このような人物が欲しい!」という採用担当者からのメッセージです。今までの経験や体験からアピールできるような内容を準備しましょう。
自己分析をする
自分自身をきちんと理解(自己分析)しましょう。
なぜなら、自己分析が中途半端だと、面接官を納得させられる話をできないからです。
たとえば、「あなたの長所は何ですか」と聞かれたら何と回答しますか?
- 「リーダーシップが取れる」
- 「責任感がある」
- 「計画的に行動できる」
など、簡単に回答できると思います。
では、なぜ「それが長所なのですか?」とか、「どんなときに長所を活かせましたか」と聞かれたどう回答しますか。
何も考えていなければ、スラスラ答えることはできないと思います。
そして面接官が一番聞きたいのが、回答に詰まった部分なので、答えられない=評価は低い(不合格)ってことです。
多くの方は自分という人間について深く理解し、売り込む経験をしたことなんてないですよね。
なので、自己分析をきちんと行って話す内容を考えておかなければ、面接では絶対に上手くアピールすることはできないのです。
過去の質問内容などを使いながら、面接で話す内容(自己PRや志望動機)を作るところから始めていきましょう。
人に話す練習をする
ある程度、話す内容を考えたら第三者に聞いてもらいましょう。
自分で考えていることを分かりやすく伝えるのは難しいからです。
僕自身、毎年多くの自己PRや志望動機を見たり、聞いたりしますが、初っ端から理解できる内容はほとんどありません。
せっかく面接カードに良い内容を書いているのに、自分の言葉で伝えられずに損している人を多く見てきました。
面接は、あなたの発言内容を聞いて第三者である面接官が客観的に評価します。なので、どんなにいいことを発言しても伝わらなければ意味がないのです。
恥ずかしがらずに自分の言葉でスラスラ喋れるまで練習してください。
模擬面接を最低3回受ける
最後は、模擬面接を受けて実践力を鍛えましょう。
- 本番特有の緊張感
- 回答に困る深掘りポイント
- 客観的な評価
このように1人で面接練習をしていては気が付かない部分がたくさん発見できるからです。
練習相手は友達や家族でもいいですが、できるだけ経験者(予備校やその道のプロ)にもみてもらってください。
海上保安学校・大学校 面接試験で落ちる人の特徴
結論からいうと、面接で落ちる(落ちやすい)人は以下に当てはまる人です。
- 機械的な受け答えしかできない
- 印象が悪い(笑顔・元気・熱意)
- 海上保安官・社会人としての適性が感じられない
機械的な受け答えしかできない
簡単にいうと、聞かれたことしか答えない人のことです。
たとえば、「学生時代に頑張ったことはなんですか?」という質問。
この質問では、「学生時代に頑張ったことを通して、今後、海上保安官としてどのような活躍・貢献ができるのか」という将来性を知りたいのですが…。
面接で落ちる人は「部活動です!」とか「アルバイトを頑張ったことです!」みたいな、一言だけで終わる人が圧倒的に多いんですよね。
別に頑張ったことはどうでもいいんですよ。大事なのは、その活動を通してどうなったのか、今後どうしていきたいのか、ってこと。
結論を述べたら、そこに至るまでの経緯や自分の考えも補足できるようにしてみましょう。
印象がよくない
面接となれば、
- なにかスゴイことを言わないといけない!
- 自慢できる体験がないとダメだ!
- 全国大会で優勝できるくらいの実績が必要!
みたいな、内容に拘わりがちですが、面接では話の内容よりも印象(雰囲気)が重要なんですよね。
もしあなたが面接官だったら、とても素晴らしい内容なのに、うつむきながらボソボソ話したり、カンペ通りに棒読みしたりする受験者がいたらどう感じますか?採用したいと思います?
僕なら、その受験者が高学歴でも、全国チャンピオンや難関資格をたくさん持っていても、そんな人を採用したいとは思いません。
それよりも、誇れるような経験はしていないけど、一生懸命に嚙みながらも大きな声で明るく、自分の言葉で話している人を採用したいですよね。
なので、面接で受かりたいなら話す内容に時間をかけるのではなく、どういう振る舞い、話し方をすれば受け入れてもらえるのか考えてください。
印象をよくするには?
結論、第三者に指摘してもらうことです。
自分が他人からどう見れれているかを知らないことには、印象が良い悪いの判断はできません。そもそも面接を評価するのは面接官です。あなたではなく、第三者なんですよね。
なので、どれだけ自分が上手に話せている、笑顔で印象がいいはずと感じていても意味がないのです。
最終的には第三者に「この人なら採用してもいい、良い人間だ」と思わせられるかどうかが重要なので、客観的な意見をもらうことが大事!
海上保安官(社会人)としての適性がない
- 挨拶がきちんとできない
- 正しい敬語が使えない
- 時間が守れない
このような行動は、海上保安官として、社会人としての適性に欠けます。とくに少し圧迫気味な質問をされて、すぐに不機嫌になったり、逆ギレしたりするのはNGです。
海上保安官・社会人として恥ずかしくない振る舞いをしてください。
当然、これらの不合格フラグは1人では判断できません。必ず第三者に協力してもらうことが面接で落ちないポイントと言えるでしょう。
まとめ|海上保安学校・大学校の面接対策は大変
今回、解説した内容を理解して対策すれば、面接で最低評価をもらうことはなくなりますよ!
繰り返しになりますが、面接に受かる(落ちない)には、印象面をよくすることが重要です。もちろん話す内容も大切ですが、人間が人間を評価する試験なので、発言内容で面接官の感情が動くことは草々ありません。
面接対策は筆記試験よりもやることが多く、上達するまでかなり時間が必要です。
できるだけ早めに手をつけて攻略していきましょう!
今回ご紹介させていただいたのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。
まずは面接の過去問を使いながら話す内容を考えてみましょう。
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