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横浜市役所採用の面接で質問されることは?傾向や対策方法

横浜市役所の面接 (1)

これから横浜市役所採用試験の面接対策に取り組むにあたり、「何から始めたら良いのかわからない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。

そこで本記事では、すぐに面接対策を始められるように、過去の面接試験で聞かれた質問を紹介します。

面接試験の傾向や対策方法についても解説しているので、早いうちに自己分析や志望動機の整理を行い、面接試験を攻略できるように準備を始めましょう。

対象区分は大卒事務、高卒事務です。

その他、横浜市役所の情報はこちらでまとめています。

目次

横浜市役所採用 面接の質問

ここでは、実際に横浜市役所を受験してきた方々から集めた質問内容を抜粋してまとめています。自分なりの回答を練って対策をはじめましょう!

その辺に落ちているような出典(出どころ)が不明なものではなく、僕自身のツイッター公式LINEで募集し提供してもらったリアルな情報を集約しています!

大卒程度:事務

*2022年度の内容を紹介します。

二次試験(面談)

  • 緊張していますか。
  • 横浜市以外に公務員試験を受験していますか。
  • アルバイトは何をしていますか。
    →なぜそのアルバイトを始めたのですか。
    →どんな仕事をしていましたか。
    →そこで工夫した経験を教えてください。
  • 志望動機を言ってください。
    →なぜ横浜市を志望したのですか。
    →横浜市は何区あるか知っていますか。
  • 自覚している性格を教えてください。
    →短所はありますか。
    →短所を克服するために意識していることはありますか。
  • ストレス発散方法はありますか。

三次試験(面接)

  • 会場までどのように来ましたか。
  • 待機時間は何を考えていましたか。
  • 横浜市に興味をもったきっかけは何ですか。
  • 横浜市の区で印象に残っている区はありますか。
  • 併願状況を教えてください。
    →なぜ、そこを受験したのですか。
    →そこに合格したらどうしますか。
  • 横浜市の未来像をどう思いますか。
  • 趣味は何ですか。
    →いつから始めたのですか。
    →きっかけは何ですか。
  • 神奈川県庁ではなく、横浜市を志望する理由は何ですか。
    →川崎市や相模原市ではダメなのですか。
  • 大学ではどのようなことを学んでいますか。
    →そこでの学びは横浜市職員としてどのように活かせますか。
  • 横浜市の課題は何だと思いますか。
  • どのようなタイプの人が苦手ですか。
    →その人が上司や先輩だったらどうしますか。
  • 横浜市で生活するなら何区がいいですか。
    →それはなぜですか。
    →その区の印象を教えてください。
  • 市民からクレームを言われてたどうしますか。
    →そのクレームが無茶苦茶な内容だったらどう対応しますか。
  • 最後に、あなたを採用するメリットを教えてください。

このような質問に対して、今までの出来事や経験を振り返り自分なりの回答を考えてみましょう。

なお、ここには掲載しきれなかった質問や模範回答例を以下の記事でまとめています。たくさん練習したい方は、ぜひ参考にしてください。

高卒程度:事務

*2022年度の内容を紹介します。

  • 自己紹介をしてください。
  • 長所は何ですか。
  • 短所は何ですか。また、克服するために努力していることは何ですか。
  • 短所が原因で失敗してしまった経験はありますか。
  • 趣味や特技は何ですか。
  • 志望動機をいってください。
  • 横浜市職員として取り組んでみたいことは何ですか。
  • なぜ横浜市を志望するのですか。
  • 他の県や市ではなく、横浜市がいい理由は何ですか。
  • 併願状況を教えてください。
  • 今までに努力したことは何ですか。
  • 過去の経験で辛かったこと、そこから学んだことは何ですか。
  • これまでに達成感を感じた出来事は何ですか。
  • 高校時代に一番印象に残っている出来事は何ですか。
  • 部活動は何をやっていましたか

このような質問に対して、今までの出来事や経験を振り返り自分なりの回答を考えてみましょう。

なお、ここには掲載しきれなかった質問や模範回答例を以下の記事でまとめています。たくさん練習したい方は、ぜひ参考にしてください。

横浜市役所採用 面接の傾向

面接試験とは、志望動機や自己アピールなどを問うことで、あなたが横浜市役所の職員(公務員)として相応ふさわしいかどうかを評価・判断する面接試験のことです。

大卒程度:事務

大卒事務の面接試験は、二次試験と三次試験に行われます。

実施二次試験三次試験
試験時間15分30分
面接官2人3人
配点200点600点

内容は「二次試験:面談」、「三次試験:面接」となっていますが、どちらも同じです。

三次試験の時間は全体を通して30分もあるため、公務員試験の中では圧倒的に長いです。

また、配点は660点満点のうち600点もあり、
個人面接の配点が極めて高いのが横浜市の特徴です。

横浜市役所の配点
教養論文面談個人面接
151530600

面接は1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。また、集団面接とは違い、受験者は自分一人だけなので緊張しやすい形式ですが、他の受験者がいないことから集中でき、自分をアピールしやすいという利点があります。

間違いのない回答を目指すことも重要ですが、あまりマニュアルに頼るのではなく、それ以上に自分らしさや横浜市への熱意をアピールできるように準備していきましょう。

高卒程度:事務

高卒事務の面接試験は、二次試験に行われます。

試験時間30分
面接官3人
配点300点

内容は個人面接です。

試験時間は全体を通して30分もあるため、公務員試験の中では圧倒的に長いです。

また、配点は440点満点のうち300点もあり、
個人面接の配点が極めて高いのが横浜市の特徴です。

横浜市役所の配点
教養作文面接合計
40100300440

面接は1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。また、集団面接とは違い、受験者は自分一人だけなので緊張しやすい形式ですが、他の受験者がいないことから集中でき、自分をアピールしやすいという利点があります。

間違いのない回答を目指すことも重要ですが、あまりマニュアルに頼るのではなく、それ以上に自分らしさや横浜市への熱意をアピールできるように準備していきましょう。

横浜市役所採用 面接カード

面接カードとは、面接試験で使用される資料のことです。

氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなど、面接官が「受験者はどんな人物なのか?」を見極めるための役割があります。

実際の試験では、提出する面接カードに基づいて過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負など幅広く聞かれているので、わかりやすくアピールできる内容を作成しなくてはいけません。

出願時に作成・提出

面接カードは出願時に提出するエントリーシートのことです。なので、事前に内容を考えておく必要がありますよ。

一次試験が終わってから自己分析をしても意味がないので、はやめに考えるようにしましょう。

内容は自己PRや志望動機など

面接カードの内容は以下のとおり。

  • 学歴
  • 職歴
  • 資格・免許等
  • セールスポイント
  • 改善したいところ
  • ゼミ研修課題・得意な科目・得意分野など
  • 趣味・特技
  • 志望理由(200字以内)
  • 今まで力を入れて取り組んできたこと(3つ)
  • 今まで取り組んだことのうち、成果や達成感を得た経験(200字以内)

面接カードの内容は、「面接でPRしたいこと」を中心に、職歴や過去の受験状況、併願、体調面などを記入します。なかでも職歴や病歴などは期間を含めて明記する必要があるため、正確な年月を確認しておくことが重要です。

横浜市役所採用 面接の対策手順

面接試験の対策を始めるときの手順を解説します。

  1. 求める人物像を理解する
  2. 自己分析を進める
  3. 模擬面接で実践練習

求める人物像を把握する

横浜市が、どんな人物を求めているのか知っていますか?

面接は採用者側(横浜市)が求める職員像と、あなたの人物像がどれだけマッチしているかを確認するために行われています。ここにズレが生じると不合格が確定してしまうので、必ず求める人物像をきちんと把握してから対策してください。

横浜市が求める人物像は以下のとおりです。

ヨコハマを愛し

■横浜と横浜市⺠に対して強い関⼼を持ち、市⺠に貢献する仕事に誇りと⾃信を持つ
■市⺠の⽬線で考え、相⼿の⽴場や気持ちに寄り添い、主体的に⾏動する
■“開かれた都市・横浜”の魅⼒を理解・発信し、国際貢献できる⼈材を⽬指す

市民に信頼され

■公務員としての⾃覚を持ち、「職員⾏動基準」に沿って誠実・公正に⾏動する
■知識・能⼒を備え、やるべきことを着実に⾏い、⾃らの役割・責任を果たす
■⼈権とコンプライアンスの意識、協働の姿勢を持ち、市⺠と信頼関係を築く

自ら考え行動する職員

■課題解決に向けて主体的に取り組み、「チーム横浜」で⽇々の業務にチャレンジする
■⾃らのキャリアを考え、積極的に能⼒開発に取り組む
■全体の奉仕者として⾃らに求められていることを考え、⾏動する

参考:横浜市人材育成ビジョン・研修計画 横浜市 (yokohama.lg.jp)

「このような人物が欲しい!」という横浜市からのメッセージです。今までの経験や体験からアピールできるような内容を準備しましょう。

自己分析をする

続いて、自分自身をきちんと理解(自己分析)しましょう。自己分析ができていないと、面接官を納得させられる話をできないからです。

多くの方は自分という人間について深く理解し、売り込む経験をしたことなんてないですよね。なので、自己分析をきちんと行って話す内容を考えておかなければ、面接では絶対に上手くアピールすることはできないのです。

過去の質問内容などを使いながら、面接で話す内容(自己PRや志望動機)を作るところから始めていきましょう。

模擬面接で実践練習

最後は、模擬面接を受けて実践力を鍛えましょう。

  • 本番特有の緊張感
  • 回答に困る深掘りポイント
  • 客観的な評価

このように1人で面接練習をしていては気が付かない部分がたくさん発見できるからです。練習相手は友達や家族でもいいですが、できるだけ経験者(予備校やその道のプロ)にもみてもらってください。

横浜市役所採用 面接で落ちる人の特徴

結論からいうと、面接で落ちる(落ちやすい)人は以下に当てはまる人です。

  • 機械的な受け答えしかできない
  • 印象が悪い(笑顔・元気・熱意)
  • 公務員としての適性が感じられない

機械的な受け答えしかできない

簡単にいうと、聞かれたことしか答えない人のことです。

たとえば、「学生時代に頑張ったことはなんですか?」という質問。

この質問では、「学生時代に頑張ったことを通して、横浜市の職員としてどのような活躍・貢献ができるのか」という将来性を知りたいのですが…。

面接で落ちる人は「部活動です!」とか「アルバイトを4年間やったことです!」みたいな、一言だけで終わる人が圧倒的に多いんですよね。

別に頑張ったことはどうでもいいんですよ。大事なのは、その活動を通してどうなったのか、今後どうしていきたいのか、ってこと。

結論を述べたら、そこに至るまでの経緯や自分の考えも補足できるようにしてみましょう。

印象がよくない

面接となれば、

  • なにかスゴイことを言わないといけない!
  • 自慢できる体験がないとダメだ!
  • 全国大会で優勝できるくらいの実績が必要!

みたいな、内容にこだわりがちですが、面接では話の内容よりも印象(雰囲気)が重要なんですよね。

もしあなたが面接官だったら、とても素晴らしい内容なのに、うつむきながらボソボソ話したり、カンペ通りに棒読みしたりする受験者がいたらどう感じますか?採用したいと思います?

僕なら、その受験者が東大卒でも、全国チャンピオンや難関資格をたくさん持っていても、そんな人を採用したいとは思いません。

それよりも、誇れるような経験はしていないけど、一生懸命に嚙みながらも大きな声で明るく、自分の言葉で話している人を採用したいですよね。

なので、面接で受かりたいなら話す内容に時間をかけるのではなく、どういう振る舞い、話し方をすれば受け入れてもらえるのか考えてください。

印象をよくするには?

結論、第三者に指摘してもらうことです。

自分が他人からどう見れれているかを知らないことには、印象が良い悪いの判断はできません。そもそも面接を評価するのは面接官です。あなたではなく、第三者なんですよね。

なので、どれだけ自分が上手に話せている、笑顔で印象がいいはずと感じていても意味がないのです。

最終的には第三者に「この人なら採用してもいい、良い人間だ」と思わせられるかどうかが重要なので、客観的な意見をもらうことが大事!

市職員(社会人)としての適性がない

  • 挨拶がきちんとできない
  • 正しい敬語が使えない
  • 時間が守れない

このような行動は、市職員として、社会人としての適性に欠けます。とくに少し圧迫気味な質問をされて、すぐに不機嫌になったり、逆ギレしたりするのはNGです。

市職員として恥ずかしくない振る舞いをしてください。

当然、これらの不合格フラグは1人では判断できません。必ず第三者に協力してもらうことが面接で落ちないポイントと言えるでしょう。

横浜市役所採用 面接対策まとめ

今回は、横浜市役所採用の面接試験における傾向や過去の質問を解説しました。

面接試験は筆記試験と違い、どのような対策をすれば良いのかが分かりにくく、努力がそのまま結果に繋がらない不透明な試験です。そのために対策を後回しにしてしまい、不合格になる人が後を絶ちません。

不合格にならないためには、面接で必要とされる「自己分析」をしっかりと行い、過去問を繰り返し練習することで自分オリジナルの回答を作り上げることが重要です。

そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることで、面接対策は考えているよりも簡単に行えます。

面接試験は筆記試験よりもやることが多く、時間もかかるため、できるだけ早めに対策を開始することが重要です。

まずは過去の質問集を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。

今回は以上です。

その他、横浜市役所の試験内容はこちらを参考にしてください。

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この記事を書いた人

公務員試験タスクフォースの運営者。国立大学の職員として勤務しています。

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