【高卒】税務職員採用試験のボーダーは何割?地域別に合格点を徹底解説!

税務職員のボーダーライン (1)
悩んでいる人

税務職員採用試験のボーダーラインは何割くらい必要なの?点数表とかあったら知りたいです。

このような悩みを解決します!

筆記試験で満足のいく点数を取るのは、想像以上に難しいものです。

毎年たくさんの人が公務員を目指して採用試験に挑戦しますが、そのほとんどが科目や範囲の量に圧倒されてドロップアウトしていきます。

それどころか、大半の人は3カ月も続きません。

でも一方で、短期間でボーダーラインを突破していく人も存在します。

その違いってなんなのでしょうね?

そんな今回は、税務職員採用試験(高卒)の合格ライン合格点を取るためのポイントを解説したいと思います。

タップできる目次

【高卒】税務職員 ボーダーラインの計算方法

税務職員採用試験の点数は、各試験の素点(正解数)ではなく、平均点や標準偏差を用いて算出する「標準点」として判断されます。

計算式は以下のとおり。

税務職員のボーダーライン
出典元:2022年度合格者の決定方法

たとえば、以下のデータを使って計算してみると…

基礎能力試験
  • 素点:22点(22/40問)
  • 平均点:19.809
  • 標準偏差:4.853
  • 配点比率:2/4
適性試験
  • 素点:76点(76/120問)
  • 平均点:64.311
  • 標準偏差:21.612
  • 配点比率:1/4

この受験者の標準点は「429.2」となります。

【基礎能力試験の計算式】

$$10\times\frac{2}{4}\times(15\times\frac{22-19.809}{4.853}+50)=283.9$$

【適性試験の計算式】

$$10\times\frac{1}{4}\times(15\times\frac{76-64.311}{21.612}+50)=145.3$$

えもと

ちなみに関東甲信越の最低点は363点だったので、この点数を取っていれば合格したことになります。

【高卒】税務職員 ボーダーラインを地域別に紹介

ここでは、税務職員採用試験(高卒)のボーダーラインを年度別・地域別に紹介します。

得点一覧表も作成しているので参考にしてください。

えもと

得点表を見れば、標準点が何点になるのか一発でわかりますよ!

2020年度(令和2年度)

地域一次試験最終合格
北海道376554
東北397526
関東甲信越406552
東海北陸340463
近畿327472
中国245435
四国240390
九州429568
沖縄

参考データ

年度基礎能力試験適性試験
満点40120
基準点1236
平均点20.24145.540
標準偏差5.30714.049

税務職員採用試験 得点表はこちら

2021年度(令和3年度)

地域一次試験最終結果
北海道399559
東北400542
関東甲信越363531
東海北陸361475
近畿347488
中国338492
四国378550
九州410553
沖縄528644

参考データ

項目基礎能力試験適性試験
満点40120
基準点1236
平均点19.80964.311
標準偏差4.85321.612

税務職員採用試験 得点表はこちら

2022年度(令和4年度)

地域一次試験最終結果
北海道375531
東北397516
関東甲信越359524
東海北陸343481
近畿327481
中国347501
四国338538
九州407565
沖縄490618

参考データ

項目基礎能力試験適性試験
満点40120
基準点1236
平均点18.83665.529
標準偏差4.70419.473

税務職員採用試験 得点表はこちら

【高卒】税務職員 ボーダーラインを超えるポイント

税務職員採用試験のボーダーラインはそこまで高くないので、傾向を把握して効率的に勉強することが大切です。

効率よく勉強するには、次の2つを意識することがポイント。

主要科目から勉強する

税務職員の主要科目は次の3つ。

  1. 数的推理
  2. 判断推理
  3. 文章理解

これらの科目は、必須解答であるうえに、問題数も多いため得点できないと合格点に達することは難しくなります

逆にいえば主要科目で点数が取れると勉強の負担を減らせるので、優先して勉強しましょう。

出題範囲を理解する

どの科目も全範囲から出題されてません。なので、最初から最後まで通して勉強するのは効率が悪いです。

たとえば、日本史で江戸時代から明治時代までしか出ていないのに、平安時代や鎌倉時代も勉強するのは時間の無駄だと思いませんか?

出題範囲を理解せずに勉強している人は、このような時間や労力の無駄遣いをして勉強する傾向が強いので注意が必要。

ただでさえ対策することが多い試験なので、出題傾向を理解して効率よく勉強することがポイントです。

まとめ|税務職員採用試験のボーダーラインは高くない

本記事は税務職員採用試験のボーダーラインを年度別・地域別にまとめていました。

沖縄地区を除き、どの区分もボーダーラインは高くありません。6割あれば十分に合格することができていますよ。

合格点を超えるポイントは次の2点。

ご存知のとおり、基礎能力試験は科目も範囲も膨大なので真面目に全科目を勉強していても時間が足りません。

最初から最後まで勉強しなくても、出る科目・出ない分野にはパターンがあります。まずは、その傾向を押さえてから効率よく勉強していきましょう!

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

公務員試験の指導を12年間やっています。新卒で大手専門予備校に就職→公務員課で5年間勤務、在職中に公務員試験を受験するも不合格→退職→公務員試験の勉強→国立大学法人、政令市、市役所に合格→現在、某大学の職員として7年目。 2018年6月からサイトを運営中。普段はカフェで珈琲飲んでます。

タップできる目次