問題レベルや出題形式の把握に必要なツール”過去問”。
過去問で出題傾向をつかみ、志望先にあわせた対策を行うのが勉強の本質です。
本記事では、特別区三類(高卒)の過去問を5年分まとめています。過去問の使い方も解説しているので、これからの勉強に約立ててください。
その他、特別区三類の情報は下記記事でも紹介しています。

特別区三類(高卒)の過去問
ここでは、特別区三類(高卒)の過去問をまとめています。
令和5年度(2023年実施)
令和4年度(2022年実施)
令和3年度(2021年実施)
令和2年度(2020年実施)
令和元年度(2019年実施)
なお、出題傾向や勉強方法は下記記事で詳しく解説しています。

特別区三類(高卒) 過去問の使い方
過去問は一番最初に使いましょう。
なぜなら、過去問は解くことが目的ではなく、出題傾向を知ることに意義があるからです。
出題傾向というのは、簡単にいうと「どの科目・分野から勉強するか?」というデータのこと。
たとえば、特別区三類は18科目から50問出ますが、配点(問題数)は科目によって異なります。
科目 | 配点(問題数) |
---|---|
数的推理 | 6 |
判断推理 | 5 |
空間把握 | 3 |
資料解釈 | 4 |
現代文 | 6 |
英文 | 3 |
政治 | 3 |
経済 | 1 |
社会 | 1 |
日本史 | 2 |
世界史 | 2 |
地理 | 2 |
国語 | 4 |
思想 | 1 |
物理 | 2 |
化学 | 2 |
生物 | 2 |
地学 | 1 |
どんなに日本史や物理が苦手でも、出題数の多い数的推理や判断推理から勉強した方が効果的ですよね。
また、範囲がヤバい世界史も出題傾向がわかれば簡単に勉強する箇所を把握できます。

西洋史よりも東洋史がよく出ていますね。さらに東洋史の中でも”中国史”が頻出なので、優先して勉強すればいいとわかるはず。

一般知識は選択式だから、世界史は中国史だけ勉強して、あとは時間があれば手をつけるくらいがちょうどいいですよ!
こういった出題傾向を知らないで勉強すると、出ない科目に時間を使ったり、逆に重要分野を捨てたりと、合格から遠のいてしまう勉強しかできません。
そんな無駄なことをしないためにも、最初に過去問を使い出題傾向を理解しましょう。
なお、過去10年間の出題傾向をまとめたデータを下記記事で公開しています。ぜひ活用して効率的に勉強を進めてください。


特別区三類(高卒) 過去問まとめ
今回は特別区三類採用試験の過去問とその使い方を紹介しました。
過去問は実力がついてからの腕試しと思っている人は多いですが、大間違いです。
過去問はただ解くのではなく、「こういう問題を出すから勉強してこい」という特別区からのメッセージなんですよね。
過去問に限らず、目的を決めてテキストを使うのはとても大事なポイントです。何となく使って時間や労力を消費しないようにしてください。