
警視庁警察官の一次試験に国語試験ってのがあるけどどんな試験なの?過去問や対策方法が知りたいです。
この疑問に回答します。
本記事では、「警視庁警察官1類・3類採用試験の国語試験」に関する情報を発信していきます。
- 警視庁警察官採用試験の国語試験とは
- 警視庁警察官採用試験の国語試験の過去問
- 警視庁警察官採用試験の国語試験の勉強方法
国語試験とは、簡単にいうと漢字テストです。
なので、常識のある人は勉強しなくても点数が取れますよ!しかも1問1点で採点されるので、満点が取れるとかなり有利です!
さっそく、傾向をまとめていくので参考にしてみてくださいね。
関連記事:警視庁警察官採用試験の難易度は?合格に必要な2つの条件と対策方法
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【警視庁警察官採用】国語試験とは?傾向を解説!
国語試験とは、警察官として、社会人として知っておくべき「漢字」を問う筆記試験です。
試験では、漢字の「読み」と「書き」について30問ずつ出題されます。
試験時間は20分しかないため時間配分に注意しましょう。

1分間に3問のペースで解かないと時間が足りません。
配点は1問1点として計算されるので、できるだけ満点を狙って勉強することが重要です。
国語試験のレベル
- Ⅰ類(大卒):漢字検定2級
- Ⅲ類(高卒):漢字検定準2級
試験レベルは高校卒業までに習う漢字です。
読める漢字よりも、書ける漢字が難しいと思いますので、楷書で書けるようにしておきましょう。
足切りに注意
3割以下(18/60問)を取ってしまうと不合格。
足切りとは、基準点のことで、他の試験が満点でも基準点に達していないと落ちてしまいます。
なので、漢字といって甘く見ているとヤバいですよ。
【警視庁警察官採用】国語試験の過去問
ここでは警視庁警察官採用試験の国語試験で出題された問題をまとめています。
試験レベルや内容の把握をしてみましょう!
2019年(令和元年度)
1 次の( )内の漢字の読みをひらがなで書きなさい。
- 仮説と実験結果が(合致)する
- 語の(出自)を明らかにする
- (泥酔)して前後不覚になる
- 雑魚の(魚交)じり
- 全国(行脚)の旅に出る
2 次の( )内のひらがなを漢字で書きなさい。
- (とうざ)に間に合わない
- 鉄棒で(けんすい)をする
- 大雨で道路が(かんすい)する
- 時間に(そくばく)される
- (びどう)だにしない
(第1回より抜粋)
1 次の( )内の漢字の読みをひらがなで書きなさい。
- 試験に(及第)する
- (懇切)丁寧に教える
- ケーブルの(埋設)工事
- 祖父は(謹厳)な学者だった
- (率直)な意見
2 次の( )内のひらがなを漢字で
- 景気が(ていたい)する
- (しゃおん)会を開く
- (じゅんぱく)のドレス
- 全体を(ほうかつ)して述べる
- (そぼう)なふるまい
(第3回より抜粋)
2020年(令和2年度)
1 次の( )内の漢字の読みをひらがなで書きなさい。
- (脳裏)にうかぶ
- (明瞭)に記載する
- (思索)にふける
- 将来を(危惧)する
- 計画に(蹉跌)をきたす
2 次の( )内のひらがなを漢字で書きなさい。
- 高い(だいしょう)を払う
- (さんせい)多数で可決される
- (せいじゃく)に包まれた境内
- 両者には(うんでい)の差がある
- (へいい)な言葉で書く
(第2回より抜粋)
1 次の( )内の漢字の読みをひらがなで書きなさい。
- 道を(舗装)する
- (焦燥)感にかられる
- (大袈裟)に驚く
- (横柄)な口をきく
- 国境を(封鎖)する
2 次の( )内のひらがなを漢字で
- 旅行の(にってい)を立てる
- 沈思(もっこう)
- (がくぶち)に賞状を入れる
- 航空機の(とうじょう)券
- (そや)な言動
(第2回より抜粋)
2021年(令和3年度)
1 次の( )内の漢字の読みをひらがなで書きなさい。
- (怜悧)な頭脳
- 即答を(躊躇)う
- 街中を(闊歩)する
- (抒情)的な音楽
- 相手の心中を(忖度)する
2 次の( )内のひらがなを漢字で書きなさい。
- (かんにん)袋の緒が切れる
- 今朝は(めっぽう)寒い
- 旅の(みやげ)を買う
- (じょうぶ)な体
- 母校にピアノを(きぞう)する
(第1回より抜粋)
1 次の( )内の漢字の読みをひらがなで書きなさい。
- 復興に(尽力)する
- それだけあれば(充分)だ
- 子供の(機嫌)を取る
- 母の(面影)
- (目論見)が外れる
2 次の( )内のひらがなを漢字で
- 脱税を(てきはつ)する
- (ぐうぜん)が重なる
- 忠告を(すなお)に聞く
- (ひろう)が蓄積する
- かなを漢字に(へんかん)する
(第2回より抜粋)
国語試験の過去問からはほとんど出ない?
すごく大切なことを言うと、過去に出題された漢字は・・・ほとんど出ません!
過去10年間の重複出題率のデータがこちら。
- 読み:4%
- 書き:5%
こんだけしか、重複していないことがわかりました。
逆にいうと、このリストに載っている漢字はサクッとやって、他の漢字を勉強したほうが効果的ってことです。
なお、過去10年間に出題された漢字リストを下記記事で公開しています。併せて確認してください。
関連記事:【警視庁警察官】国語(漢字)試験の過去問からわかる衝撃の事実とは
【警視庁警察官採用】国語試験の勉強法
国語試験の勉強法は以下のとおり。
- 参考書を準備
- 現実を知る
- ノートに書きまくる
テキストを準備
まずは参考書を準備しましょう。
Ⅰ類(大卒)は漢字検定2級の参考書、Ⅲ類(高卒)は漢字検定準2級の参考書が適当です。
現実を知る
続いて、実際に問題を解いてみましょう!
どれくらいわかるのかを知る必要があるからです。
すでに読める、書ける漢字は勉強する必要がないので、とりあえず解いてください。
そして、確実に解けた問題は問題集から消してください。
最終的にテキストの漢字をすべて解ければ漢字テストは満点です。
一つでも多く漢字を消せるように頑張りましょう!
書きまくる
解けなかった漢字をノートにひたすら書いて練習しましょう!
注意点はきれいな字で正確に書けるようにすること。
せっかく漢字が分かっていても、くずし字や乱雑な字は採点の対象とならないからです。
勉強の段階から楷書で書くようにしてください。
小学生が使う「漢字ノート」が超優秀レベルで使えるのでおススメです!過去問を下記記事で一覧にしています。
関連記事:【警視庁警察官】国語(漢字)試験の過去問からわかる衝撃の事実とは
【警視庁警察官採用】国語試験の注意点
最後に国語試験でよくある間違いや注意点を紹介します。
- 丁寧に書く
- 問題文を読む
丁寧に書く
文字は、丁寧に書きましょう!
- くずし字
- 乱雑な字
これらは採点されないからです。
楷書で丁寧に記入するようにしましょうね。
楷書とは
漢字の書体の一つ。くずさない書き方で、標準的なものとされる。
例)
普段から書く習慣がない人は「行書」や「草書」みたいに崩して書きがち。
勉強するときから、楷書で書くようにしておきましょう。
しっかり、問題を読みましょう。
- 読み仮名
- 送り仮名
しっかり、読んでおかないと凡ミスをしますよ。
例)心が(ハズン)でいる。
✕ 弾んで
〇 弾ん
不必要な文字が入っていると不正解になります。
せっかく分かっていても、点数がとれないので、正確に問題を読み取りましょう!

せっかく書けていても、字が汚い(丁寧じゃない)だけで減点されたら損ですよね。普段からしっかり書いて練習してください!
【警視庁警察官採用】国語試験は努力が報われる試験!
本記事では、警視庁警察官採用試験の国語試験(漢字試験)をまとめていました。
国語試験は、教養試験や論作文と違い、やれば確実に点数が取れる試験です。
教養試験の物理や化学を頑張るよりも、国語試験で満点を取ったほうが総合点は高くなりますよ!
いきなり多くの漢字を勉強することは難しいので、1日に数問をコンスタントにやっていきましょう。
また、漢字検定の勉強をすることにもなるので、資格を取るのもありですね。