もっとも知りたいデータの一つ競争倍率。
なぜ、そんなに競争倍率は知りたい情報なのでしょうか?
それは、どのくらいの人が受験し、合格したのかを知ることで難易度をある程度測れるものが「競争倍率」だからです。
“倍率=難易度”とストレートには言えませんが、客観的な難しさを知るうえでは把握しておくべきデータなんですよね。
そこで本記事では、財務専門官採用試験の倍率に関する以下の情報を紹介します。
この記事でわかること
- 財務専門官の倍率(過去10年間の推移)
- 財務専門官の倍率(一次〜三次試験)
- 財務専門官の合格に向けた対策ポイント
「財務専門官の倍率はどれくらいなのか」「試験ごとの結果や対策方法も知りたい」という方はぜひ参考にしてください。
※財務専門官の試験内容は、「対策ガイド2024|財務専門官採用試験の内容と傾向を徹底解説」でまとめています。
財務専門官採用試験の倍率推移(最新〜過去)
ここでは、財務専門官採用試験の令和5年度〜平成26年度までの倍率推移(実施結果)を紹介します。
実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
令和5年度 | 1,583 | 560 | 2.8 |
令和4年度 | 1,382 | 632 | 2.2 |
令和3年度 | 1,449 | 597 | 2.4 |
令和2年度 | 1,338 | 560 | 2.4 |
令和元年度 | 1,721 | 526 | 3.3 |
平成30年度 | 2,058 | 526 | 3.9 |
平成29年度 | 2,474 | 527 | 4.7 |
平成28年度 | 2,682 | 528 | 5.1 |
平成27年度 | 1,920 | 526 | 3.7 |
平成26年度 | 2,673 | 488 | 5.5 |
続いて、試験ごとの倍率を紹介します!
財務専門官採用試験の倍率(一次・二次試験)
ここでは、財務専門官採用試験 一次試験と二次試験の倍率を細かく紹介します。
一次試験の倍率
実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
令和5年度 | 1,583 | 996 | 1.6 |
令和4年度 | 1,382 | 1077 | 1.3 |
令和3年度 | 1,449 | 966 | 1.5 |
令和2年度 | 1,338 | 911 | 1.5 |
令和元年度 | 1,721 | 850 | 2.0 |
平成30年度 | 2,058 | 869 | 2.4 |
平成29年度 | 2,474 | 956 | 2.6 |
平成28年度 | 2,682 | 1029 | 2.6 |
平成27年度 | 1,920 | 989 | 1.9 |
平成26年度 | 2,673 | 912 | 2.9 |
二次試験の倍率
実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
令和5年度 | 794 | 560 | 1.4 |
令和4年度 | 850 | 632 | 1.3 |
令和3年度 | 782 | 597 | 1.3 |
令和2年度 | 911 | 560 | 1.6 |
令和元年度 | 850 | 526 | 1.6 |
平成30年度 | 869 | 526 | 1.7 |
平成29年度 | 956 | 527 | 1.8 |
平成28年度 | 1,029 | 528 | 1.9 |
平成27年度 | 989 | 526 | 1.9 |
平成26年度 | 912 | 488 | 1.9 |
財務専門官採用試験に合格するには
結論、一次試験の基礎能力試験と二次試験の人物試験を徹底的に攻略しましょう。
なぜなら、配点比率が高く、受験者間で差がハッキリでる試験だからです。
基礎能力試験を攻略する
財務専門官の基礎能力試験は、16科目から構成されており出題範囲が広範にわたる筆記試験です。
分野 | 科目 |
---|---|
数的処理 | 数的推理|判断推理|空間把握|資料解釈 |
文章理解 | 現代文|英文 |
社会科学 | |
人文科学 | |
自然科学 | |
その他 | 情報 |
令和6年度から試験科目が変わります(赤文字)!
このように科目数は多いので、対策には相当な時間が必要です。そのため、受験者にとっては大変な試験の一つと言えるでしょう。
やみくもに勉強を始めるのではなく、出題傾向を理解して効率よく勉強することがポイントです。
人物試験を攻略する
あなたがこれまでに経験してきた入学試験(高校・大学入試)や資格試験では、単純な学力だけが問われ、知識を詰め込んでいれば合格が狙えました。
しかし、財務専門官採用試験に最終合格するには、人物試験(個人面接)でも好成績をとらなければ、筆記試験が満点でも不合格となるのです。
最終合格者の決定方法2023年度財務専門官採用試験 合格者の決定方法
第1次試験合格者のうち、専門試験(記述式)において基準点以上であり、かつ、人物試験においてA~Cの評価である者について、第1次試験を含む全ての試験種目の標準点を合計した得点に基づいて最終合格者を決定します。
人物試験は、第三者(面接官)があなたと対面して客観的に評価する試験のため、筆記試験のように努力が点数に直結しない難しさがあります。
人物試験では、自分自身の強みや魅力を的確にアピールできるように面接練習を行い、自分自身を客観的に見つめ直すことが大切です。
財務専門官採用試験の倍率まとめ
今回は、財務専門官採用試験の倍率を紹介しました。
最終合格するには、一次試験の突破がとにかく重要です。
専門試験はできて当たり前なので、差がつくのは基礎能力試験です。
はやめに傾向を把握して準備を始めましょう