【受かりやすいのは?】国立大学職員採用試験の倍率推移を地域別に解説

国立大学法人等職員採用試験の倍率(合格率)

国立大学法人等職員志望者にとってもっとも知りたいデータの一つ競争倍率

競争倍率はなぜそんなに知りたい情報なのでしょうか?

それは、どのくらいの人が受験し、合格したのかを知ることで国立大学法人等職員の難易度をある程度はかれるものが「競争倍率」だからです。

倍率=難易度とはストレートには言えませんが、客観的な難しさを知るうえでは把握しておくべきデータなんですよね。

今回は国立大学法人等職員採用試験の倍率推移を区分別(北海道東北関東甲信越東海北陸近畿中国四国九州沖縄)に紹介しつつ、合格するために必要なことも解説したいと思います。

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【前提知識】国立大学法人等職員採用試験は地域別(ブロック)に募集

試験は全国7つの地区(北海道、東北、関東甲信越、東海・北陸、近畿、中国・四国、九州)に分けて行われ、一次試験に合格した人は点数が高い順に『採用候補者リスト』に登録されます。

二次試験は大学・機関ごとに独自で選考を行い、「採用候補者リスト」を参考に合格者を決定するという流れ。

地区主な採用期間
北海道北海道大学、北海道教育大学、室蘭工業大学、小樽商科大学、帯広畜産大学、旭川医科大学、北見工業大学
東北弘前大学、岩手大学、東北大学、宮城教育大学、秋田大学、山形大学、福島大学
関東甲信越茨城大学、筑波大学、筑波技術大学、宇都宮大学、群馬大学、埼玉大学、千葉大学、東京大学、東京医科歯科大学、東京外国語大学、東京学芸大学、東京農工大学、東京藝術大学、東京工業大学、東京海洋大学、お茶の水女子大学、電気通信大学、一橋大学、政策研究大学院大学、横浜国立大学、総合研究大学院大学、新潟大学、長岡技術科学大学、上越教育大学、山梨大学、信州大学
東海北陸富山大学、金沢大学、北陸先端科学技術大学院大学、福井大学、岐阜大学、静岡大学、浜松医科大学、名古屋大学、愛知教育大学、名古屋工業大学、豊橋技術科学大学、三重大学
近畿滋賀大学、滋賀医科大学、京都大学、京都教育大学、京都工芸繊維大学、大阪大学、大阪教育大学、兵庫教育大学、神戸大学、奈良教育大学、奈良女子大学、奈良先端科学技術大学院大学、和歌山大学
中国四国鳥取大学、島根大学、岡山大学、広島大学、山口大学、徳島大学、鳴門教育大学、香川大学、愛媛大学、高知大学
九州福岡教育大学、九州大学、九州工業大学、佐賀大学、長崎大学、熊本大学、大分大学、宮崎大学、鹿児島大学、鹿屋体育大学、琉球大学

採用期間の規模によって採用者数も大きく異なってくるため、志望大学の現状をしっかり把握しておくことが大切です。

えもと

倍率も地域によって異なるため、何としてでも合格したい人は倍率が低い地域を狙って受験することをオススメします。

【過去~最新】国立大学法人等職員採用試験の倍率推移

ここでは、国立大学法人等職員採用試験の倍率推移を紹介します。

過去の推移を見る限り、志望者数は年々、減少傾向にある一方で合格者数(一次試験)は増加傾向にあります。それだけ人物重視の選考をしているということ。

したがって、筆記試験だけの対策をしていても合格はできないので注意してください。

過去の倍率推移(全体)は以下のとおり。

※一次試験の結果
※最終合格者は法人ごとに異なるため集計不可

年度志望者合格者倍率
201340,6686,0246.8
201438,9435,9966.5
201534,9675,8256.0
201632,1415,8575.5
201730,2736,2524.8
201828,6777,0404.1
201926,3586,6684.0
202023,6186,5453.6
202123,7946,8693.5
202222,6047,4523.0
出典元:各地区の実施結果より作成

国立大学法人等職員採用試験の倍率推移を地域別に紹介

国立大学法人等職員採用試験は全国を7つのブロックにわけて試験を実施しています。そのため倍率は地域ごとに異なります。

過去の結果から、北海道や東北、東海の倍率は低い一方で、関東や近畿、九州は高い傾向が続いています。働く地域にこだわりがなければ、倍率の低い場所を狙って受験するのも戦略の一つなので参考にしてみましょう。

地域別の詳細は以下のとおり。

※一次試験の結果
※最終合格者は法人ごとに異なるため集計不可

  1. 北海道
  2. 東北
  3. 関東甲信越
  4. 東海北陸
  5. 近畿
  6. 中国四国
  7. 九州沖縄

※区分をタップ(クリック)すると該当部分までジャンプできます!

北海道の倍率

年度志望者合格者倍率
20122,2674614.9
20131,7724154.3
20141,3634083.3
20151,5653844.1
20161,5064653.2
20171,4204992.8
20181,2494772.6
20191,2114802.5
20201,0654712.3
20219213942.3
20228513782.3
出典:北海道地区採用試験事務室より作成

東北の倍率

年度志望者合格者倍率
20123,2576185.3
20133,6075806.2
20143,1535176.1
20152,6865345.0
20162,3134774.8
20172,2434974.5
20182,1835384.1
20191,9145553.4
20201,8695293.5
20211,6894843.5
20221,5105632.7
出典:東北地区採用試験事務室より作成

関東甲信越の倍率

年度志望者合格者倍率
201212,1761,4258.5
201313,5331,8817.2
201414,0701,5709.0
201512,1391,5507.8
201611,2571,4567.7
201710,8771,3668.0
20189,9491,3697.3
20198,9981,4016.4
20207,8211,5055.2
20218,2811,7884.6
20228,0311,9814.1
出典:関東甲信越地区採用試験事務室より作成

東海北陸の倍率

年度志望者合格者倍率
20125,1651,0345.0
20135,5291,2484.4
20144,8891,3083.7
20153,9781,1763.4
20163,8131,2743.0
20173,5981,4882.4
20183,2791,3072.5
20193,2411,1312.9
20202,8488913.2
20212,9029463.1
20222,7309982.7
出典:東海・北陸地区採用試験事務室より作成

近畿の倍率

年度志望者合格者倍率
20126,6238647.7
20135,5336428.6
20145,1009965.1
20154,7969075.3
20164,2457066.0
20173,8307585.1
20184,0527425.5
20193,3307314.6
20203,2455885.5
20213,0486584.6
20222,8638123.5
出典:近畿地区採用試験事務室より作成

中国四国の倍率

年度志望者合格者倍率
20124,5205757.9
20134,3026686.4
20144,0296236.5
20153,5215896.0
20162,9197094.1
20172,8107883.6
20182,7021,1292.4
20192,6121,0692.4
20202,4801,0712.3
20212,5871,0732.4
20222,3281,0002.3
出典:中国・四国地区採用試験事務室より作成

九州沖縄の倍率

年度志望者合格者倍率
20126,0856739.0
20136,39259010.8
20146,33957411.0
20156,2826859.2
20166,0887707.9
20175,4958566.4
20185,2631,4783.6
20195,0521,3013.9
20204,2901,4902.9
20214,3661,5262.9
20224,2911,7202.5
出典:九州地区採用試験事務室より作成

一次試験の倍率は、だいたい2~4倍ですね。高いと思いますか?

ぶっちゃけ、一次倍率はそこまで気にする必要はありません。なぜなら、対策をまともにしていない人(=記念受験組)もかなり含まれているからです。

結局のところ、2倍でも落ちる人は落ちるし、逆に10倍でも受かる人は合格するからです。

運要素も絡んでくる面接試験だけならワンチャン受かるかもですが、それなりの対策が必要な筆記試験ではまず合格できないでしょう。

ですので、きちんと対策していれば数値以上に簡単だと感じるはず。

以上が、国立大学法人等職員採用試験の倍率推移です。

国立大学法人等職員採用試験 本当の倍率は二次試験!

国立大学法人等職員採用試験の一次は統一試験ですが、二次試験以降は各大学機関ごとに行われます。

そのため、受験者は自分が働きたい大学機関の説明会に参加し、試験内容や流れを把握しなければいけません。他の公務員試験と違い待つだけでは二次試験の案内はこないので注意が必要です。

それで二次試験の倍率ですが、ハンパないくらい高いです。

基本的に大学機関ごとの倍率を公表している地域は少ないのですが、たとえば、結果を公表している北海道教育大学の倍率は13倍でした。

年度受験者合格者倍率
2020129621.5
2021104813.0
出典:北海道地区採用試験事務室より作成

努力しただけ合格率を上げられる筆記試験とは違い、面接試験は第三者の評価が大きく関わってくるから数値以上に難度高め。少しでも合格率を上げるためには、最近の試験は人物重視であることを理解して、早めに対策をはじめることが大事です。

えもと

実際に104人受けて96人は落ちているわけですからね。これが国立大学法人等職員採用試験の真の難しさといえるでしょう。

国立大学法人等職員採用試験に落ちないための対策方法

ここまで解説したように、国立大学職員の倍率は決して低いとはいえないため、合格するためにはきちんと対策する必要があります。

まずは筆記対策から

試験対策で一番時間がかかるのは筆記試験です。選考方針が人物重視だとしても、筆記で6割~7割の点数が取れなければ一次試験をパスできません。

試験科目・範囲は膨大なので早め早めにスタートしましょう。

一般的な学習期間は9カ月~1年程度。大学生なら3年次の夏休み、高校生なら2年生の冬休みを目途に始められるといいでしょう。一番まとまった時間を確保できる最大のチャンスです!

また、単純に試験範囲を最初からしても意味がありません。

なぜなら、科目ごとに頻出分野があるからです。そういった無駄な時間を使わないためには、実際の過去問で出題されている問題を確認するところから始めてみるとよいでしょう。

えもと

具体的な出題傾向はこちらをご覧ください。

面接もはやめに手をつける

筆記対策にある程度のメドがついたら、面接対策も早めにしましょう。筆記と違って上達するのにかなり時間がかかるからです。

面接は第三者が評価する試験なので、どれだけ努力しても達成感があまりありません。それ故に自信を持てるまで何度でも練習する必要があるんですね。

自己PRや志望動機を考えるなど、やれることはたくさんあるので早めに対策をはじめましょう。また、なぜその法人(大学)なのか必ず聞かれるため、大学の経営方針や求める人材のチェックは必須です!

国立大学法人等職員採用試験の倍率は高いが気にする必要はない

今回は、国立大学法人等職員採用試験の倍率をまとめていました。

試験は他の公務員試験と重なっていないので併願する人が多いです。そのため、他の試験に比べると少し倍率は高くなりやすいです。とはいえ、本気で合格を目指して対策している人は想像よりもはるかに少ないため、一次試験はそこまで恐れる必要はありません。

しかし、二次試験の倍率は別物。むしろ、ここからが本当の試験と言っても過言ではありません。そこを意識して対策をはじめてください。

えもと

僕自身、筆記試験で高得点を取れれば受かると思っていましたが、実際は自己採点で7割程度しか取れていませんでした。それでも面接や論文をしっかり対策していたので50倍の試験を勝ち抜くことができています。

最近は二次試験の結果だけで判定する大学・機関も増えているため、筆記試験で高得点を取っても意味がありません。

最終的には人間力で勝負することになるため、筆記試験は傾向に沿って効率よく勉強し、残りの時間は面接や論文に使って総合的に対策しましょう!

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この記事を書いた人

公務員試験の指導を12年間やっています。新卒で大手専門予備校に就職→公務員課で5年間勤務、在職中に公務員試験を受験するも不合格→退職→公務員試験の勉強→国立大学法人、政令市、市役所に合格→現在、某大学の職員として7年目。 2018年6月からサイトを運営中。普段はカフェで珈琲飲んでます。

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