財務専門官のボーダーラインは何割?合格点を取るポイントも解説

財務専門官のボーダーライン
悩んでいる人

財務専門官採用試験のボーダーラインは何割くらいなの?合格ラインを超えるポイントが知りたいです。

このような悩みを解決します!

結論からいうと、財務専門官採用試験のボーダーラインは6割が目安です。

“目安”としているのは、選考は競争試験(合格できる人数が決まっている)なので、5割で合格できる年度もあれば、6割でギリギリってこともあるからです。

本記事では、過去のボーダーラインや点数表をまとめているので、ぜひ参考にしてください。

※その他、財務専門官の試験情報は「対策ガイド2024|財務専門官採用試験の内容と傾向を徹底解説」でまとめています。

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財務専門官 合格者の決定方法

財務専門官採用試験の合格者は、各試験種目の成績を総合して決定されます。

まずは、合格者の決定方法や点数の算出方法などを紹介します。

点数は標準点を用いる

素点(正解数)ではなく、試験種目ごとに平均点、標準偏差を用いて算出した「標準点」を使って順位を決定します。

標準点の算出方法

財務専門官の標準点

たとえば、次のデータを使って基礎能力試験の標準点を算出すると「94.5点」となります。

  • 素点:24点(24/40問)
  • 平均点:26.715
  • 標準偏差:5.440
  • 配点比率:2/9

$$10\times\frac{2}{9}\times(15\times\frac{24-26.715}{5.440}+50)=94.5$$

各試験の配点比率

標準点を算出するときは、以下の配点比率を使います。

財務専門官の配点

標準点の合計は概ね0~1000点の範囲の点数になります。また、全ての試験種目で平均的な成績であれば、標準点の合計はおよそ500点になります。

一次合格者の決定方法

上記2つの試験で基準点以上である者について、これらの試験種目の標準点を合計した得点に基づいて合格者を決定します。

4.第1次試験合格者の決定

第1次試験の受験者のうち、基礎能力試験及び専門試験(多肢選択式)において基準点以上である者について、両試験種目の標準点を合計した得点に基づいて第1次試験合格者を決定します。

2023年度財務専門官採用試験 合格者の決定方法

財務専門官 ボーダーライン(合格最低点)

財務専門官採用試験のボーダーライン(合格最低点)をまとめています。

素点を標準点に算出した一覧表も作成しているので、ぜひ参考にしてください。

令和5年度(2023年実施)

種目基礎能力専門試験
合格最低点258点
満点40点40点
基準点12点12点
平均点23.34824.317
標準偏差5.1447.093
2023年度財務専門官採用試験 合格点及び平均点等一覧より
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令和5年度財務標準点

令和4年度(2022年実施)

種目基礎能力専門試験
合格最低点223点
満点40点40点
基準点12点12点
平均点22.98823.549
標準偏差5.1956.915
2022年度財務専門官採用試験 合格点及び平均点等一覧より
標準点一覧を表示する(タップして拡大)
令和4年度財務標準点

令和3年度(2021年実施)

種目基礎能力専門試験
合格最低点250点
満点40点40点
基準点12点12点
平均点26.71524.825
標準偏差5.4407.313
2021年度財務専門官採用試験 合格点及び平均点等一覧より
標準点一覧を表示する(タップして拡大)
令和3年度財務標準点

財務専門官 ボーダーラインを超えるために

結論、基礎能力試験を攻略することです。

配点比率で考えれば、専門試験で高得点を取らなければいけません。しかし、専門試験を得意とする人は多く、対策をしっかり行ってくるため、あまり差がつきません。

一方で基礎能力試験は範囲も膨大ですし、まったく学習したことのない科目がいくつもあるため、できる人とできない人の差がハッキリでます。

したがって、財務専門官採用試験に合格したいなら、基礎能力試験をどれだけ攻略できるかが重要になってくるのです。

基礎能力試験の出題傾向や勉強方法は、「【攻略】財務専門官の勉強法!基礎能力試験の科目と出題傾向」で詳しく解説しています。

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