【大卒事務向け】横浜市役所の試験科目は?出題傾向や勉強方法も徹底解説

横浜市役所の勉強方法
悩んでいる人

横浜市役所の教養試験はどんな科目が出るの?出題傾向や勉強方法が知りたいな…。

こんな悩みを解決します。

本記事では、横浜市役所の教養試験(一般教養)について、試験科目や出題傾向を解説します。効率的な勉強方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

えもと

対象は大卒程度、
区分は事務、学校事務です!

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【横浜市役所】教養試験の科目

横浜市役所の筆記試験「一般教養」は、次の3分野9科目で構成されています。

数的推理数的推理、判断推理、空間把握、資料解釈
文章理解現代文、英文
社会科学法律・政治、経済、社会時事

それぞれの傾向や問題例を解説します。

数的処理

計算力や思考力、空間認識力などを測る分野で、以下の4科目で構成されています。

  • 数的推理
  • 判断推理
  • 空間把握
  • 資料解釈

▼例題(数的推理)▼

数的推理の問題例

▼例題(判断推理)▼

判断推理の問題例(横浜市役所)

数学的要素を多く含む分野なので、苦手とする人が多いです。また、時間をかければ正解できる問題もありますが、1問に時間をかけすぎると時間内に終えることができません。

文章理解(一般知能)

日本語と英語で書かれた300字〜400字程度の文章を読み解く力を測る分野で、以下の2科目で構成されています。

  • 現代文
  • 英文

▼例題(現代文)▼

横浜市役所の文章理解(現代文)の問題

▼例題(英文)▼

横浜市役所の文章理解(英文)の問題

現代文は得意な人が多いです。でも、英文を苦手とする人はけっこういます。

数的処理と同じように時間をかければ解ける問題は多いです。しかし、1問あたり3分で解かないと時間切れになってしまうため速く正確に解けるように練習が必要

社会科学

高校までの基礎学力(社会科目の知識力)を測る分野で、以下の3科目で構成されています。

  • 政治・法律
  • 経済
  • 社会時事

▼例題(政治)▼

横浜市役所の問題(政治)

▼例題(社会時事)▼

横浜市役所の問題(社会時事)

横浜市役所は専門試験の出題はありませんが、憲法や経済学、政治学レベルの問題も見られるので、勉強時間がたくさんあれば専門対策もやっておくと安心です。

また社会時事の出題は多いので、普段の生活から新聞やニュース(国内外問わず)にはアンテナを貼っておくようにしましょう。

以上が、横浜市役所における教養試験の試験科目です。

えもと

人文科学(日本史、世界史、地理)、自然科学(数学、物理、化学、生物、地学)は出題されないんですよね〜。

【横浜市役所】教養試験の出題傾向

勉強を進めるときに必要な出題傾向を紹介します。

出題タイプは独自型

公務員試験(県職員や政令指定都市)で使われる問題は、以下4つの型(出題パターン)があります。

  1. 全国型
  2. 関東型
  3. 東海北陸型
  4. 独自型

このうち横浜市は「④独自型」を用いて試験を行っています。基本的に問題レベルはどの型でも同じ「大学卒業程度」なので、使うテキストや対策方法が変わることはありません。

とはいえ、出題科目や問題数は異なるため出題傾向を把握して勉強することが重要です。

社会科学の出題数が多い

横浜市役所の試験科目は多いですが、配点(問題数)はバラバラです。なので、適当に勉強を進めるのではなく、どの科目から勉強すれば点を伸ばしやすいか考える必要があります

以下に科目ごとの配点(問題数)をまとめているので、どの科目から勉強するのか優先順位をつけてみましょう。

科目問題数
数的推理6問
判断推理4問
空間把握3問
資料解釈2問
現代文5問
英文5問
政治・法律10問
経済7問
社会時事8問
令和4年度の情報

配点が低い科目にどれだけ時間を使っても総合点は上がりません。少しでも効率よく勉強を進めたいなら、この科目選択が今後の勉強効率を大きく左右します。

すべてを勉強して中途半端になるよりも、まずは出題数の多い科目を確実に正解することが大切です。

過去7年間の出題範囲を集約

過去7年間(2016~2022年実施)の出題範囲を科目別・分野別に分類したnoteを作成しました。無駄な時間や労力を消費せず、効率よく勉強を進めたい方にはオススメの必須ツールです。

【横浜市役所】教養試験を効率よく勉強する方法

横浜市役所の教養試験は科目数が多いため、行き当たりばったりで勉強するのはNGです。

ここでは、僕自身が意識していた勉強のポイントを紹介します!

優先順位をつける

教養試験の科目数は多いですが、配点(問題数)はバラバラです。なので、適当に勉強を進めるのではなく、どの科目から勉強すれば点を伸ばしやすいか考える必要があります

配点の低い科目に多くの時間を使っても総合点は上がらないため、どの科目から勉強するのかを優先順位をつけて決めましょう。

科目ごとの配点(問題数)を【横浜市役所】教養試験の出題傾向でまとめています。

出題範囲を把握して勉強する

効率よく勉強したいなら、一般的な情報ではなく、横浜市役所の出題範囲に合わせた勉強が必要です。

例えば、公務員試験の数的推理では『速さ』が良く出ます。しかし、横浜市役所の数的推理でも同様の傾向があるかどうかは、過去問分析をしないことには判断できません。もしかしたら『速さ』はほとんど出題されていない可能性もあります。

そのため、ネットで書かれているような一般的な傾向を鵜呑みにして勉強をするのではなく、横浜市役所の出題範囲に特化した勉強が重要です。

出題のない分野に時間をかけても意味がありません。出題範囲を把握して、無駄な時間と労力を省き勉強しましょう。

過去7年間の出題範囲を集約

過去7年間(2016~2022年実施)の出題範囲を科目別・分野別に分類したnoteを作成しました。無駄な時間や労力を消費せず、効率よく勉強を進めたい方にはオススメの必須ツールです。

復習に重点をおく

勉強において重要なのは先に進むことよりもどれだけ復習をしたかということです。

復習するタイミングですが、僕は勉強した箇所は3日連続で見るというルールで覚えていきました。要するにその日に解いた問題は短いスパンで3回見るというものです。

1日目問題1〜10をやる
2日目問題1〜10を見直して、問題11〜20をやる
3日目問題1〜20を見直して、問題21〜30をやる…

とくに重要なのが翌日の復習

勉強した次の日に復習しないだけで一気に知識の定着が悪くなります。記憶の法則で有名なエビングハウスの忘却曲線でも人間の記憶力は翌日にガタ落ちすることが立証されていますからね。

最初のうちはけっこうシンドイですが、1カ月ほど続けてみれば結果が見えてくるので、反復練習を意識して勉強していきましょう。

【横浜市役所】教養試験でよくある質問FAQ

ここでは、お問い合わせフォームからよく寄せられる質問をまとめています。

過去問はどこで入手できますか?

結論からいうと、横浜市役所の過去問は入手できません。

なぜなら、問題は試験日に回収されてしまうからです。横浜市のHPで例題は公開されていますが、完全な問題を入手することはできないんですよね。

とはいえ、特別区や東京都、国家公務員の問題は同じ大卒レベルなので、それらを代用すれば勉強するのに困ることはないですよ。

なお、【公務員】横浜市役所の出題範囲がよくわかる!教養試験の出題データでは、過去7年間の出題範囲をまとめたデータを公開しています。効率よく勉強するには役立つデータなので参考にしてください。

ボーダーラインは何割ですか?

採用者数や問題レベルによって変動しますが、7割程度あれば筆記試験をパスできています

オススメの参考書は?

「スーパー過去問ゼミ」です。

参考書と問題集が一体になったテキストで情報量が多いです。合格者の多くが利用している点からもオススメの1冊です。

えもと

僕も使っていました!

まとめ|出題傾向を理解して対策を始めよう!

今回は、横浜市役所の教養試験について、試験科目や出題傾向、効率的な勉強の進め方まで解説しました。

教養試験の問題は、高校までにきちんと勉強してきた人からすれば、それほど難しいわけではありません。それなのに多くの受験者が悩んでいるのは、試験科目が多いからです。

1科目あたりの範囲も広いので、出題傾向を理解してから勉強することが大切です。

出題のない分野に時間をかけても意味がありません。出題範囲を把握して、無駄な時間と労力を省き勉強しましょう。

今回は以上です。

過去7年間の出題範囲を集約

過去7年間(2016~2022年実施)の出題範囲を科目別・分野別に分類したnoteを作成しました。無駄な時間や労力を消費せず、効率よく勉強を進めたい方にはオススメの必須ツールです。

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この記事を書いた人

公務員試験の指導を13年間やっています。新卒で大手専門予備校に就職→公務員課で5年間勤務、在職中に公務員試験を受験するも不合格→退職→公務員試験の勉強→国立大学法人、政令市、市役所に合格→現在、某大学の職員として8年目。 2018年6月からサイトを運営中。普段はカフェで珈琲飲んでます。

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