特別区三類採用試験(高卒程度)の過去問をまとめています。
過去問を正しく使えば、試験の出題傾向を把握できます。逆にいえば、過去問の使い方次第で大きく差が出るということです。
『試験問題を見てみたい』、『効率よく勉強を始めたい』という人は、ぜひ最後までじっくり読んで自分のモノにしてくださいね。
*合格に向けて準備を始めたい方は『【難しい】特別区三類(高卒)の難易度は?試験内容と対策方法』をご覧ください。傾向や対策方法をまとめたガイドブックです。
【高卒】特別区三類の過去問
特別区職員三類(高卒程度)採用試験の過去問をまとめています。
出題形式やレベルなどの確認をしてみましょう。
令和5年度(2023年実施)
令和4年度(2022年実施)
令和3年度(2021年実施)
令和2年度(2020年実施)
令和元年度(2019年実施)
過去の出題範囲などのデータを次の記事で公開しています。ぜひ、参考にしてください。
【高卒】特別区三類 過去問の使い方
過去問は、試験傾向を把握し、実力を測るために欠かせないツールです。
ここでは、過去問を効果的に活用する3つの方法を解説します。
- 実力の確認
- 戦略を立てる
- 出題傾向をつかむ
①実力の確認
過去問は、定期的に解き直して実力をチェックするのに役立ちます。
1ヶ月に1回程度、過去問を解き、自分の実力と合格ラインとの差を確認しましょう。
また、解けなかった問題は、その都度復習して、弱点を克服することが大切です。
結果に一喜一憂しない
過去問はあくまで現時点での実力や傾向を知るためのツールです。
なので、結果に一喜一憂する必要はありません。
大切なのは、合格点を取るには、何を、どれくらい勉強すればいいのかを分析すること。
そこを勘違いしないように注意してください。
②戦略を立てる
過去問を活用すれば、優先順位をつけて効率よく勉強できます。
簡単に言うと、どの科目を優先して勉強し、どの科目は手を抜くのかわかるってこと。
実際に科目別の問題数一覧を作成したので参考にしてください。
科目 | 配点(問題数) |
---|---|
数的推理 | 6 |
判断推理 | 5 |
空間把握 | 3 |
資料解釈 | 4 |
現代文 | 6 |
英文 | 3 |
政治 | 3 |
経済 | 1 |
社会 | 1 |
日本史 | 2 |
世界史 | 2 |
地理 | 2 |
国語 | 4 |
思想 | 1 |
物理 | 2 |
化学 | 2 |
生物 | 2 |
地学 | 1 |
この表をみれば、どの科目を優先して勉強すればいいのか見えてきますよね。
そう、数的推理や判断推理、資料解釈です。逆に経済や物理がどんなに苦手でも、時間をかけて勉強するのは時間の無駄です。
合格ラインは6割程度です。どの科目で点を取りに行くのか戦略を立てて勉強することが大切。
特別区三類の教養試験について、詳しくは次の記事で解説しています。
③出題傾向をつかむ
志望先によって、出題される内容の範囲や傾向は異なります。
そのため、志望先にあった対策が必要です。
数年分の過去問に目をとおすことにより、受験する試験ではどのような問題がよく出されるのか把握できます。
たとえば次の表は、世界史の出題範囲10年分をまとめたデータです。
西洋史よりも東洋史がよく出ていますね。さらに東洋史の中でも”中国史”が頻出なので、優先して勉強すればいいとわかるはず。
一般知識は選択式だから、世界史は中国史だけ勉強して、あとは時間があれば手をつけるくらいがちょうどいいですよ!
過去問分析を行い出題頻度の高い分野や、出題形式を重点的に対策することで、効率よく勉強を進めることができます。
出題範囲を知る(過去問分析する)のは簡単ではありませんが、出ない分野をどれだけ勉強しても0点なので、メンドーですがやりましょう!
過去10年間の出題範囲をまとめた表を次の記事で公開しています。ぜひ、参考にしてください。
特別区三類の過去問を制して効率よく勉強しよう!
受験者にとって必要な過去問。
しかし、多くの受験者が過去問の使い方を間違っています。
過去問は勉強するものではなく、出題傾向を理解するためのツールです。勉強が一通り終わった後に使って意味はありません。
勉強を始める初期段階に過去問分析をして出題傾向を理解し、その出題範囲を参考書や問題集で覚えていくのが正しい使い方です。
過去問に限らず、目的を決めてテキストを使うのはとても大事なポイントです。何となく使って時間や労力を消費しないようにしてください。