【2023年最新】航空管制官採用試験の倍率【一次〜三次別】

航空管制官採用試験の倍率推移

もっとも知りたいデータの一つ競争倍率。

なぜ、そんなに競争倍率は知りたい情報なのでしょうか?

それは、どのくらいの人が受験し、合格したのかを知ることで難易度をある程度はかれるものが「競争倍率」だからです。

“倍率=難易度”とストレートには言えませんが、客観的な難しさを知るうえでは把握しておくべきデータなんですよね。

そこで本記事では、航空管制官採用試験の倍率に関する以下の情報を紹介します。

この記事でわかること

  • 航空管制官の倍率(過去10年間の推移)
  • 航空管制官の倍率(一次〜三次試験)
  • 航空管制官の合格に向けた対策ポイント

「航空管制官の倍率はどれくらいなのか」「試験ごとの結果や対策方法も知りたい」という方はぜひ参考にしてください。

※航空管制官の試験内容は、「対策ガイド2024|航空管制官になるには?採用試験の内容と傾向」でまとめています。

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航空管制官採用試験の倍率(実施結果)

ここでは、航空管制官採用試験の令和5年度〜平成26年度までの倍率推移(実施結果)を紹介します。

実施年受験者数合格者数倍率
令和5年度418944.4
令和4年度428974.4
令和3年度4894211.6
令和2年度4234110.3
令和元年度5331055.1
平成30年度5891334.4
平成29年度5861384.2
平成28年度5881414.2
平成27年度5601025.5
平成26年度659976.8
えもと

続いて、試験ごとの倍率を紹介します!

航空管制官採用試験の倍率(一次〜三次試験)

ここでは、航空管制官採用試験の一次試験〜三次試験までの倍率を細かく紹介します。

一次試験の倍率

実施年受験者数合格者数倍率
令和5年度4181672.5
令和4年度4281632.6
令和3年度489875.6
令和2年度423884.8
令和元年度5332302.3

二次試験の倍率

実施年受験者数合格者数倍率
令和5年度1521031.5
令和4年度151961.6
令和3年度82501.6

三次試験の倍率

実施年受験者数合格者数倍率
令和5年度103941.1
令和4年度96851.1
令和3年度49421.2

航空管制官採用試験に合格するには

結論、一次試験の基礎能力試験と二次試験の人物試験を徹底的に攻略しましょう。

なぜなら、配点比率が高く、受験者間で差がハッキリでる試験だからです。

基礎能力試験を攻略する

航空管制官の基礎能力試験は、16科目から構成されており出題範囲が広範にわたる筆記試験です。

出題科目一覧(令和5年度)
分野科目
数的処理数的推理|判断推理|空間把握|資料解釈
文章理解現代文|英文
社会科学政治|経済|社会
人文科学日本史|世界史|地理|思想
自然科学物理|化学|生物

このように高校・大学入試の約3倍の科目数なので、対策には相当な時間が必要です。そのため、受験者にとっては大変な試験の一つと言えるでしょう。

やみくもに勉強を始めるのではなく、出題傾向を理解して効率よく勉強することがポイントです。

具体的な勉強方法などは、「【攻略】航空管制官の勉強法!基礎能力試験の試験科目と出題傾向」で解説しています。

人物試験を攻略する

あなたがこれまでに経験してきた入学試験(高校・大学入試)や資格試験では、単純な学力だけが問われ、知識を詰め込んでいれば合格が狙えました。

しかし、航空管制官採用試験に最終合格するには、人物試験(個人面接)でも好成績をとらなければ、筆記試験が満点でも不合格となるのです。

二次試験合格者の決定方法
第1次試験合格者のうち、外国語試験(聞き取り)及び外国語試験(面接)において基準点以上であり、かつ、人物試験においてA~Cの評価である者について、基礎能力試験、適性試験Ⅰ部、外国語試験(多肢選択式)、外国語試験(聞き取り)、外国語試験(面接)及び人物試験の標準点を合計した得点に基づいて第2次試験合格者を決定します。

2023年度航空管制官採用試験 合格者の決定方法

人物試験は、第三者(面接官)があなたと対面して客観的に評価する試験のため、筆記試験のように努力が点数に直結しない難しさがあります。

人物試験では、自分自身の強みや魅力を的確にアピールできるように面接練習を行い、自分自身を客観的に見つめ直すことが大切です。

航空管制官採用試験の倍率まとめ

今回は、航空管制官採用試験の倍率を紹介しました。

航空管制官になるには、一次試験の突破がとにかく重要です。

英語はできて当たり前なので、差がつくのは基礎能力試験です。はやめに傾向を把握して準備を始めましょう。

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