【対策法あり】国家一般職(高卒)の難易度を合格率や内容から解説!

国家一般職(高卒程度)の難易度が低い理由

  • 国家一般職(高卒程度)の難易度はどれぐらいなの?
  • 国家一般職(高卒程度)の合格率は?
  • 国家一般職(高卒程度)に受かるにはどすればいい?

この疑問に回答します。

これから国家一般職(高卒程度)の受験を考えている人は、試験が簡単なのか難しいのか気になりますよね。

最初に結論を言うと…。

国家一般職(高卒程度)の難易度は低いです。でも、対策は難しい!

このような特徴があります。

ちなみに国家公務員(高卒程度)の難易度ランキングでは10職種のうち3位でした。

>>【職種別】国家公務員試験(高卒)の難易度ランキング【合格率の推移】

本記事では、国家一般職の難易度が低い理由と受かる方法を詳しく解説します。

この記事で解説していることを理解して対策していけば、効率よく受験勉強ができるようになるので合格に近づきますよ。

合格までの道のりは長いですが、やれることからコツコツやっていきましょう!

▼この記事を書いている人▼

【基礎知識】(高卒程度)国家一般職採用試験とは

各省庁や各地域の出先機関における職員を採用するため、人事院が実施する選抜試験です。

合格後は採用された省庁、出先機関において勤務がスタートします。

地域別での採用

国家一般職は県をまたいで職務を遂行するため、全国を9つの地域にわけて選考を行います。

そのため働きたい勤務地が含まれる地域に出願しなければいけません。

(募集要項より引用)

例えば、東京都で働きたいなら関東甲信越を、京都府で働きたないなら近畿地域に出願しましょう。

えもと
えもと

全国転勤ではありませんが、地域内での転勤はあります。

年齢制限(受験資格)

20歳まで受験できます。(2022年試験の場合)

※高校を卒業して2年以内の者。

試験日程

国家一般職(高卒程度)の採用試験は段階式で行われます。

※一次試験の合格者を対象に二次試験を実施して合格者を決める方法。

試験の流れは以下のとおり。

(2022年実施)
受付期間2022年6月20日~29日
一次試験2022年9月4日(日)
一次試験
合格発表
2022年10月6日
二次試験2022年10月12日~21日の間で指定された日
最終合格2022年11月15日

試験内容

国家一般職(高卒程度)の採用試験は国家公務員になる(就職する)試験なので筆記試験のほかに面接も課されます。

勉強だけ得意でも最終合格はできないためバランスよく対策するようにしましょう。

試験内容は以下のとおり。

(2022年実施)
一次試験基礎能力試験
適性試験
作文試験
二次試験人物試験

国家一般職(高卒程度)の合格率は高い

国家一般職(高卒程度)の難度が低い理由の一つは、合格率が高いことです。

人事院の報告によれば、2012年~2021年までの合格率は平均19.4%となっています。

詳細は次のとおり。

(2012年~2021年国家一般職(高卒) 合格率の推移)
実施年合格率受験者数合格者数
201212.3%5,424669
201320.4%6,6351,356
201415.7%9,7381,529
201520.8%9,7902,039
201617.6%10,4441,843
201719.4%10,9112,121
201823.1%11,4892,655
201918.7%12,3072,305
202020.3%10,7672,187
202122.0%9,9512,187
平均19.4%97,45618,891

最新(2021年実施)の合格率では22.0%と、約4人に1人は合格できる結果でした。

えもと
えもと

ちなみに、倍率に直すと4.6倍になります。

想像していたよりも合格率は高かったのではないでしょうか?

他の公務員試験と比較

国家一般職(高卒程度)の合格率は高いとわかりましたが、他の公務員試験と比較したらどれくらいの差があるのかも見ていきましょう。

国家一般職と同じ事務系国家公務員である「税務職員」、「裁判所事務官」に一部の地方公務員を入れて比較してみます。

(2021年度高卒程度公務員試験 合格率の比較表)
税務職員28.8%
国家一般職22.0%
福岡市10.7%
特別区10.2%
横浜市9.8%
千葉市9.6%
東京都9.3%
名古屋市9.3%
裁判所事務官4.2%

このように他の試験と比べても国家一般職(高卒程度)の合格率は高いため難度としては易しいと言えるのです。

なお、国家一般職(高卒)は地域ごとに倍率が異なるため、志望する地域の状況を把握しておきましょう。詳しくは下記記事で解説しています。

>>【受かりやすいのは?】国家一般職(高卒)の倍率推移を地域別に解説!

国家一般職(高卒程度)の合格ラインは低い

国家一般職(高卒程度)の難度が低い理由の2つ目は、合格ライン(ボーダーライン)が低いことです。

一次試験の正確な合格ラインは、出題レベルによって平均点や標準偏差が異なるため一定ではありませんが、基礎能力試験と適性試験合わせて6割となっています。

同じ事務系国家公務員でも裁判所事務官は8割の正答率が必要なので、国家一般職(高卒程度)のボーダーは低いことがわかりますね。

基準点(足切り)に注意

注意点としては、基礎能力(教養)試験も適性試験もバランス良く対策しなければいけないことです。

なぜなら、試験ごとに基準点(足切りライン)が設定されているから

  • Aさんの得点:基礎36/40問、適性30/120問
  • Bさんの得点:基礎20/40問、適性70/120問

合格ラインが160問中60問だった場合、AさんもBさんも60問以上の正解をしていますが、Aさんは適性試験が基準点に達していないため不合格になります。

えもと
えもと

基準点は3割ずつです!

「基礎能力(教養)の勉強は数的、判断だけ」みたいな偏った勉強をすると、足切りになる可能性もあるため注意が必要です。

とはいえ、大学受験や資格試験のように高得点はとれなくても6割程度で合格できると考えれば難度は高くないといえますね。

詳しい合格ラインは下記記事で解説しています。

>>国家一般職(高卒)のボーダーは何割?地域別に解説【一次の合格率】

国家一般職(高卒程度)の難易度は低くても難しい理由

ここまで解説したように国家一般職(高卒程度)は合格率は高く、ボーダーも低いため、難易度自体は高くありません。

しかし、簡単に合格できるわけではないので注意が必要です。

なぜ、簡単に合格できない理由は以下の3つ。

  • 試験科目が多い
  • 作文や面接が合否を左右する
  • 多くの勉強時間が必要

理由①:試験科目が多い

対策が難しい理由の一つは、試験科目がとても多いこと。

下の表を見てください。

(国家一般職(高卒程度) 試験科目)
分野科目
基礎能力試験数的処理数的推理 / 判断推理 / 資料解釈
文章理解現代文 / 英文 / 古文
社会科学政治 / 経済 / 社会時事
人文科学日本史 / 世界史 / 地理 / 倫理 / 国語 / 英語
自然科学数学 / 物理 / 化学 / 生物 / 生物

これだけの科目を勉強しなければいけません。

大学受験などに比べると圧倒的に多いことがわかります。

科目ごとに配点(出題内訳)が異なるため、確認してから勉強するようにしましょう。

詳しい科目の特徴や出題範囲を下記記事で解説しています。

>>国家一般職(高卒)の試験科目は?出題範囲や頻出単元を徹底解説!

理由②:作文試験や面接が合否を左右する

二つ目の理由は、作文試験や面接が合否を左右すること。

というのも、作文試験は自分が書いた答案を採点者が見て評価します。

同じように面接は自分が発言した内容を試験官が聞いて評価する試験です。

なので、自分がどれだけ素晴らしい答案を書いても、涙が出るような志望動機を言っても、内容が評価されなければ0点なんですね。つまり不合格。

筆記試験のように努力すればしただけ点数が取れれば簡単ですが、面接や作文は第三者にゆだねられているため思っている以上に難しいのです。

>>国家一般職(高卒)の作文は何文字必要?評価基準から過去問まで解説!

>>【聞かれる質問は?】国家一般職(高卒)の面接対策法と面接カード

理由③:勉強時間が必要

ここまで解説したとおり、国家一般職(高卒程度)に合格するには多くの勉強をしなければいけません。

今まで学力にもよりますが、合格までに必要な勉強時間は平均500~600時間となっています。

えもと
えもと

1日3時間勉強すれば、6ヶ月ぐらいで達成できる時間ですね。

とはいえ、高校に通いながら、部活と両立しながら並行して勉強時間を捻出するのは大変。

自らの生活スタイルに合った1日の勉強時間を考慮して、本試験日から逆算して勉強を開始するようにしましょう。

短期間・短時間で合格するには効率性が重要!

勉強は量を増やせばいいわけではなく、質(効率)が悪ければ勉強時間を増やしても意味がありません。

逆に効率性を重視して勉強していけば、短期間・短時間での合格も十分可能ということです。

使える時間はどの受験者も同じですが、どうやって使うかは人それぞれです!限られた時間を上手に使って合格を目指していきましょう!

具体的な勉強方法は下記記事で解説しています。

>>国家一般職(高卒)の内容は?合格に必要な勉強時間や勉強法を解説

国家一般職(高卒程度)の難易度まとめ

  • 【結論】国家一般職(高卒程度)の難易度は低い!
    ・合格率が高い(30%程度)
    ・ボーダーが低い(平均5割ぐらい)
  • でも、国家一般職(高卒程度)の試験対策は難しい!
    ・試験科目が多い(15科目以上!)
    ・作文試験や面接が合否を左右する
    ・多くの勉強時間が必要

本記事は「高卒程度の国家一般職の難易度は低いが難しい理由」を解説してきました。

国家一般職(高卒程度)は国家公務員の中でも、合格率が高く、ボーダーは低いので難度は高くないです。しかし、試験内容は筆記試験をはじめ、専門記述や面接など幅広いため簡単に合格できません。

一般的に国家一般職の合格に必要な勉強時間は500時間〜600時間なので、効率よく勉強できるように準備していくことが大切です。

効率よく勉強できれば短期間・短時間での合格は十分可能なので、最初に傾向を把握していきましょう!

今回は以上です。