【面接対策】国家一般職(高卒)で受かる人の特徴|過去の質問や傾向も解説

国家一般職高卒者試験の面接対策
  • 面接で上手にしゃべれるかな…。
  • 面接では何を聞かれるんだろう…。
  • 面接はどんな人が受かるんだろう…。

頑張って一次試験を突破しても、二次試験(面接)に受からないことには国家公務員として働くことはできません。

これから面接に臨むにあたり、対策をしようと思うものの、「結局、何から始めればいいのかわからない」と思っている人も多いことでしょう。実際に僕も面接対策には頭を抱えましたからね……。

そこで本記事では、国家一般職(高卒者試験)の面接に受かる人の特徴を紹介します。

面接試験の傾向や過去問(聞かれた質問)も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

タップできる目次

国家一般職(高卒者試験)の面接で受かる人の特徴

結論からいうと、面接で受かる人は以下に当てはまる人です。

  • 印象がいい(笑顔、元気、熱い)
  • 将来性や伸びしろがある
  • 公務員としての適性が感じられる

面接となれば、

なにかスゴイことを言わないといけない!

自慢できる体験がないとダメだ!

全国大会で優勝できるくらいの実績が必要!

みたいな、内容にこだわりがちですが、面接では話の内容よりも印象(雰囲気)が重要なんですよね。

えもと

僕自身、なにかに突出した能力はないですが、愛想よく振舞った結果、51倍の面接に合格できましたよ!

もしあなたが面接官だとして、とても素晴らしい内容なのに、うつむきながらボソボソ話したり、カンペ通りに棒読みしたりする受験者がいたらどう感じますか?採用したいと思います?

僕なら、その受験者が東大卒でも、留学経験や難関資格をたくさん持っていても、そんな人を採用したいとは思いません。

それよりも、誇れるような経験はしていないけど、一生懸命に嚙みながらも大きな声で明るく、自分の言葉で話している人を採用したいですよね。

えもと

僕も仕事柄、多くの採用担当者さんとお話しますが、9割の人はそう言いますよ。

なので、面接で受かりたいなら話す内容に時間をかけるのではなく、どういう振る舞い、話し方をすれば受け入れてもらえるのか考えてください。

当然、そういった部分は1人では判断できません。必ず第三者に協力してもらうことが面接で受かるポイントと言えるでしょう。

国家一般職(高卒者試験) 面接試験の傾向

国家一般職(高卒者試験)は「公務員になる(就職する)試験」なので、筆記試験の他に面接試験も実施されています。

面接試験のねらいは筆記試験では判断できない、

✓公務員としての適性をみること
✓熱意や意欲、志望度を把握すること

に、あります。

多くの受験者は筆記試験の勉強ばかりに時間を使っていますが、最近の公務員試験は人物重視です。どれだけ筆記試験で高得点が取れても、面接で評価をもらえないと最終合格できません。そこを認識したうえで対策してくださいね。

まずは面接試験の傾向を紹介します。確認してください。

面接形態は個人面接

国家一般職(高卒者試験)の面接形態は、3人の面接官に対して受験者が一人で行う個人面接です。

個人面接は1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。また、集団面接とは違い、受験者は自分一人だけなので緊張しやすい形式ですが、他の受験者がいないことから集中でき、自分をアピールしやすいという利点があります。

間違いのない回答を目指すことも重要ですが、あまりマニュアルに頼るのではなく、それ以上に自分らしさや公務員への熱意をアピールできるように準備していきましょう。

面接時間は短め

1人あたり15分程度です。

一般的な面接時間は20分なので、面接時間は少し短いといえるでしょう。

早く終わったら不合格フラグ?

面接時間がたとえ10分程度と短かった場合でも、不合格だと決めつける必要はありません。

短すぎるから不合格とは限らず、採用側の事情で短い時間しかとれないときや、すでに結果が見えているときは、短い時間でも合格の場合があります。

限られた時間であってもしっかりと自己アピールができていれば、採用されることも十分考えられるので安心して臨みましょう。

えもと

逆に長くて落ちることもあるからね・・・。面接時間はあまり気にしなくてOK!

D評価以下で一発不合格(足切り)

面接は以下の観点にそって、面接官それぞれがA~E(1~5)で評価をつけます。最終的にそれぞれの評価を突き合わせて最終評価。

項目観点
協調性・他者の意見や考えを理解しようとするか,独りよがりなところはないか
・他人を思いやろうとするか,自己中心的なところはないか
・集団の中にうまく溶け込めるか,孤立しがちなところはないか
積極性・率先してことに当たろうとするか,周りに頼ろうとするところはないか
・必要な自己主張ができるか,優柔不断なところはないか
・熱意や意欲を持ってものごとに取り組むか,気力が乏しいところはないか
表現力・質問に対する応答は的確か,的外れなところはないか
・話している内容に一貫性があるか,矛盾しているところはないか
・話し方がわかりやすく簡潔か,要領を得ないところはないか
態度・まじめに応答しているか,質問をはぐらかすところはないか
・動作はきちんとしているか,だらしのないところはないか
・落ち着いており安定感があるか,動揺しやすいところはないか
出典元:人物試験実施基準より作成(人事院)

そして面接試験の評価がD、E評価は足切りとなり即不合格なので注意しましょう。

国家一般職(高卒者試験) 面接試験の質問内容

面接試験は、事前に提出する面接カードにそって質問されます。そのため、面接カードに書く内容はきちんと考えておくことが大事。

ここでは、過去の面接試験で具体的に聞かれた質問をまとめています。自分なりの回答を練って対策をはじめましょう!

えもと

その辺に落ちているような出典(出どころ)が不明なものではなく、僕自身のツイッター公式LINEで募集し提供してもらったリアルな情報を集約しています!

  • 緊張していますか。
  • 会場までどうやってきましたか。
  • 志望動機を言ってください。
  • 希望する官庁はありますか。
  • 官庁説明会には参加しましたか。
  • 30秒で自己PRしてください。
  • あなた自身を1分間で表現してみてください。
  • どのようなタイプの友人が多いですか。
  • 卒業後、公務員になることを親はなんと言っていますか。
  • 大学へ進学しようと思いませんでしたか。
  • 部活動は何をやっていましたか。
  • 新聞は読んでいますか。
  • 気になるニュースはありますか。
  • 公務員の不祥事をどう思いますか。
  • 最後に言い残したことはありませんか。

何を聞かれるのかがあらかじめわかっていれば、事前に備えることができます。一方で、何を聞かれるのかが不明瞭では、準備のしようがありませんからね。

以下の記事でも過去質問や模範解答などをまとめています。ぜひ参考にしてください。

まとめ|国家一般職(高卒者試験)の面接対策は早めに始めよう!

今回、解説した内容を理解して対策すれば、面接で最低評価をもらうことはなくなりますよ!

繰り返しになりますが、面接に受かる(落ちない)には、印象面をよくすることが重要です。もちろん話す内容も大切ですが、人間が人間を評価する試験なので、発言内容で面接官の感情が動くことは草々ありません。

面接対策は筆記試験よりもやることが多く、上達するまでかなり時間が必要です。

できるだけ早めに手をつけて攻略していきましょう!

今回ご紹介させていただいたのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。

まずは面接の過去問を使いながら話す内容を考えてみましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

公務員試験の指導を13年間やっています。新卒で大手専門予備校に就職→公務員課で5年間勤務、在職中に公務員試験を受験するも不合格→退職→公務員試験の勉強→国立大学法人、政令市、市役所に合格→現在、某大学の職員として8年目。 2018年6月からサイトを運営中。普段はカフェで珈琲飲んでます。

タップできる目次