【合格率は過去最高?】税務職員採用試験の倍率推移を地域別に解説

  • 税務職員の倍率はどれぐらいなの?
  • 税務職員の倍率推移を確認したい。
  • 税務職員の倍率を地域ごとに知りたい。

この疑問に回答します。

最近は税務職員を目指す方の相談をよく受けていますが「倍率を気にしている」人はやっぱり多いですね。結果的に倍率が高かろうが、低かろうがやることは同じなんですけど、僕も倍率が高いとか低いとかで一喜一憂したので気持ちはすごくわかります。

そこで今回は税務職員採用試験の倍率をまとめました!地域ごとの結果はもちろん、一次試験や二次試験の倍率についても触れているので、本気で税務職員になりたい人は必読です!

結論からいえば、税務職員採用試験の最新(令和3年度)合格率は28.8%で過去最高を記録しています。倍率で表すなら過去最低の3.5倍です。

【前提知識】税務職員採用試験は地域別(ブロック)に募集

税務職員採用試験は全国を九つの地域にわけて実施され、採用後は受験した地域内に属する自治体へ配属されます。(試験日は統一)

北海道北海道
東北青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県
関東甲信越茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県 新潟県 長野県
東海北陸岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 富山県 石川県 福井県
近畿滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県
中国鳥取県 島根県 広島県 岡山県 山口県
四国徳島県 香川県 愛媛県 高知県
九州福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県
沖縄沖縄県
出典:2022年度公式案内より作成(人事院)

地域規模によって採用者数も大きく異なってくるため、志望地域の現状をしっかり把握しておくことが大切です。

【地域別】採用者数の推移

地域20182019202020212022
北海道3030354040
東北6550556560
関東甲信越385360345380340
東海北陸105100125140120
近畿8090140155130
中国3035657570
四国2030455045
九州9090708075
沖縄1015202520
出典:税務職員採用試験 採用予定数(人事院)より作成
えもと
えもと

倍率も地域によって異なるため、何としてでも合格したい人は倍率が低い地域を狙って受験することをオススメします。

【高卒】税務職員採用試験 過去の倍率推移

年度受験者合格者倍率
20124,50137312.1
20133,3406864.9
20145,8831,2894.6
20157,1301,4474.9
20167,2491,5234.8
20177,4671,4695.1
20186,9781,4964.7
20195,7121,4553.9
20206,1861,6723.7
20216,2831,8093.5
出典:人事院実施結果より作成

このような推移になっています。ちなみに地域別では、最高が沖縄の9.7倍、最低が関東甲信越の2.8倍で地域によって差が大きいです。

自分の志望する地域の状況も確認しておいてくださいね。続いて、地域別の倍率を詳しく見ていきましょう。

関連記事【職種別】国家公務員試験(高卒)の難易度ランキング【合格率の推移】

【高卒】税務職員採用試験 地域別の倍率推移

ここからは税務職員採用試験の倍率を地域別に紹介します。

倍率は地域によって異なるため、何としてでも合格したい人は倍率が低い地域を狙って受験することをオススメします。

北海道地域の倍率

北海道地域の平均倍率は5.0倍で、9ブロック中3番目に高いです。

受験者数・合格者数・倍率の詳細は次のとおり。

受験者合格者倍率
2017317526.1
2018278515.5
2019215494.4
2020276634.4
2021217484.5

東北地域の倍率

東北地域の平均倍率は4.3倍で、9ブロック中5番目に高いです。

受験者数・合格者数・倍率の詳細は次のとおり。

受験者合格者倍率
20178071834.4
20187551445.2
20195681214.7
20205111363.8
20214791363.5

関東甲信越地域の倍率

関東甲信越地域の平均倍率は3.8倍で、9ブロック中2番目に低いです。

受験者数・合格者数・倍率の詳細は次のとおり。

受験者合格者倍率
20172,9256224.7
20182,7556714.1
20192,1666323.4
20202,5146154.1
20211,8716672.8

東海北陸地域の倍率

東海北陸地域の平均倍率は4.5倍で、9ブロック中4番目に高いです。

受験者数・合格者数・倍率の詳細は次のとおり。

受験者合格者倍率
20179212014.6
20188821765.0
20197261664.4
20206731933.5
20217902004.0

近畿地域の倍率

近畿地域の平均倍率は3.5倍で、9ブロック中1番の低さです。

受験者数・合格者数・倍率の詳細は次のとおり。

受験者合格者倍率
20178281445.8
20186621504.4
20194791563.1
20207262542.9
20218643042.8

中国地域の倍率

中国地域の平均倍率は4.1倍で、9ブロック中3番目の低さです。

受験者数・合格者数・倍率の詳細は次のとおり。

受験者合格者倍率
2017349665.3
2018388675.8
2019352744.8
20203631412.6
20216681713.9

四国地域の倍率

四国地域の平均倍率は4.3倍で、9ブロック中5番目に高いです。

受験者数・合格者数・倍率の詳細は次のとおり。

受験者合格者倍率
2017208336.3
2018215395.5
2019204494.2
2020222922.4
2021358705.1

九州地域の倍率

九州地域の平均倍率は5.2倍で、9ブロック中2番目に高いです。

受験者数・合格者数・倍率の詳細は次のとおり。

受験者合格者倍率
20171,0241606.4
20189401805.2
20198831844.8
20207741395.6
20218431934.4

沖縄地域の倍率

沖縄地域の平均倍率は5.8倍で、9ブロック中1番目に高いです。

受験者数・合格者数・倍率の詳細は次のとおり。

受験者合格者倍率
201788811.0
2018103185.7
2019119245.0
2020127393.3
2021193209.7

倍率をみて、高い(低い)など感想をもったと思いますが、あまり気にする必要はありません。

結局のところ、2倍でも落ちる人は落ちるし、逆に10倍でも受かる人は合格するからです。倍率が2倍でも10倍でも対策することは同じですよね。なので、倍率を気にしても時間の無駄なんですね。

合格に向けてやるべきことをやっていきましょう!

関連記事【高卒】税務職員採用試験の難易度は?難しい理由と対策方法を徹底解説

【高卒】税務職員採用試験の倍率を一次・二次ごとに解説!

続いて、試験(一次、二次)ごとの倍率を確認しましょう。試験ごとの倍率を知ることで、どの試験にどれぐらいの時間を使って対策するのか判断できるからです。

たとえば、最終倍率は5倍でも試験ごとにみると、一次1.5倍、二次2.5倍みたいなことはよくあります。この場合、一次対策に時間をたくさん使うよりも、二次対策に全力を出す方が合格しやすいですよね。

効率よく時間を使うためにも、試験ごとの倍率を把握してみてください。

一次試験の倍率

年度受験者合格者倍率
北海道215902.4
東北5681833.1
関東216610742.0
東海北陸7263252.2
近畿4792561.9
中国3521841.9
四国204882.3
九州8833302.7
沖縄119522.3
年度受験者合格者倍率
北海道2761132.4
東北5112062.5
関東251410382.4
東海北陸6733741.8
近畿7264181.7
中国3632761.3
四国2221591.4
九州7742523.1
沖縄127781.6
年度受験者合格者倍率
北海道217862.5
東北4792072.3
関東187111321.7
東海北陸7903902.0
近畿8645031.7
中国6683811.8
四国3581232.9
九州8433482.4
沖縄193404.8

正直、一次試験の倍率はあまり参考にする必要はありません。

なぜなら、まったく勉強していない(とりあえず受けてみるかみたいな)人も含んだ数値だからです。

なので、しっかり傾向を把握して勉強すれば必要以上に恐れなくて大丈夫!問題を解けるか、解けないかの2択しかないので、勉強すればするほど合格に近づけますよ。

えもと
えもと

一次試験は「基礎能力試験」、「適性試験」、「作文試験」が実施されるよ!

※試験名をタップすると詳細を確認できます。

二次試験の倍率

年度受験者合格者倍率
北海道90491.8
東北1831211.5
関東10746321.7
東海北陸3251662.0
近畿2561561.6
中国184742.5
四国88491.8
九州3301841.8
沖縄52242.2
年度受験者合格者倍率
北海道113631.8
東北2061361.5
関東10386151.7
東海北陸3741931.9
近畿4182541.6
中国2761412.0
四国159921.7
九州2521391.8
沖縄78392.0
年度受験者合格者倍率
北海道77481.6
東北1901361.4
関東10156671.5
東海北陸3452001.7
近畿4293041.4
中国3131711.8
四国114701.6
九州2921931.5
沖縄35201.8

逆に、二次試験(面接)の倍率は気にしなくてはいけません。なぜなら、本気で目指している受験者どうしでの勝負になるからです。

要は二次試験の倍率が3倍なら、真剣に税務職員を目指して対策してきた人でも3人に1人しか合格できないってことです。

どれだけ筆記対策を頑張ったとしても、二次試験(面接)の結果が悪ければ簡単に落とされてしまうことは理解しておきましょう。

えもと
えもと

二次試験は「個人面接」が実施されるよ!

※試験名をタップすると詳細を確認できます。

【高卒】税務職員採用試験に落ちないための対策方法

ここまで解説したように、税務職員採用試験の倍率は決して低いとはいえないため、合格するためにはきちんと対策する必要があります。

まずは筆記対策から

税務職員の試験対策で一番時間がかかるのは筆記試験です。選考方針が人物重視だとしても、筆記で5割~6割の点数が取れなければ一次試験をパスできません。

関連記事【高卒】税務職員採用試験のボーダーは何割?地域別に合格点を徹底解説!

試験科目・範囲は膨大なので早め早めにスタートすることが大切です。一般的な学習期間は9カ月~1年程度。高校生なら2年生の冬休みを目途に始められるといいでしょう。一番まとまった時間を確保できる最大のチャンスです!

また、単純に試験範囲を最初から最後まで勉強しても意味がありません。

なぜなら、科目ごとに頻出分野があるからです。

そういった無駄な時間を使わないためには、実際の過去問で出題されている問題を確認するところから始めてみるとよいでしょう。詳しくは下記記事で解説しています。

関連記事【独学で受かる】税務職員採用試験の内容は?必要な勉強時間と出題傾向を解説

面接・作文もはやめに手をつける

筆記対策にある程度のメドがついたら、作文や面接の対策も早めにしましょう。筆記と違って上達するのにかなり時間がかかるからです。

面接や作文は第三者が評価する試験なので、どれだけ努力しても達成感があまりありません。それ故に自信を持てるまで何度でも練習する必要があるんですね。

自己PRや志望動機を考える、書いた作文を見せて添削を受けるなど、やれることはたくさんあるので早めに対策をはじめましょう。

えもと
えもと

面接や作文って答えがないんですよね…。なので、対策不足で落ちるって人が多いため注意が必要!

関連記事【税務職員採用試験の作文対策】文字数や過去問テーマを紹介!

関連記事税務職員の面接で聞かれた質問は?面接カードの内容や対策法5ステップ

倍率は参考程度にして合格に向けた準備をはじめよう

今回は、税務職員採用試験の倍率をまとめていました。

税務職員は他の自治体に比べると少し倍率は高くなりやすいです。とはいえ、本気で合格を目指して対策している人は想像よりもはるかに少ないため、数値ほど恐れる必要はありません。

結局のところ倍率2倍でも、10倍でも、合格するためにやることは同じです。

倍率を気にして一喜一憂するのでなく、一問で多く問題を解く、作文を書く、志望動機を考えるなどして合格の可能性を高めることに時間を使いましょう。

以上を参考に、税務職員の合格に向けた対策をはじめてください。

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