海上保安官(大卒)のボーダーラインは何割?合格点を取るポイント

海上保安官のボーダーライン
悩んでいる人

海上保安官採用試験(大卒)のボーダーラインは何割くらいなの?合格ラインを超えるポイントが知りたいです。

このような悩みを解決します!

結論からいうと、海上保安官採用試験のボーダーラインは5割が目安です。

“目安”としているのは、選考は競争試験(合格できる人数が決まっている)なので、5割で合格できる年度もあれば、6割でギリギリってこともあるからです。

本記事では、過去のボーダーラインや点数表をまとめているので、ぜひ参考にしてください。

※その他、海上保安官の試験情報は「対策ガイド2024|海上保安官採用試験(大卒程度)の内容と傾向」でまとめています。

タップできる目次

海上保安官採用試験 合格者の決定方法

海上保安官採用試験の合格者は、各試験種目の成績を総合して決定されます。

まずは、合格者の決定方法や点数の算出方法などを紹介します。

点数は標準点を用いる

素点(正解数)ではなく、試験種目ごとに平均点、標準偏差を用いて算出した「標準点」を使って順位を決定します。

標準点の算出方法

海上保安官の標準点

たとえば、次のデータを使って基礎能力試験の標準点を算出すると「299.6点」となります。

  • 素点:20点(20/40問)
  • 平均点:16.891
  • 標準偏差:4.705
  • 配点比率:3/6

$$10\times\frac{3}{6}\times(15\times\frac{20-16.891}{4.705}+50)=299.6$$

各試験の配点比率

標準点を算出するときは、以下の配点比率を使います。

海上保安官の配点

標準点の合計は概ね0~1000点の範囲の点数になります。また、全ての試験種目で平均的な成績であれば、標準点の合計はおよそ500点になります。

一次合格者の決定方法

上記2つの試験で基準点以上である者について、これらの試験種目の標準点を合計した得点に基づいて合格者を決定します。

4.第1次試験合格者の決定
第1次試験の受験者のうち、基礎能力試験及び課題論文試験において基準点以上である者について、両試験種目の標準点を合計した得点に基づいて第1次試験合格者を決定します。

合 格 者 の 決 定 方 法

海上保安官採用試験のボーダーライン(合格最低点)

海上保安官採用試験のボーダーライン(合格最低点)をまとめています。

素点を標準点に算出した一覧表も作成しているので、ぜひ参考にしてください。

令和5年度(2023年実施)

種目基礎能力試験課題論文
合格最低点347点
満点40点12点
基準点12点6点
平均点17.8147.612
標準偏差5.6631.726
標準点の一覧表を表示する(タップ)
海上保安官のボーダーライン

海上保安官採用試験 ボーダーラインを超えるために

結論、基礎能力試験を攻略することです。

配点比率で考えれば、基礎能力試験で高得点を取らなければいけません。

基礎能力試験は範囲も膨大ですし、まったく学習したことのない科目がいくつもあるため、できる人とできない人の差がハッキリでます。

したがって、海上保安官採用試験に合格したいなら、基礎能力試験をどれだけ攻略できるかが重要になってくるのです。

基礎能力試験の出題傾向や勉強方法は、「海上保安官採用(大卒)の勉強法!基礎能力試験科目と出題傾向」で詳しく解説しています。

タップできる目次