【国家一般職(高卒)】作文試験の概要と対策【過去の課題テーマつき】

国家一般職(高卒者)の作文傾向

この記事でわかること

  • 作文試験の概要
  • 作文試験の課題テーマ
  • 作文試験対策に役立つ情報

国家一般職(高卒者試験)の一次選考で行われる作文試験。

普段、作文を書く機会はほとんどないので、イマイチどんな試験なのか把握できていないのではないでしょうか?

本記事では、作文試験の概要から対策のタメになる情報まで網羅しています。

過去に出題された課題(テーマ)もまとめているので、ぜひ参考にしてください。

*合格に向けて準備を始めたい方は『【内容と傾向】国家一般職(高卒)対策の教科書【一次・二次】』をご覧ください。試験の全体像を網羅したガイドブックです。

タップできる目次

【国家一般職(高卒)】作文試験の概要

作文試験は、あなたの考え方や熱意といった人間性を総合的に判断する記述式の試験です。

ただ単に文章を書けば評価されるのではなく、 課題テーマを正しく読み取り、自分の経験や体験を盛り込み説明できるかなど、知識の総合的な応用力が問われます。

試験時間50分
問題数1題
文字数600字
評価基準・内容
・表現
・文字
配点比率1/9
2023年度データ

【国家一般職(高卒)】作文試験のテーマ

ここでは、国家一般職(高卒)の作文試験で出題されたテーマを紹介します。

2023年(令和5年度)

誰もが生きやすい社会をつくるために必要なことについて、あなたの思うことを述べなさい。

2022年(令和4年度)

我が国の社会生活において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大前と比較して大きく変わったと感じたことを具体的に挙げ、それについてあなたの思うことを述べなさい。

2021年(令和3年度)

物事を継続するために必要だと感じたことについて、具体的に述べなさい。

2020年(令和2年度)

これまでの自分自身の経験を踏まえて、「仕事をする」ということについて思うこと

2019年(令和元年度)

成人としての自覚ある言動について思うこと

2018年(平成30年度)

時間の使い方について思うこと

2017年(平成29年度)

社会人として信頼されるために必要なこと

2016年(平成28年度)

言葉の大切さについて思うこと

2015年(平成27年度)

目標を立ててチャレンジしたこと

2014年(平成26年度)

人と人との助け合いについて思うこと

2013年(平成25年度)

社会の一員として働くということ

2012年(平成24年度)

自分が成長したと思うこと

2011年(平成23年度)

他人に対する配慮について思うこと

2010年(平成22年度)

私にできる社会貢献

2009年(平成21年度)

あなたが思い描くこれからの日本

2008年(平成20年度)

働くということ

2007年(平成19年度)

これからの日本の社会で変えていくべきこと、守っていくべきこと

2006年(平成18年度)

環境を考えたこれからの生活と社会

2005年(平成17年度)

最近の社会現象を一つ取り上げ、思うことを書きなさい。

【模範解答】書いたら答え合わせをしよう!

作文テーマがわかっただけでは対策できません。

作文攻略には、第三者によるフォードバック(添削)がとても大事だからです。

作文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。正解不正解がわからないまま対策を続けても成績は伸びないので、書いた答案は必ず添削してもらいましょう。

オススメの添削サービスはこちらの記事で紹介しています。

【国家一般職(高卒)】作文対策でよくある質問

作文試験対策でよく相談・質問される内容に回答します。

文字数について、何文字書けばいいですか?

結論、8割以上書きましょう

上限が600字なので450~500字程度です。

文字数は、誰が見ても一発でわかる評価基準です。そのため、極端に文字数が少ないと減点もしくは採点不可の判定を受けることになりかねません。

知識や語彙が乏しいと多くの文字を書くのは難しいので、普段から語彙力も増やしておくといいでしょう。

オススメの参考書はありますか?

よくわかる! 公務員試験(初級)のための論作文術』がオススメです。

模範解答をもとに良い例、悪い例を具体的に学べます。

まずは、模範解答を参考にしながら評価をもらえる書き方を勉強してください。そして、最終的に自分なりの作文を書けるように努めましょう。

編集:土屋書店編集部
¥1,430 (2023/01/04 14:51時点 | Amazon調べ)

作文試験の配点はどれくらいですか?

結論、配点比率は1/9です。

占める割合は低い方ですが、作文で評価がもらえないと足切り(即不合格)なので注意してください。

いつから作文対策を始めればいいですか?

結論、遅くても試験日の3か月前(6月頃)には着手しましょう。

作文で落ちないためには、以下の知識を身につける必要があるからです。

  • 課題の把握力(読解力)
  • 文章構成力
  • 表現力
  • 語彙力
  • 漢字(日本語)の知識

そしてこれらの力は短期間で身につくものではありません。

作文には、明確な解答がないため独学では限界があります。そのことを踏まえて対策を始めましょう。よく直前になって、何とかしてくれと泣きついてくる人がいるけど、問題外ですね。

公務員試験の作文対策について、詳しくは次の記事で解説しています。

作文で落ちる人の特徴は?

結論、作文を書いたら書きっぱなしの人です。

作文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。

正解不正解がわからないまま対策を続けても成績は伸びないので、書いた答案は必ず添削してもらいましょう。

学生なら学校の先生、社会人なら予備校やオンライン添削サービスなど、方法はたくさんありますよ。

なお、オススメの添削サービスを以下の記事でまとめています。周りに頼れる人がない方は参考にしてみてください。

以上が作文試験でよくある質問です。

ぜひ、作文に苦手意識がある人ははやめに対策を行いましょう。

タップできる目次