【高卒公務員】裁判所事務官の倍率は?【最新の実施結果】

高卒程度裁判所事務官の倍率

もっとも知りたいデータの一つ競争倍率。

なぜ、競争倍率はそんなに知りたい情報なのでしょうか。

それは、どのくらいの人が受験し、合格したのかを知ることで難易度をある程度測はかれるものが「競争倍率」だからです。

“倍率=難易度”とストレートには言えませんが、客観的な難しさを知るうえでは把握しておくべきデータなんですよね。

そこで本記事では、裁判所事務官採用試験(高卒)の倍率について、最新年度から過去の推移まで詳しくまとめています。

実施状況を把握して、合格に向けて準備を始めましょう。

*合格に向けて準備を始めたい方は『【高卒公務員】裁判所事務官の試験内容は?傾向と対策方法を解説』をご覧ください。試験の全体像を網羅したガイドブックです。

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【高卒】裁判所事務官採用試験の倍率(実施結果)

裁判所事務官は、公務員の中でも人気の高い職種の一つです。

他の公務員試験と日程がズレていることもあり、毎年多くの受験者がいます。

2023(令和5)年度の最終倍率は11.9倍でした。

これは、2019(令和元)年度の24.2倍と比べて低下しているものの、依然として高倍率となっています。

近年の倍率推移は次のとおり。

実施年受験人数合格人数倍率
20233,00325211.9
20223,50118419.0
20213,76915823.9
20203,74916223.1
20193,14013024.2

また、採用試験は全国を8つの管轄(地域)に分けて行われています。

そのため、管轄(地域)によって受験者数や合格者数(採用者数)、倍率も異なります

管轄(地域)ごとの倍率(実施結果)を以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

管轄勤務地
札幌北海道
仙台宮城県、福島県、山形県、岩手県、秋田県、青森県
東京東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、静岡県、山梨県、長野県、新潟県
名古屋愛知県、三重県、岐阜県、福井県、石川県、富山県
大阪大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県
広島広島県、山口県、岡山県、鳥取県、島根県
高松香川県、徳島県、高知県、愛媛県
福岡福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、鹿児島県、宮崎県、沖縄県
  • 採用時の勤務地は、希望する勤務地を管轄する高等裁判所の管轄区域内の裁判所の中から決定します。
  • 青文字をクリックすると該当地域にジャンプできます。

札幌

実施年受験人数合格人数倍率
2023148169.3
20222251218.8
20212531025.3
20203371033.7
20192461024.6

仙台

実施年受験人数合格人数倍率
20234132318.0
20224581924.1
20213931526.2
20203671820.4
2019230828.8

東京

実施年受験人数合格人数倍率
2023482667.3
20225875610.5
20216374514.2
20206054114.8
20195543217.3

名古屋

実施年受験人数合格人数倍率
20232221514.8
20222971816.5
20212421220.2
20203351522.3
20192821518.8

大阪

実施年受験人数合格人数倍率
20233512514.0
20223822515.3
20213811329.3
20204471140.6
20194141625.9

広島

実施年受験人数合格人数倍率
20231951810.8
20222861716.8
20212681419.1
20202361416.9
20192401024.0

高松

実施年受験人数合格人数倍率
20231401014.0
2022164627.3
20211731214.4
20201631213.6
2019122524.4

福岡

実施年受験人数合格人数倍率
20231,0527913.3
20221,1023135.5
20211,4223738.4
20201,2594130.7
20191,0523430.9

【高卒】裁判所事務官採用試験の倍率に関する質問FAQ

裁判所事務官採用試験(高卒)の倍率に関する、よくある相談・質問に回答します。

裁判所事務官(高卒)の倍率は高いですか?

高いです。

多くの公務員試験では5倍前後、高くても10倍程度です。しかし、裁判所事務官(高卒)の倍率は10倍超えは当たり前なので、比較的高いと言えます。

また、国家公務員試験(高卒)の難易度ランキングでは1位でした。

裁判所事務官(高卒)一次試験の倍率は?

平均4倍〜5倍です。

詳細は次のとおり。

地域受験人数合格人数倍率
札幌148423.5
仙台413874.7
東京4821742.8
名古屋222514.4
大阪351705.0
広島195583.4
高松140334.2
福岡10522144.9
合計30037294.1

一次試験の合格者は、基礎能力試験の点数で決定します。

基礎能力試験は科目・範囲ともに膨大なので、出題傾向を理解してから勉強を始めましょう。

裁判所事務官(高卒)二次試験の倍率は?

平均2.5倍です。

詳細は次のとおり。

地域受験人数合格人数倍率
札幌35162.2
仙台73233.2
東京126661.9
名古屋30152.0
大阪60252.4
広島46182.6
高松28102.8
福岡149791.9
合計5472522.2

二次試験(最終合格者)は、全試験の総合成績順に決定します。

資格試験のように筆記試験の点数を取れば合格できるものではなく、面接・作文などによる人間性が最重視されるため、努力がそのまま結果に結びつかない難しさがあります。

そこを理解・意識してバランスよく対策してください。

裁判所事務官(高卒)の女性だけの倍率は?

約10倍〜20倍です。

詳細は次のとおり。

地域受験人数合格人数倍率
札幌6296.9
仙台1871413.4
東京232356.6
名古屋118913.1
大阪141159.4
広島82810.3
高松67513.4
福岡4414011.0
合計13301359.9

以上、裁判所事務官採用試験(高卒)の倍率についてでした。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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