皇宮護衛官のボーダーラインは何割?合格点を取るポイントも解説

悩んでいる人

皇宮護衛官のボーダーライン(合格点)は何割くらいなの?

このような悩みを解決します!

結論からいうと、皇宮護衛官の合格ボーダーラインは6割程度です。

”6割”ではなく、”6割程度”としているのは、選考は競争試験(合格できる人数が決まっている)なので、ボーダーラインは変動するんですよね。

つまり、4割で合格できる年度もあれば、6割でギリギリってこともあるから”6割程度”なんです。

とはいえ、何点取れれば合格できるのか知りたいと思うので、本記事では、過去3年分の合格ボーダーラインを大卒程度と高卒程度にわけて紹介します。

合格点を取るためのポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

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皇宮護衛官 合格者の決定方法

皇宮護衛官採用試験の種目には、得点を算出する試験種目と合否の判定のみを行う試験種目があります。

■得点を算出する試験種目

  • 大卒程度試験:基礎能力試験と課題論文
  • 高卒程度試験:基礎能力試験

■合否の判定のみを行う試験種目

  • 作文試験(高卒試験)
  • 人物試験
  • 身体検査
  • 身体測定
  • 体力検査

合格者は、以下のとおり決定されます。

一次合格者の決定

基礎能力試験及び課題論文試験において基準点以上である者について、両試験種目の標準点を合計した得点に基づいて第1次試験合格者を決定します。

■標準点の計算方法

以下の式をもとに算出します。

標準点の計算(皇宮護衛官)

たとえば、2022年度のデータを使って計算してみると…

基礎能力試験
  • 素点:20点(20/40問)
  • 平均点:17.905
  • 標準偏差:5.187
  • 配点比率:3/5

この受験者の標準点は「336.4」となります。

■基礎能力試験の計算式

$$10\times\frac{3}{5}\times(15\times\frac{20-17.905}{5.187}+50)=336.4$$

えもと

ちなみに合格点は607点だったので、課題論文で10点(12点中)取れていれば合格できています。

最終合格者の決定

  1. 身体・体力検査に合格
  2. (高卒)作文試験に合格
  3. 人物試験においてA~C評価

1~3を満たした者について、一次試験を含む合計点に基づいて最終合格者を決定します。

皇宮護衛官 ボーダーライン

皇宮護衛官採用試験のボーダーライン(合格点)を大卒程度と高卒程度にわけて紹介します。

合格者の決定方法はこちら。

大卒程度

ここでは、皇宮護衛官(大卒程度)のボーラーライン(合格点)をまとめています。

詳細は以下のとおり。

令和4年度(2022年)

合格点:607点

基礎能力試験
満点40
基準点12
平均点17.905
標準偏差5.187
課題論文
満点12
基準点6
平均点7.317
標準偏差2.067

得点表一覧(PDF)

令和3年度(2021年)

合格点:543点

基礎能力試験
満点40
基準点12
平均点20.148
標準偏差5.238
課題論文
満点12
基準点6
平均点7.588
標準偏差1.791

得点表一覧(PDF)

令和2年度(2020年)

合格点:541点

基礎能力試験
満点40
基準点12
平均点18.604
標準偏差5.782
課題論文
満点12
基準点6
平均点7.542
標準偏差1.211

得点表一覧(PDF)

高卒程度

ここでは、皇宮護衛官(高卒程度)のボーラーライン(合格点)をまとめています。

詳細は以下のとおり。

令和4年度(2022年)

合格点22点
満点40点
基準点12点
平均点19.440点
標準偏差4.985

令和3年度(2021年)

合格点16点
満点40点
基準点12点
平均点18.005点
標準偏差5.567

令和2年度(2020年)

合格点21点
満点40点
基準点12点
平均点20.492点
標準偏差5.468

皇宮護衛官 ボーダーラインを超えるポイント

皇宮護衛官採用試験のボーダーラインはそこまで高くないので、傾向を把握して効率的に勉強することが大切です。

効率よく勉強するには、次の2つを意識することがポイント。

主要科目から勉強する

皇宮護衛官の主要科目は次の3つ。

  1. 数的推理
  2. 判断推理
  3. 社会科学

これらの科目は、必須解答であるうえに、問題数も多いため得点できないと合格点に達することは難しくなります

逆にいえば主要科目で点数が取れると勉強の負担を減らせるので、優先して勉強しましょう。

具体的な勉強方法はこちらで解説しています。

出題範囲を理解する

どの科目も全範囲から出題されてません。なので、最初から最後まで通して勉強するのは効率が悪いです。

たとえば、日本史で江戸時代から明治時代までしか出ていないのに、平安時代や鎌倉時代も勉強するのは時間の無駄だと思いませんか?

出題範囲を理解せずに勉強している人は、このような時間や労力の無駄遣いをして勉強する傾向が強いので注意が必要。

ただでさえ対策することが多い試験なので、出題傾向を理解して効率よく勉強することがポイントです。

なお、過去10年間の出題範囲をまとめたデータをこちらで公開しています。ぜひ活用して効率よく勉強を進めてください。

大卒程度

まとめ|皇宮護衛官のボーダーラインは6割!

本記事は、皇宮護衛官(大卒・高卒)のボーダーラインをまとめていました。

ボーダーラインは採用者数や問題レベルによって変動するため、一概に「何割で合格できる」とは断言できませんが、6割程度あれば十分に合格することができています。

ボーダーラインを超えるポイントは次の2点。

ご存知のとおり、基礎能力試験は科目も範囲も膨大なので真面目に全科目を勉強していても時間が足りません。

最初から最後まで勉強しなくても、出る科目・出ない分野にはパターンがあります。まずは、その傾向を押さえてから効率よく勉強していきましょう!

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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