航空保安大学校の過去問をまとめています。
過去問を正しく使えば、試験の出題傾向を把握できます。逆にいえば、過去問の使い方次第で大きく差が出るということです。
『試験問題を見てみたい』、『効率よく勉強を始めたい』という人は、ぜひ最後までじっくり読んで自分のモノにしてくださいね。
*合格に向けて準備を始めたい方は『【難しい】航空保安大学校の偏差値は?難易度や入試対策のコツ』をご覧ください。傾向や対策方法をまとめたガイドブックです。
航空保安大学校の過去問(入試問題・解答)
航空保安大学校学生採用試験の過去問(入試問題と解答)を紹介します。
出題形式やレベルの確認をしてみましょう。
令和5年度(2023年実施)
基礎能力試験 | 入試問題・解答(PDF) |
---|---|
学科試験 | 入試問題・解答(PDF) |
令和4年度(2022年実施)
基礎能力試験 | 入試問題・解答(PDF) |
---|---|
学科試験 | 入試問題・解答(PDF) |
令和3年度(2021年実施)
基礎能力試験 | 入試問題・解答(PDF) |
---|---|
学科試験 | 入試問題・解答(PDF) |
過去10年分の問題と出題範囲をまとめたデータを次の記事で紹介しています。ぜひ、活用してください。
過去問の効果的な使い方
過去問は、試験傾向を把握し実力を測るために欠かせないツールです。
ここでは、過去問を効果的に活用する3つの方法を解説します。
- 実力の確認
- 戦略を立てる
- 出題傾向をつかむ
①実力の確認
過去問は、定期的に解き直して実力をチェックするのに役立ちます。
1ヶ月に1回程度、過去問を解き、自分の実力と合格ラインとの差を確認しましょう。
また、解けなかった問題は、その都度復習して、弱点を克服することが大切です。
結果に一喜一憂しない
過去問はあくまで現時点での実力や傾向を知るためのツールです。
なので、結果に一喜一憂する必要はありません。
大切なのは、合格点を取るには、何を、どれくらい勉強すればいいのかを分析すること。
そこを勘違いしないように注意してください。
②戦略を立てる
過去問を活用すれば、優先順位をつけて効率よく勉強できます。
簡単に言うと、どの科目を優先して勉強し、どの科目は手を抜くのかわかるってこと。
実際に科目別の問題数一覧を作成したので参考にしてください。
科目 | 出題数 |
---|---|
数的推理 | 5 |
判断推理 | 4 |
空間把握 | 2 |
資料解釈 | 2 |
現代文 | 4 |
英文 | 2 |
古文 | 1 |
政治 | 2 |
経済 | 2 |
社会時事 | 1 |
倫理 | 1 |
科目 | 出題数 |
---|---|
日本史 | 1 |
世界史 | 2 |
地理 | 2 |
国語 | 2 |
英語 | 2 |
数学 | 1 |
物理 | 1 |
化学 | 1 |
生物 | 1 |
地学 | 1 |
令和5年度本試験より作成
- 全区分共通。
- 上記の科目別出題数は僕自身の解釈であり、公式発表されたものではありません。
この表をみれば、どの科目を優先して勉強すればいいのか見えてきますよね。
そう、数的推理や判断推理、政治経済です。逆に物理や日本史がどんなに苦手でも、時間をかけて勉強するのは時間の無駄です。
合格ラインは6割程度です。どの科目で点を取りに行くのか戦略を立てて勉強することが大切。
航空保安大学校の基礎能力試験について、詳しくは次の記事で解説しています。
③出題傾向をつかむ
志望先によって、出題される内容の範囲や傾向は異なります。
そのため、志望先にあった対策が必要です。
数年分の過去問に目をとおすことにより、受験する試験ではどのような問題がよく出されるのか把握できます。
たとえば次の表は、日本史の出題範囲10年分をまとめたデータです。
- 航空保安大学校試験問題より作成
- 上記の科目別出題数は僕自身の解釈であり、公式発表されたものではありません。
この表を見てのとおり、縄文時代から江戸時代初期までは出題がありません。何も知らないで、平安時代や鎌倉時代を勉強しても非効率ですよね。
過去問分析を行い出題頻度の高い分野や、出題形式を重点的に対策することで、効率よく勉強を進めることができます。
航空保安大学校の出題範囲をまとめた表を次の記事で公開しています。ぜひ、参考にしてください。
過去問を正しく使って合格を勝ち取ろう!
受験者にとって必要な過去問。
しかし、多くの受験者が過去問の使い方を間違っています。
過去問は勉強するものではなく、出題傾向を理解するためのツールです。どれだけ繰り返し勉強しても意味はありません。
過去問はあくまで「過去」問であって、同じ問題は出ないんですよね(類似問題はでることもあるけど・・・。)。
過去問を何度も繰り返すのではなく、出題傾向を理解し、その出題範囲を参考書や問題集で覚えていくのが正しい使い方です。
過去問に限らず、目的を決めてテキストを使うのはとても大事なポイントです。何となく使って時間や労力を消費しないようにしてください。