税務職員採用試験(高卒)の一次試験では、作文試験が実施されます。
本記事では、作文試験の過去問(テーマ)を5年分紹介します。過去問(テーマ)は作文対策に欠かせないデータです。
作文試験の傾向や対策方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
その他、税務職員採用試験(高卒)の情報は下記記事で紹介しています。

税務職員(高卒) 作文試験の概要
作文試験は、自分の考えや主張を論理的に説明する文章形式の試験です。
筆記試験では判断できない、論理的思考力や読解力、人間性などを総合的に測ることを目的としています。
概要は次のとおり。
試験時間 | 50分 |
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問題数 | 1題 |
文字数 | 600字 |
評価基準 | ・内容 ・表現 ・文字 |
採点は2名の試験官がA~Cの3段階で行います。その2人のうち両方または1人がC評価をつけた場合、3人目の試験官が再度チェックします。
ここでも、C評価がついてしまうと足切り(一発不合格)なので注意してください。
税務職員(高卒) 作文試験のテーマ
ここでは、税務職員(高卒)の作文テーマを5年分紹介します。
2022年(令和4年度)
我が国の社会生活において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大前と比較して大きく変わったと感じたことを具体的に挙げ、それについてあなたの思うことを述べなさい。
2021年(令和3年度)
物事を継続するために必要だと感じたことについて、具体的に述べなさい。
2020年(令和2年度)
これまでの自分自身の経験を踏まえて、「仕事をする」ということについて思うこと
2019年(令和元年度)
成人としての自覚ある言動について思うこと
2018年(平成30年度)
時間の使い方について思うこと
なお、2017年〜2005年までの過去問テーマは次の記事の特典としてプレゼントしています。基礎能力試験の出題範囲も理解できるので、ぜひ活用してください。

税務職員(高卒) 作文試験でよくある質問FAQ
最後に、税務職員(高卒)の作文試験でよくある質問に回答します。
Q1 何文字かけばいいですか?
結論、8割以上書きましょう。上限が600字なので450~500字程度です。
文字数は誰が見ても一発でわかる評価基準なので、極端に文字数が少ないと減点もしくは採点不可の判定を受けることになるんですよね。
知識や語彙が乏しいと多くの文字を書くのは難しいので、普段から語彙力も増やしておくといいでしょう。
Q2 いつから対策を始めればいいですか?
書けるまでに最低3ヶ月は必要です。
最低でも以下の知識を身につける必要があります。
- 課題の把握力(読解力)
- 文章構成力
- 表現力
- 語彙力
- 漢字(日本語)の知識
そしてこれらの力は短期間で身につくものではありません。
語彙力や漢字の知識くらいなら1ヶ月でも何とかなりますが、他の力を短期間で身につけるのは厳しいです。
作文の書き方を勉強する
↓
実際に書いてみる
↓
添削を受けて、弱点を知る
↓
何度か繰り返す(最低でも3回)
こういった順番で勉強することになるので、やはり最低でも3ヶ月は必要だと思って学習スケジュールを組んでみてください。
なお、作文の対策方法(書き方)は次の記事で紹介しています。

Q3 作文試験でオススメの参考書はありますか?
オススメの参考書は『よくわかる! 公務員試験(初級)のための論作文術』です。
模範解答をもとに良い例、悪い例を学べます。
模範解答をそのままコピーするのではなく、自分なりの表現方法やアイデアを加えることが重要です。
模範解答を参考にしながら、自分なりの論文を書けるように努めましょう。
Q4 作文で落ちる人の特徴は?
作文を書いたら書きっぱなしの人です。
作文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いんですよね…。
作文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。正解不正解がわからないまま対策を続けても成績は伸びないので、書いた答案は必ず添削してもらいましょう。
学生なら学校の先生、社会人なら予備校やオンライン添削サービスなど、方法はたくさんありますよ。
なお、オススメの添削サービスを以下の記事でまとめています。周りに頼れる人がない方は参考にしてみてください。

以上が作文試験でよくある質問です。
ぜひ、作文に苦手意識がある人ははやめに対策を行いましょう。
その他、税務職員(高卒)の内容はこちらの記事を参考にしてください。
