税務職員の面接カードはいつ提出する?内容や書き方を徹底解説

税務職員採用試験の面接カード
この記事でわかること
  • 税務職員採用試験の面接カードの内容
  • 税務職員採用試験の面接カードの提出時期
  • 税務職員採用試験の面接カードの書き方やポイント

面接カードとは、二次試験の面接試験で使う資料のことです。面接官は、提出された面接カードに基づいて過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負など幅広く質問してくるので、丁寧にわかりやすく作成しないといけません。

とはいえ、どんな内容なのか、何を書けばいいのか分からないと対策のしようがないですよね。

そこで本記事では、税務職員採用試験の面接カードについて内容や書くときのポイント(書き方)を解説します。

本記事を参考に、上手に面接試験をコントロールしていきましょう。

※試験内容や傾向は『【初心者向け】税務職員の試験内容(科目)と傾向を徹底解説』で解説しています。始めて受験する方は合わせてチェックしましょう。

目次

税務職員採用試験 面接カードとは?

面接カードとは、面接試験で使用される資料のことです。

氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなど、面接官が「受験者はどんな人物なのか?」を見極めるための役割があります。

実際の試験では、提出する面接カードに基づいて過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負など幅広く聞かれているので、わかりやすくアピールできる内容を作成しなくてはいけません。

二次試験日に提出

面接カードは一次試験の合格発表日に人事院のHPからダウンロードします。

そして提出は二次試験(面接)の日なので、忘れないように、汚れないように持っていきましょう。

内容は自己PRや志望動機など

面接カードの内容は、「面接でPRしたいこと」を中心に、職歴や過去の受験状況、併願、体調面などを記入します。

なかでも職歴や病歴などは期間を含めて明記する必要があるため、正確な年月を確認しておくことが重要です。

面接カードの内容は以下のとおり。

内容は毎年おなじです。合格発表後から面接まで10日くらいしかありません。

面接の練習は面接カードがないとできないので、はやめに考えておくことが重要です。

税務職員採用試験 面接カードを書くときのポイント

面接カードを作成するときのポイントと書き方を紹介します。

①自己分析

まずは、自分自身はどんな人間なのか、なぜ税務職員や公務員を志望するのか、といった自己分析をしましょう。

面接では、自己PRと志望動機を中心に問われるため、自己分析がきちんとできていないと面接官を納得させられないからです。

アピールできる経験がなくて悩んでいる方もいるかもしれませんが、必ず、自分を見つめなおせば、「好きなこと」「熱中したこと」「やりたいこと」が見えてきます。

面接カードに書く内容は、自分が経験したことや考えていることを正直に書くものです。しかし、0から1をつくってはいけませんが、1を100にふくらますことは許されます。

もし部活動をしていたなら、相談役として後輩の面倒を一番見ていたとか。音楽が好きなら、毎月2回ライブに行ってそこから交流や交友関係がおおきく広がったとか。

これはあくまで例ですが、とにかく税務職員(公務員)に向いている、素質がある人材だということをアピールしなきゃいけないので、自分の好きなこと・やりたいことに関する話1を100に盛って、税務職員として活かせる能力を得られたというアピールを考えてみましょう。

②結論から書く

これ、とても重要です。面接カードだけでなく、作文でも、面接試験でも、これからの社会人生活でも…

「結論」と「根拠」を分かりやすく明確に伝えるようにしましょう。

もっとも大切なのは『結論』なので、それが面接官に伝わらないとまったく意味がないですよね。また、その根拠をシンプルに説明できないと納得してもらえません。

だから結論を先に書く!

その根拠(の要約)も最初に説明しておく!

この2点を厳守するだけで、あなたの自己PRや志望動機は格段にレベルアップしますよ。

③抽象的な表現を多用しない

少しでも面接官に伝わる自己PRや志望動機を書きたいのであれば、抽象的な表現を使わずに文章を書きましょう。

たとえば「社交性」とか「協調性」などです。そもそも社交性、協調性とは?ってなりますし、だいたい使い方を間違っているケースがほとんとです。

抽象的な表現を使うときは、かならず簡単な〝例″を添えるなどしてわかりやすくするように心がけてください。なので、文章を書くときには「小学生程度の子どもでもわかるように書く」ことを意識してみるといいでしょう。

小難しい文章を書くよりも、シンプルでわかりやすい文章のほうが面接官からしても評価は高いのです。

④一文を長くしない

自己PRや志望動機がわかりにくい人は、一文が長い(無駄な表現が多い)です。

たとえば、次の文章を見比べてみると…

文章A

私が税務職員を志望した理由は、脱税のない社会を作りたいと思ったことや昔から税務職員に憧れていたこと、そしてこれまでの人生経験を存分に活かせると思ったからです。

文章B

私が税務職員を志望した理由は、脱税のない社会を作りたいと思ったからです。また、昔から税務職員に憧れがあり、これまでの人生経験を存分に活かせると思ったからです。

内容は同じですが、文章Bの方が読みやすいですよね。

一文が長くなると途端に読みにくくなりますし、主述の関係もわかりにくく理解が難しくなります。また、ギッシリと一文を詰め込みすぎるのも読みにくくなる原因なので、余白を上手く使ってみてください。

⑤装飾をうまく活用する

基本的に面接官は短時間でササっと内容を確認しますし、1日に何十人もの面接カードに目を通すのでたくさんの文章なんて読みたくない!と思っていることを前提に書く必要があります。

実際、面接官はあなたが思っているほどには内容を読みこんでくれません。だいたいの場合は冒頭や結末、強調箇所だけをひろって流し読みするだけです。

これは実際に面接官役をやってみるとわかりますが、短時間で一言一句を読むことはできませんし、頭に入ってきません。となれば、少しでも伝わるように書き方を工夫する必要がありますよね。

さっき説明したように結論を先に書いたり抽象的な表現を避けたり一文を短くしたり…という工夫もそのためです。

そのほかにも重要な部分を太字にしたり、『』【】で目立たせたり…という文字修飾も、面接官に少しでも内容を伝えるようにするために大切なのですね。

税務職員採用試験 面接カードはどうやって対策する?

結論をいえば、人に見せることです。

なぜなら、第三者が内容を理解できないと意味がないからです。

面接官は、あなたの面接カードを短時間で理解して質問します。誰にも見せないで面接官に内容が伝わるでしょうか?

面接で落ちる人ほど、面接カードを適当に書きがちですし、書いたら書きっぱなしってことが多いんですよね…。

内容がわかりづらいなら仕方ないかもですが、誤字脱字や幼稚な文章…。面接が始まる前から落としてくれと言っているようなものです。

添削を受けるのが最適解

面接カードを書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。正解不正解がわからないまま面接対策を続けても評価は上がらないので、書いた面接カードは必ず添削してもらいましょう。

学生なら学校の先生、社会人なら予備校やオンライン添削サービスなど、方法はたくさんありますよ。

なお、オススメの添削サービスを公務員試験の論作文対策で添削が重要な理由とおすすめの添削サービスを紹介でまとめています。周りに頼れる人がない方は参考にしてみてください。

まとめ|面接カードを上手に書いてライバルに差をつけよう!

今回は、税務職員採用試験の面接カードについて解説しました。

面接カードは面接をコントロールする重要な資料です。そのため時間をたくさん使って内容を練っていきましょう。

面接カードを作成するときのポイントと書き方は以下の5点です。

繰り返しになりますが、面接官はあなたが期待するほどには面接カードを読んでくれません。だからこそ、少しでも長く文章を読んでもらえるように、わかりやすく内容が伝わるように工夫する必要があるのです。

面接対策は筆記試験よりもやることが多く、上達するまでかなり時間が必要です。できるだけ早めに手をつけて攻略していきましょう!

なお、面接対策は税務職員採用試験の面接対策!過去の質問や落ちる人の特徴を解説でまとめています。

今回ご紹介させていただいたのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。

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※タップすると税務職員の概要と対策方法の記事に移動できます。

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この記事を書いた人

公務員試験の指導を13年間やっています。新卒で大手専門予備校に就職→公務員課で5年間勤務、在職中に公務員試験を受験するも不合格→退職→公務員試験の勉強→国立大学法人、政令市、市役所に合格→現在、某大学の職員として8年目。 2018年6月からサイトを運営中。普段はカフェで珈琲飲んでます。

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