過去問を正しく使えば、試験の出題傾向を把握できます。逆にいえば、過去問の使い方次第で大きく差が出るということです。
本記事では、皇宮護衛官採用試験の過去問を紹介します。
過去問の使い方や目的も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
まずは過去問を見て、出題形式や内容、難易度の確認をしてみましょう。
※その他、皇宮護衛官の試験情報は、「対策ガイド2024|皇宮護衛官になるには?採用試験の内容と傾向」を参考にしてください。
皇宮護衛官採用試験の過去問
ここでは、皇宮護衛官採用試験の過去問をまとめています。
出題形式やレベルの把握などの参考にしてください。
- 基礎能力試験
- 課題論文試験
- 作文試験
- 人物試験
基礎能力試験
【攻略】皇宮護衛官採用試験の勉強法!基礎能力試験科目と出題傾向」で解説しています。ぜひ参考にしてください。
出題傾向や勉強方法は、「課題論文
大卒程度 | 皇居・御所などの皇室関連施設を警備し,皇室の安全を確保することは,皇宮警察に課せられた重要な責務である。しかしながら,皇室関連施設においても犯罪を行う者がおり,過去には赤坂御用地に侵入した者が逮捕されるという事件が発生している。現下の犯罪情勢を鑑み,どうすれば皇居等の警備を万全にできるか。皇宮護衛官として勤務するに当たり,あなたの考えを述べなさい |
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皇宮護衛官(大卒)の課題論文とは?傾向や過去のテーマを徹底解説」で詳しくまとめています。
傾向や対策方法は、「作文試験
高卒程度 | あなたの考える理想の職場 |
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皇宮護衛官(高卒)の作文試験とは?傾向や過去のテーマを徹底解説」で詳しくまとめています。
傾向や対策方法は、「口述試験(面接)
- 緊張していますか。
⇒緊張したときはどうやって回復しますか。 - 志望動機を簡単に教えてください。
⇒いつから皇宮護衛官を目指していましたか。 - 皇宮護衛官の職務内容を教えてください。
⇒首相官邸と皇室では警備が違いますが知っていますか。
⇒皇宮護衛官と警察官の違いは何ですか。 - アルバイトは何かしていますか。
⇒大変だったことは何ですか。
⇒どうやって改善しましたか。
⇒その経験は皇宮護衛官としてどのように活かせそうですか。 - 趣味はありますか。
⇒いつから始めていますか。
⇒趣味の魅力は何ですか。 - 併願状況を教えてください。
⇒その中で順位をつけてください。
⇒第1志望はその順番で合っていますか。
⇒なぜ皇宮護衛官が第1志望なのか教えてください。 - ストレスはためやすいですか。
⇒どうやってストレス発散をしていますか。
⇒ストレスが溜まるとどうなりますか。 - 体力に自信はありますか。
⇒その根拠はなんですか。
⇒皇宮護衛官は体力や精神力が求められますが大丈夫ですか。 - 最後に言いたいことはありますか。
皇宮護衛官の面接対策!過去の質問や落ちる人の特徴を解説」で解説しています。
この他にも聞かれた質問や面接試験の傾向を「過去問の使い方と役割
『過去問は腕試しとして最後に使う』と思っていませんか?
確かにそういう目的もありますが、勉強の総仕上げとして過去問をどれだけ解いても意味がないんですよね。
ここでは、過去問の使用目的と役割を解説します。
現在の学力を把握する
現在の学力を知ることで、どのくらい頑張れば合格できるのか把握できます。
たとえば、過去問を解いてみると、点数によって以下のような戦略が考えられるでしょう。
- 5割以下:基礎がないので中学受験レベルから勉強しなおす
- 7割以下:公務員試験の問題集を使って知識を覚える
- 7割以上:作文や面接対策に注視する
こうして、過去問を使って自分の現在の学力を把握し、不足している部分を補強することが合格への近道となります。
出題傾向(範囲)の理解
出題傾向とは、「どの科目・分野から勉強するか?」というデータのことで、過去問を使って出題傾向を理解することができます。
たとえば、過去問を数年分解いてみて、出題数について以下の傾向がわかったとします。
- 数的推理:5問
- 判断推理:4問
- 政治:1問
- 日本史:1問
この場合、日本史から勉強するよりも、数的推理から勉強する方が効率的であることが分かります。
多くの人が、過去問を使うことは分かっていても、目的や使い方を理解せずに勉強を進めているので注意。無駄な時間を避けるためにも、出題傾向を理解し、効率的な勉強法を見つけることが重要です。
全科目に手をつけるのではなく、出題傾向を把握して必要な分野から着実に勉強していきましょう。
まとめ:過去問分析をして効率よく勉強しよう!
過去問は勉強するものではなく、出題傾向を理解するためのツールです。どれだけ繰り返し勉強しても意味はありません。
過去問はあくまで「過去」問であって、同じ問題は出ないんですよね(類似問題はでることもあるけど・・・。)
過去問を何度も繰り返すのではなく、出題傾向を理解し、その出題範囲を参考書や問題集で覚えていくのが勉強です。
過去問に限らず、目的を決めてテキストを使うのはとても大事なポイントです。何となく使って時間や労力を消費しないようにしてください。