【出題傾向を知る方法】東京消防庁の教養試験は何から?効率的な勉強法を解説

東京消防庁の勉強法
悩んでいる人

東京消防庁を目指して勉強を始めたのですが…教養試験の試験科目が多くて、何から手をつければいいか困っています。どこから勉強すれば効率よく点数が取れるのでしょうか。出題傾向を教えてください!

そんな悩みを解消するなら、過去の出題傾向を踏まえた勉強方法がオススメです。

過去の出題傾向とは、簡単に説明すると、

  1. 配点の高い科目と低い科目の選別
  2. 出題範囲の理解

という勉強の方向性を決めるために必要なデータのことです。

勉強ができない人ほど出題傾向を無視してメチャクチャに勉強しているんですよね。それだとどんなに時間があっても合格点を取ることはできません。

そこで本記事では、教養試験を効率よく勉強する手順から出題傾向を知る方法まで具体的に解説しています。

やり方を間違えずに取り組めば、勉強が苦手でも東京消防庁のボーダーラインは越えることができます。本記事に書いてあることを実行しつつ勉強していきましょう。

なお、オススメの出題範囲を知る方法は以下のnoteを活用することです。過去10年分の出題範囲を科目別・分野別に一覧化しているので、「何から勉強すればいいの?」と悩まずに効率よく勉強を進められますよ。

\ 過去10年分の出題範囲が丸わかり /

本記事の内容は1類、2類、3類です。

「1類…3類…何それ?」って人は、最初に【初心者向け】東京消防庁採用の対策ガイド!難易度や傾向を徹底解説を解説を読んでおきましょう。

▼この記事を書いている人▼

タップできる目次

【東京消防庁消防官採用】教養試験とは?傾向を解説します

教養試験とは、一般知能と一般知識で構成される筆記試験のことです。

一般知能

計算力や読解力を測る問題

一般知識

高校までの基礎的な学力を測る問題

ボーダーラインは6割〜7割が一つの目安とわかりましたが、どんな内容なのか知らないと上手に対策できませんよ。

なので、勉強を始める前に傾向を3つ紹介します。

試験科目が多い

僕自身、公務員試験を受験して大学職員として働いていますが、総じて大変だったのは「科目数が多すぎる」ということです。

これまでにあなたが経験した高校・大学受験なら5科目~7科目ぐらいですが、東京消防庁消防官採用試験は15科目~21科目もあるんですよね…。

スクロールできます
科目消防官1類消防官2類消防官3類
数的処理数的推理
判断推理
空間把握
資料解釈
数的推理
判断推理
空間把握
資料解釈
数的推理
判断推理
空間把握
資料解釈
文章理解現代文
英文
現代文
英文
現代文
英文
社会科学政治
経済
社会
政治
経済
社会
政治
経済
社会
人文科学日本史
世界史
地理
国語
日本史
世界史
地理
国語
日本史
世界史
地理
国語
英語
自然科学数学
物理
化学
生物
数学
物理
化学
生物
数学
物理
化学
生物

これだけの科目を勉強しなくてはいけないので、計画をきちんと立てて勉強を進めることが大事。

解答時間が短い

試験時間は120分です(一類〜三類)。

対する問題数は45問もあるので、1問あたりにかけられる時間は3分もありません

こんな問題を3分かけずに解けますか?

※タップ(クリック)すると問題が拡大します。

東京消防庁消防官の過去問題(数的推理)
(数的推理)
東京消防庁消防官の過去問題(資料解釈)
(資料解釈)

複雑な問題も含め、すべての問題をこの時間内で解ききることは、簡単なことではないですよね。

実際に、教養試験で時間が足りずに問題を解ききれない人は少なくありません。

マークシートへの記入や見直しの時間も考えると、テンポよく解答していくことが必要になってきます。普段の勉強から時間配分を意識しておくなど、十分な対策をとっておくことが必要です。

理系科目がポイント

一般的な公務員試験の約2倍の理系科目が出題されます。

とくに注意なのは資料解釈(資料)と自然科学です。

公務員試験

合計:8問

  • 資料:1問
  • 数学:1問
  • 物理:1問
  • 化学:2問
  • 生物:2問
  • 地学:1問
東京消防庁

合計:14問

  • 資料:5問
  • 数学:3問
  • 物理:2問
  • 化学:2問
  • 生物:2問

問題レベル自体は大したことないですが、一から身につけるのはシンドイです。

全部捨てると絶望的なので、勉強する科目や範囲を見極めて着手することが大切ですね。

以上が、教養試験の傾向です。

高校・大学受験に比べると試験科目が倍増するので、科目の多さに手こずることがあります。これまでの受験勉強とは少し違った工夫が必要なので、次に対策方法を紹介しますね。

【東京消防庁消防官採用】教養試験を効率よく勉強する方法

教養試験の科目数はハンパないため、行き当たりばったりで進めるのはNGです。

ここでは、僕自身が意識していた勉強のポイントを紹介します!

優先順位をつける

東京消防庁の試験科目は多いですが、配点(問題数)はバラバラです。

なので、適当に勉強を進めるのではなく、どの科目から勉強すれば点を伸ばしやすいか考える必要があります

余談ですが、僕は理系科目が苦手だったので物理や化学から勉強していました。でも、どちらも1問しか出なかったんですよね…。一方で、数的推理や判断推理の出題数は5問~6問ほど。明らかに勉強する順番を間違ってました(苦笑)。

配点が低い科目にどれだけ時間を使っても総合点は上がりません。少しでも効率よく勉強を進めたいなら、この科目選択が今後の勉強効率を大きく左右します。

以下に科目ごとの配点(問題数)をまとめているので、どの科目から勉強するのか優先順位をつけてみましょう。

科目別の配点(問題数)一覧

試験科目一類二類三類
数的推理553
判断推理444
空間把握233
資料解釈554
現代文553
英文322
政治332
経済111
社会322
日本史112
世界史112
地理112
国語233
英語3
数学333
物理222
化学222
生物222
※2022年本試験問題より作成

すべてを勉強して中途半端になるよりも、まずは出題数の多い科目を確実に正解することが大切です。

その他の科目はメイン科目に一区切りがついた段階でやればOK。

えもと

僕なら数的推理、判断推理、資料解釈、現代文、政治、社会、国語をメインにするかな。これだけでもボーダー6割は取れる!

正しい出題範囲の理解

ちょっと意外と思うかもですが、合格点を取りたいなら一般論で勉強してはダメです。ここでいう一般論とは、どの試験でも共通していえることを指します。

たとえば社会科学の政治で、横浜市消防でも、警視庁警察官でも、海上保安学校でも「選挙制度」が頻出というデータがあったとしましょう。

普通に考えれば、東京消防庁でも「国会・内閣・裁判所が出るんじゃないかな?」と思って何十時間も勉強するはずです。

▼図にするとこんな感じ▼

東京消防庁の勉強法

でも、公務員試験は職種によって試験問題(傾向)が違うので、一般論で勉強することはNGです。

事実、東京消防庁の政治では「選挙制度」からの出題はほとんどありません。

▼参考(第1回一類)の出題データ▼

東京消防庁消防官の出題傾向
本試験問題より作成

国会・内閣・裁判所の出題率は圧倒的に高いですが、選挙や政治史はまったく出ていません。つまり一般論を鵜呑みにして勉強しても…コスパが悪いんですよね。

えもと

参考書や問題集にも重要度や頻出度ってあるけど、あれも全体の平均(一般論)なので注意!

どの科目にもよく出る分野と出ない分野があります。なるべく重要な科目に時間を使えるように出題範囲を理解して勉強してみてください。

▼図にするとこんな感じ▼

東京消防庁の出題範囲

出題範囲に知らないまま、どれだけ勉強量を増やしたとしても、時間や労力が無駄になりかねないことは避けたいですね。

出るところがわかれば、勉強が苦手な人でも簡単に取り組めるので必ず出題範囲を理解してから勉強しましょう。

\ 過去10年分の出題範囲が丸わかり /

復習に重点をおく

また、勉強において重要なのは先に進むことよりもどれだけ復習をしたかということです。

教養試験で点数が取れない(覚えられない)という人の多くは復習を軽視しています。というか、驚くほどやっていません。

復習するタイミングですが、僕は勉強した箇所は3日連続で見るというルールで覚えていきました。要するにその日に解いた問題は短いスパンで3回見るというものです。

1日目問題1〜10をやる
2日目問題1〜10を見直して、問題11〜20をやる
3日目問題1〜20を見直して、問題21〜30をやる…

とくに重要なのが翌日の復習

勉強した次の日に復習しないだけで一気に知識の定着が悪くなります。記憶の法則で有名なエビングハウスの忘却曲線でも人間の記憶力は翌日にガタ落ちすることが立証されていますからね。

最初のうちはけっこうシンドイですが、1カ月ほど続けてみれば結果が見えてくるので、反復練習を意識して勉強していきましょう。

【東京消防庁消防官採用】教養試験で出題範囲(傾向)を知る3つの方法

教養試験を効率よく勉強するには出題範囲の理解がとても重要です。

「数的推理が何問出た」とか「社会科学を捨てると落ちる」などの情報は、予備校の説明会に参加したり、ネットで探したりすれば無料で発掘できます。

でも、肝心の「何をどこまでやればいいのか」といったデータはまったくでてきません。

そこで、ここでは東京消防庁の出題範囲を知る方法を3つ紹介します。

▼出題範囲を知る方法まとめ▼


自力

予備校

note
価格3,000円10万円〜1,980円
分析
年数
3~5年予備校
次第
10年分
教材
指定
自由予備校
次第
指定あり
詳細詳細詳細
出題範囲を知る方法比較

1 自力で過去問を分析する

こういった市販されている過去問集を購入。

そして、自分が使う教材に合わせて自力で出題傾向表を作成します。

メリットデメリット
費用が抑えられる(3,000円程度)
手取り早く過去問を入手できる
自力で分析する手間がかかる
初心者には難しい
分析できる年数が少ない
誤った分析をしてしまうリスク

費用は過去問集代だけなので負担は少ないです。

しかし、直近3年分ぐらいしか分析できません。出題傾向を理解するには不十分です。

また、科目知識のない初心者が傾向分析しようとすれば、「この問題は数的かな?判断かな?」と、間違って分類してしまう危険性があります。

ある程度、知識がある人ならいいかもですが、何から勉強すればいいの?と悩んでいる人にはキツイかもです。

2 予備校を利用する

公務員試験対策に定評のある予備校を使うことで、効率的に傾向を知ることができます。

メリットデメリット
情報量が多い
分析済みのデータが入手しやすい
誤った分析をしてしまうリスクが少ない
費用が必要(数万円〜)
講座・講義にも出席が必要
予備校によって情報量が違う

公務員試験を専門に扱っているため、情報量は多い傾向にあります。そのため、過去問や傾向が多く手に入りやすいです。

しかし、授業料や教材費などの出費が必要(10万円~20万円)。

また、予備校によって情報量やサポート面に差があるので入会前に規模を確認することが大事。

3 noteを活用する

過去10年間(2013~2022年実施)の出題を科目別・分野別に分類して、オリジナルの出題傾向表をnoteで公開しています。

メリットデメリット
過去10年間の出題傾向が丸わかり
分析済みのデータが入手できる
誤った分析をしてしまうリスクが少ない
費用が抑えられる(1,980円)
使う問題集が限定的
完璧主義の人には不要

出題傾向表を見て、繰り返し出題されている科目・分野から勉強すればOK。

ただ一つだけ欠点があります。それは使う問題集が一類と二類は「警察官・消防官 新スーパー過去問ゼミ」、三類は「オープンセサミシリーズ」を推奨していること。

▼一類、二類の使用教材▼

▼三類(高卒程度)の使用教材▼

編集:東京アカデミー
¥1,760 (2022/12/27 15:54時点 | Amazon調べ)

というのは、これらのテキストの目次をもとに出題傾向表を作成したためです。

なので、スー過去やオープンセサミを使えば目次と出題分野がリンクしているので並行学習が可能ですよ。

出題傾向表を見て、繰り返し出題されている科目・分野から勉強すればOK。逆に出題がない分野は見る必要すらないので、「どこを勉強すればいいんだろう…」と悩む心配がありません。

スー過去やセサミでない場合は効果をフル活用できませんが、効率よく勉強を進めたい方はぜひ役立ててほしいです。

\ 過去10年分の出題範囲が丸わかり /

試験科目・出題傾向を理解して教養試験の対策を始めよう!

今回は、東京消防庁消防官採用試験の教養試験を効率よく勉強するなら出題範囲の理解が大事という話をしました。

教養試験の問題は、高校までにきちんと勉強してきた人からすれば、それほど難しいわけではありません。

それなのに多くの受験者が悩んでいるのは、試験科目が多いからです。1科目あたりの出題範囲も広いので、出題範囲を理解して効率よく勉強することが大切です。

出題範囲を知る方法はいくつもありますが、早めに把握することで遠回りをせずに勉強できます。そうすれば、科目・範囲ともに膨大な教養試験の勉強は、これまでよりずっとラクに合格点を超えるようになると僕は考えます。

まずは科目ごとの出題範囲を理解する。そこから始めていきましょう!

\ 過去10年分の出題範囲が丸わかり /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

公務員試験の指導を12年間やっています。新卒で大手専門予備校に就職→公務員課で5年間勤務、在職中に公務員試験を受験するも不合格→退職→公務員試験の勉強→国立大学法人、政令市、市役所に合格→現在、某大学の職員として7年目。 2018年6月からサイトを運営中。普段はカフェで珈琲飲んでます。

タップできる目次