本記事では、東京消防庁の採用人数をまとめています。
区分(一類~三類)別にこれまでの推移を確認できるので、ぜひ参考にしてください。
また、東京消防庁は採用人数よりも多くの合格者(採用数の約1.7倍)を出すことで有名です。その理由も解説しています。
*合格に向けて準備を始めたい方は「【一類・三類】東京消防庁採用の試験内容と傾向【一次・二次試験】」をご覧ください。傾向や対策方法をまとめたガイドブックです。
令和6年度東京消防庁の採用人数は770人
令和6(2024)年度東京消防庁消防官採用試験の採用予定人数は770人です。
一類(第1回) | 350人(教養区分250人、SPI区分100人) |
---|---|
一類(第2回) | 100人 |
三類 | 310人 |
専門系 | 10人 |
これは、平成27年度の790人より少し減少するものの、過去10年で2番目に多い人数となっています。
令和5年度東京消防庁の採用人数は630人
令和5(2023)年度東京消防庁消防官採用試験の採用予定人数は630人です。
一類(第1回) | 310人 |
---|---|
一類(第2回) | 140人 |
三類 | 180人 |
令和4年度東京消防庁の採用人数は510人
令和4(2022)年度東京消防庁消防官採用試験の採用予定人数は510人です。
一類(第1回) | 230人 |
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一類(第2回) | 50人 |
二類 | 50人 |
三類 | 180人 |
東京消防庁の受験者数や合格者数、倍率はこちらの記事で詳しくまとめています。
東京消防庁採用試験の採用人数推移
東京消防庁消防官採用試験の採用人数について、これまでの推移をまとめています。
全体の採用人数推移
令和6年度 | 770人 |
---|---|
令和5年度 | 630人 |
令和4年度 | 510人 |
令和3年度 | 630人 |
令和2年度 | 340人 |
令和元年度 | 390人 |
平成30年度 | 610人 |
平成29年度 | 530人 |
平成28年度 | 660人 |
平成27年度 | 790人 |
平成26年度 | 770人 |
区分別(一類~三類)の採用人数推移
実施年度 | 一類 (第1回) | 一類 (第2回) | 二類 | 三類 |
---|---|---|---|---|
令和6年度 | 350 | 100 | – | 310 |
令和5年度 | 310 | 140 | – | 180 |
令和4年度 | 230 | 50 | 50 | 180 |
令和3年度 | 310 | – | 100 | 220 |
令和2年度 | 110 | 110 | 40 | 80 |
令和元年度 | 140 | 60 | 60 | 130 |
平成30年度 | 250 | 50 | 80 | 230 |
平成29年度 | 210 | 80 | 40 | 200 |
平成28年度 | 250 | 100 | 80 | 230 |
平成27年度 | 280 | 150 | 110 | 250 |
平成26年度 | 270 | 150 | 110 | 240 |
東京消防庁の採用人数より合格者が多い理由
結論、「併願者が合格を辞退する」、「採用後(消防学校や1年以内)に一定数が辞める」からです。
東京消防庁の試験日は独立しているため、多くの受験者(併願者)が集まります。合格しても辞退されては、採用試験の意味がありませんよね。
また、せっかく採用されても、消防学校の厳しさに耐えられず辞めてしまったり、病気で出勤できなくなったりする人も一定数います。
それらを見越して、採用予定人数よりも多くの合格者を出すのです。年度によって余剰人数は違いますが、平均1.7倍ほど。
少し多めに採用するのは、消防官ならではの理由もあります。
例えば、治安維持を考えると、消防官は必ず一定以上の人数が必要になりますよね。
仮に辞退者や退職者が想定より少なくても、翌年の採用人数で調整すれば良いだけですから、多い分には問題ないのです。
とはいえ、あまり余剰人数に期待せず、採用予定人数の中に入れるよう準備しましょう。