- 刑務官採用の過去問
(基礎能力試験、作文、面接) - 過去問の使い方と目的
本記事では、刑務官採用試験の過去問と使い方や目的を解説します。
過去問を正しく使えば、試験の出題傾向を把握できます。逆にいえば、過去問の使い方次第で大きく差が出るということです。
まずは過去問を見て、出題形式や内容、難易度の確認をしてみましょう。
その他、刑務官の採用試験情報はこちらの記事で紹介しています。

【最新】刑務官採用試験の過去問
ここでは、最新(2022年度)刑務官採用試験の過去問を科目ごとにまとめています。
出題形式や内容を確認をしてみましょう。
刑務官の試験科目
- 基礎能力試験
- 作文試験
- 口述試験(面接)
基礎能力試験
刑務官採用試験の一次選考に行われる基礎能力試験の問題と解答をまとめています。
出題形式やレベル確認の参考にしてください。
なお、他年度の問題や出題範囲を下記記事でまとめているので、あわせて参考にしてください。

作文試験
刑務官採用試験の一次選考に行われる作文試験のテーマをまとめています。
人に寄り添うということ
なお、2022年より前のテーマや傾向はこちらで公開しています。

口述試験(面接)
刑務官採用試験の二次選考に行われる口述試験(面接)の質問をまとめています。
- 緊張していますか。
- 志望動機を言ってください。
⇒なぜ、数ある公務員の中でも刑務官を志望するのですか。 - 全国転勤は大丈夫ですか。
- 高校生活で印象に残っている出来事を教えてください。
- 高校を卒業してからは何をやっていましたか。
- 受験者は怖い人も多いですが大丈夫ですか。
- 得意なことと不得意なことを教えてください。
⇒得意なことを仕事にどう活かしますか。 - 趣味はありますか。
- 会場までどうやって来ましたか。
- 刑務官の他に受けている公務員試験はありますか。
- なぜ刑務官を志望するのですか。
なお、この他にも聞かれた質問や面接試験の傾向をこちらで解説しています。参考にしてください。

過去問の使い方と役割
『過去問は腕試しとして最後に使う』と思っていませんか?
確かにそういう目的もありますが、勉強の総仕上げとして過去問をどれだけ解いても意味がないんですよね。
ここでは、過去問の使用目的と役割を解説します。
現在の学力を把握する
現在の学力を知ることで、どのくらい頑張れば合格できるのか把握できます。
たとえば、過去問を解いてみると、点数によって以下のような戦略が考えられるでしょう。
- 5割以下:基礎がないので中学受験レベルから勉強しなおす
- 7割以下:公務員試験の問題集を使って知識を覚える
- 7割以上:作文や面接対策に注視する
こうして、過去問を使って自分の現在の学力を把握し、不足している部分を補強することが合格への近道となります。
出題傾向(範囲)の理解
出題傾向とは、「どの科目・分野から勉強するか?」というデータのことで、過去問を使って出題傾向を理解することができます。
たとえば、過去問を数年分解いてみて、出題数について以下の傾向がわかったとします。
- 数的推理:5問
- 判断推理:4問
- 政治:1問
- 日本史:1問
この場合、日本史から勉強するよりも、数的推理から勉強する方が効率的であることが分かります。
多くの人が、過去問を使うことは分かっていても、目的や使い方を理解せずに勉強を進めているので注意。無駄な時間を避けるためにも、出題傾向を理解し、効率的な勉強法を見つけることが重要です。
全科目に手をつけるのではなく、出題傾向を把握して必要な分野から着実に勉強していきましょう。
刑務官の基礎能力試験はこちらでも詳しく解説しています。

まとめ:刑務官採用試験の過去問を制して効率よく勉強しよう!
過去問は勉強するものではなく、出題傾向を理解するためのツールです。どれだけ繰り返し勉強しても意味はありません。
過去問はあくまで「過去」問であって、同じ問題は出ないんですよね(類似問題はでることもあるけど・・・。)過去問を何度も繰り返すのではなく、出題傾向を理解し、その出題範囲を参考書や問題集で覚えていくのが勉強です。
過去問に限らず、目的を決めてテキストを使うのはとても大事なポイントです。何となく使って時間や労力を消費しないようにしてください。
その他、刑務官採用試験の内容はこちらで解説しています。参考にして対策を始めましょう。
