本記事では、航空保安大学校学生採用試験の過去問(入試問題)と使い方・目的を解説します。
過去問を正しく使えば、試験の出題傾向を把握できます。逆にいえば、過去問の使い方次第で大きく差が出るということです。
まずは過去問を見て、出題形式や内容、難易度の確認をしてみましょう。

その他、航空保安大学校の試験情報はこちらの記事で紹介しています。


航空保安大学校の過去問(入試問題)
ここでは、最新(令和4年度)の航空保安大学校過去問(入試問題)を紹介します。
基礎能力試験



なお、他年度の問題や学科試験の入試問題は次の記事で公開しています。あわせて確認してください。


過去問(入試問題)の使い方と役割
『過去問(入試問題)は腕試しとして最後に使う』と思っていませんか?
確かにそういう目的もありますが、勉強の総仕上げとして過去問をどれだけ解いても意味がないんですよね。
ここでは、過去問(入試問題)の使用目的と役割を解説します。
現在の学力を把握する
現在の学力を知ることで、どのくらい頑張れば合格できるのか把握できます。
たとえば、過去問を解いてみると、点数によって以下のような戦略が考えられるでしょう。
- 5割以下:基礎がないので中学受験レベルから勉強しなおす
- 7割以下:公務員試験の問題集を使って知識を覚える
- 7割以上:作文や面接対策に注視する
こうして、過去問を使って自分の現在の学力を把握し、不足している部分を補強することが合格への近道となります。
出題傾向(範囲)の理解
出題傾向とは、「どの科目・分野から勉強するか?」というデータのことで、過去問を使って出題傾向を理解することができます。
たとえば、過去問を数年分解いてみて、出題数について以下の傾向がわかったとします。
- 数的推理:5問
- 判断推理:4問
- 政治:1問
- 日本史:1問
この場合、日本史から勉強するよりも、数的推理から勉強する方が効率的であることが分かります。
多くの人が、過去問を使うことは分かっていても、目的や使い方を理解せずに勉強を進めているので注意。無駄な時間を避けるためにも、出題傾向を理解し、効率的な勉強法を見つけることが重要です。
全科目に手をつけるのではなく、出題傾向を把握して必要な分野から着実に勉強していきましょう。



基礎能力試験の出題傾向はこちらでも詳しく解説しています。


まとめ:過去問を取り寄せて効率よく勉強しよう!
過去問は勉強するものではなく、出題傾向を理解するためのツールです。どれだけ繰り返し勉強しても意味はありません。
過去問はあくまで「過去」問であって、同じ問題は出ないんですよね(類似問題はでることもあるけど・・・。)過去問を何度も繰り返すのではなく、出題傾向を理解し、その出題範囲を参考書や問題集で覚えていくのが勉強です。
過去問に限らず、目的を決めてテキストを使うのはとても大事なポイントです。何となく使って時間や労力を消費しないようにしてください。
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