- 面接カードってなに…。
- 面接カードの内容は?いつ書くの…。
- 面接カードはどうやって作ればいいの…。
こんな疑問を解決します。
結論からいえば、警視庁の面接カードは二次試験日に試験会場で書いて提出します。
そのため、事前に内容を理解して、面接カードに書くことを考えておかないといけません。
そこで本記事では、警視庁警察官採用試験の面接カードの内容や書くときのポイントを解説します。
提出する面接カードに基づいて過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負など幅広く質問されるので、きちんと作成しましょう。
なお、面接試験の傾向や過去問は以下の記事でまとめています。併せて確認してください。

【警視庁採用一類・三類】面接カードとは?
面接カードとは、面接試験で使用される資料のことです。
氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなど、面接官が「受験者はどんな人物なのか?」を見極めるための役割があります。
実際の試験では、提出する面接カードに基づいて過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負など幅広く聞かれているので、わかりやすくアピールできる内容を作成しなくてはいけません。
二次試験日に作成・提出
警視庁の面接カードは、二次試験当日に試験会場で作成し、そのまま提出します。
記入時間は30分しかないため、あらかじめ書く内容を考えておく必要があります。
内容は自己PRや志望動機、違反歴など
面接カードの内容は、「面接でPRしたいこと」を中心に、職歴や過去の受験状況、併願、体調面などを記入します。
なかでも職歴や病歴などは期間を含めて明記する必要があるため、正確な年月を確認しておくことが重要です。
面接カードの内容は以下のとおり。
- 事故・違反・停学等の処分歴
- 学歴・表彰歴の有無と内容
- 職歴・アルバイト経験
- 資格
- 自動車運転免許の有無
- 高校・大学でのスポーツ歴
- ボランティア活動の有無
- 長所、自己PR
- ゼミ・研究室の活動内容
- 過去の受験歴
- 趣味・特技
- 希望する部署とその理由
- 読書の有無と読書量、その理由
- SNSの使用状況(アカウント名記入)
- 家族構成
出典:2022年度警視庁警察官Ⅰ類受験者報告より作成

記入する際は資料などを持ち込むことはできないようなので、あらかじめ書けるように練習しておきましょう。
【警視庁採用一類・三類】面接カードの書き方5ステップ
面接カードを作成するときのポイントと書き方を5ステップで紹介します。
①自己分析
まずは、自分自身はどんな人間なのか、なぜ警視庁を志望するのか、といった自己分析をしましょう。
面接では、自己PRと志望動機を中心に問われるため、自己分析がきちんとできていないと面接官を納得させられないからです。
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これまでの人生で自己PRできるようなことをしてきてないよ…。
このように悩んでいる方もいるかもしれませんが、必ず、自分を見つめなおせば、「好きなこと」「熱中したこと」「やりたいこと」が見えてきます。
面接カードに書く内容は、自分が経験したことや考えていることを正直に書くものです。
しかし、0から1をつくってはいけませんが、1を100にふくらますことは許されます。
これはあくまで例ですが、とにかく警察官に向いている、素質がある人材だということをアピールしなきゃいけないので、自分の好きなこと・やりたいことに関する話1を100に盛って、警察官として活かせる能力を得られたというアピールを考えてみましょう。



僕自身、大学サークルは2年間しかやっていませんでしたが、4年間全うしたことにしましたよ…(苦笑)
②結論から書く
これ、とても重要です。
面接カードだけでなく、論作文でも、面接試験でも、これからの社会人生活でも…「結論」と「根拠」を分かりやすく明確に伝えるようにしましょう。
もっとも大切なのは『結論』なので、それが面接官に伝わらないとまったく意味がないですよね。また、その根拠をシンプルに説明できないと納得してもらえません。



回りくどい説明や、結論がどこに書いてあるか分からない面接カードは、ただただ迷惑でしかない!
だから結論を先に書く!
その根拠(の要約)も最初に説明しておく!
この2点を厳守するだけで、あなたの自己PRや志望動機は格段にレベルアップしますよ。
③抽象的な表現を多用しない
少しでも面接官に伝わる自己PRや志望動機を書きたいのであれば、抽象的な表現を使わずに文章を書きましょう。
たとえば「社交性」とか「協調性」などです。そもそも社交性、協調性とは?ってなりますし、だいたい使い方を間違っているケースがほとんとです。
抽象的な表現を使うときは、かならず簡単な〝例″を添えるなどしてわかりやすくするように心がけてください。



読みにくい文章の人って、やたら抽象的な表現を使いたがるんですよね…。
なので、文章を書くときには「小学生程度の子どもでもわかるように書く」ことを意識してみるといいでしょう。
小難しい文章を書くよりも、シンプルでわかりやすい文章のほうが面接官からしても評価は高いのです。
④一文を長くしない
自己PRや志望動機がわかりにくい人は、一文が長い(無駄な表現が多い)です。
たとえば、次の文章を見比べてみると…
私が警視庁を志望した理由は、東京都民の安全を守りたいと思ったことや昔から警察官に憧れていたこと、そしてこれまでの人生経験を存分に活かせると思ったからです。
私が警視庁を志望した理由は、東京都民の安全を守りたいと思ったからです。また、昔から警察官に憧れがあり、これまでの人生経験を存分に活かせると思ったからです。
内容は同じですが、文章Bの方が読みやすいですよね。
一文が長くなると途端に読みにくくなりますし、主述の関係もわかりにくく理解が難しくなります。また、ギッシリと一文を詰め込みすぎるのも読みにくくなる原因なので、余白を上手く使ってみてください。



接続詞「~ので」、「~だが」を使いすぎると長くなりやすいので注意!
⑤装飾をうまく活用する
基本的に面接官は短時間でササっと内容を確認しますし、1日に何十人もの面接カードに目を通すのでたくさんの文章なんて読みたくない!と思っていることを前提に書く必要があります。
実際、面接官はあなたが思っているほどには内容を読みこんでくれません。
だいたいの場合は冒頭や結末、強調箇所だけをひろって流し読みするだけです。これは実際に面接官役をやってみるとわかりますが、短時間で一言一句を読むことはできませんし、頭に入ってきません。
となれば、少しでも伝わるように書き方を工夫する必要がありますよね。
さっき説明したように結論を先に書いたり、抽象的な表現を避けたり、一文を短くしたり…という工夫もそのためです。
そのほかにも重要な部分を太字にしたり、『』【】で目立たせたり…という文字修飾も、面接官に少しでも内容を伝えるようにするために大切なのですね。



とはいえ、やりすぎは厳禁です!ゴチャゴチャしてよけいに読みにくくなるので…。
以上が、警視庁警察官採用試験の面接カードの書き方です。
まとめ|面接カードを上手に書いてライバルに差をつけよう!
今回は、警視庁警察官採用試験の面接カードについて解説しました。
面接カードは面接をコントロールする重要な資料です。そのため時間をたくさん使って内容を練っていきましょう。
面接カードを作成するときのポイントと書き方は以下の5点です。
繰り返しになりますが、面接官はあなたが期待するほどには面接カードを読んでくれません。だからこそ、少しでも長く文章を読んでもらえるように、わかりやすく内容が伝わるように工夫する必要があるのです。
面接対策は筆記試験よりもやることが多く、上達するまでかなり時間が必要です。
できるだけ早めに手をつけて攻略していきましょう!
今回ご紹介させていただいたのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。



