本記事では、税務職員採用試験の過去問と使い方や目的を解説します。
過去問を正しく使えば、試験の出題傾向を把握できます。逆にいえば、過去問の使い方次第で大きく差が出るということです。
まずは過去問を見て、出題形式や内容、難易度の確認をしてみましょう。
その他、税務職員採用試験の情報は次の記事で紹介しています。

税務職員採用試験の過去問
ここでは、最新(2022年度)税務職員採用試験の過去問を科目ごとにまとめています。
出題形式や内容を確認をしてみましょう。
基礎能力試験
出題形式やレベル確認の参考にしてください。
なお、他年度の問題や出題範囲を下記記事でまとめているので、あわせて参考にしてください。

作文試験
我が国の社会生活において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大前と比較して大きく変わったと感じたことを具体的に挙げ、それについてあなたの思うことを述べなさい。
過去のテーマや傾向は次の記事でまとめているので、参考にしてください。

面接試験
- 志望動機を言ってください。
- 希望する部署はありますか。
- 税務職員の説明会には参加しましたか。
- 30秒で自己PRしてください。
- あなた自身を1分間で表現してみてください。
- どのようなタイプの友人が多いですか。
- 税務職員になることを学校の先生はなんと言っていますか。
- 大学へ進学しようと思いませんでしたか。
その他の質問や面接の傾向は次の記事を参考にしてください。

税務職員採用試験 過去問の使い方と役割
『過去問は腕試しとして最後に使う』と思っていませんか?
確かにそういう目的もありますが、勉強の総仕上げとして過去問をどれだけ解いても意味がないんですよね。
ここでは、過去問の使用目的と役割を解説します。
現在の学力を把握する
現在の学力を知ることで、どのくらい頑張れば合格できるのか把握できます。
たとえば、過去問を解いてみると、点数によって以下のような戦略が考えられるでしょう。
- 5割以下:基礎がないので中学受験レベルから勉強しなおす
- 7割以下:公務員試験の問題集を使って知識を覚える
- 7割以上:作文や面接対策に注視する
こうして、過去問を使って自分の現在の学力を把握し、不足している部分を補強することが合格への近道となります。
出題傾向(範囲)の理解
出題傾向とは、「どの科目・分野から勉強するか?」というデータのことで、過去問を使って出題傾向を理解することができます。
たとえば、過去問を数年分解いてみて、出題数について以下の傾向がわかったとします。
- 数的推理:5問
- 判断推理:4問
- 政治:1問
- 日本史:1問
この場合、日本史から勉強するよりも、数的推理から勉強する方が効率的であることが分かります。
多くの人が、過去問を使うことは分かっていても、目的や使い方を理解せずに勉強を進めているので注意。無駄な時間を避けるためにも、出題傾向を理解し、効率的な勉強法を見つけることが重要です。
全科目に手をつけるのではなく、出題傾向を把握して必要な分野から着実に勉強していきましょう。
詳しい出題傾向や勉強方法は次の記事を参考にしてください。

まとめ:税務職員採用試験の過去問を制して効率よく勉強しよう!
過去問は勉強するものではなく、出題傾向を理解するためのツールです。どれだけ繰り返し勉強しても意味はありません。
過去問はあくまで「過去」問であって、同じ問題は出ないんですよね(類似問題はでることもあるけど・・・。)過去問を何度も繰り返すのではなく、出題傾向を理解し、その出題範囲を参考書や問題集で覚えていくのが勉強です。
過去問に限らず、目的を決めてテキストを使うのはとても大事なポイントです。何となく使って時間や労力を消費しないようにしてください。
その他、税務職員の内容はこちらで解説しています。参考にして対策を始めましょう。
