東京消防庁採用試験の面接は何が質問される?面接カードや対策方法も解説

東京消防庁消防官採用試験の面接は何が質問され(聞かれ)ますか?
結論:自分自身に関することから東京消防庁の消防官になりたい理由まで幅広く聞かれている。

頑張って筆記試験を突破しても、面接で半分以上が落ちてしまいます。

あと一歩で東京消防庁の消防官になれるのに、面接で不合格になることは絶対に避けたいですよね。面接を攻略するには、事前に聞かれる質問を把握し自分の言葉で熱意を伝えられるようにすることがポイントになります。

また、面接攻略には欠かせない面接カードの内容や僕自身が行った面接の対策方法まで解説しているので、東京消防庁に最終合格したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

東京消防庁消防官採用試験 面接試験の基礎知識

※2021年の情報をもとに作成

東京消防庁消防官採用試験一類・二類・三類では、二次試験に面接試験が実施されます。

形態は面接官3人に対して受験者1人で行う個人面接です。一人に対して集中してチェックできるため、面接官は様々な視点から評価できるんですね。

面接の試験時間

試験時間はどの区分も20~30分。

えもと
えもと

以前は1人2回の面接をやっていましたが、感染症対策の一環として面接の回数は1回となっています。

面接の評価基準

以下に示すのは、人事院が示す「面接の評価観点」です。

項目観点
積極性・率先して物事に取り組むことができるか
・必要な自己主張ができるか
・熱意や意欲を持って物事に取り組めるか
協調性・考え方や立場が異なる他者とやりとりできるか
・他人を思いやり、自己中心的なところはないか
・集団の中にうまく溶け込めるか
責任感・誠実にものごとに対処しているか
・組織人として自覚的な行動ができるか
・まじめで、信頼できるか
安定性・落ち着きがあり、安定しているか。動揺はないか
・場に応じた自己規制をすることができるか
・困難に直面しても冷静に対応できるか
表現力・質問に対する応答は適格か
・話している内容に一貫性があるか
・話し方がわかりやすく簡潔か

東京消防庁の評価基準は公開されていませんが、公務員試験の採用は基本的にこの人事院がベースとなっているため参考にはなるはず。これらの観点ごと面接官それぞれがA~E(1~5)で評価をつけ、それを突き合わせて最終評定をつける方法が一般的です。

東京消防庁消防官採用試験 面接では何が聞かれる?

試験では過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負などを幅広く聞かれています。

間違いのない回答を目指すことも重要ですが、あまりマニュアルに頼るのではなく、それ以上に自分らしさや消防官への熱意をアピールできるように準備しておきましょう。どの区分も聞かれる内容に大差はないので、すべてに自信を持って回答できるように準備してください。

一類(大学卒程度)で聞かれた質問

  • 緊張していますか。
  • 会場までどのような手段で来ましたか。
  • 東京消防庁を志望した理由は何ですか。
  • 消防官を目指したきっかけは何ですか。
  • 消防官になりたい理由を教えてください。
  • なぜ警察や自衛隊ではなく消防官を志望するのですか。
  • 東京消防庁と他市消防の違いは何ですか。
  • 将来はどのような消防官になりたいですか。
  • どのような社会人になりたいですか。
  • 東京消防庁の魅力は何ですか。
  • 東京消防庁で知っていることを教えてください。
  • 入隊したい部隊は決まっていますか。
  • 希望しない部隊に配属されても大丈夫ですか。
  • 消防学校のイメージを教えてください。
  • 消防学校での集団生活に馴染めると思いますか。
  • 災害の予防で行っていることはありますか。
  • 大学ではどのような活動をしていますか。
  • 卒業論文は書きますか。テーマは何ですか。
  • 高校時代は何か部活動をやっていましたか。成績はどうでしたか。
  • 大学で何を学びましたか。
  • 大学で得たことは何ですか。
  • 大学で頑張ったことを1分間で言ってください。
  • 高校と大学の違いは何だと思いますか。
  • 長所と短所を教えてください。
  • あなたの強みは何ですか。
  • あなたのアピールポイントを教えてください。
  • 体力には自信がありますか。
  • ストレス耐性はどのくらいだと思いますか。
  • ストレス解消法ありますか。
  • 併願状況を教えてください。
  • 併願先の志望理由は何ですか。

最近の面接では回答した内容を深堀して、受験者の行動特性を探る技法で行っています(コンピテンシー型面接)。具体的な問われ方(技法)や他にも過去に聞かれた質問を下記記事でまとめているので、参考にしてください。

CHECK【東京消防庁消防官一類】面接の頻出質問と回答例!過去問175個

二類(短大卒程度)で聞かれた質問

  • 昨晩はよく眠れましたか。
  • 面接対策はどのくらいしてきましたか。
  • 志望動機を教えてください。
  • なぜ東京消防庁を志望するのですか。
  • 併願はしていますか。
  • 東京消防庁と併願先の両方に合格したらどうしますか。
  • 高校生活で一番頑張ったことは何ですか。
  • 高校時代の思い出を教えてください。
  • 部活動は何かやっていましたか。
  • 面接カードの自己PRに何を書いたか覚えていますか。
  • 自己PRを言ってください。
  • 面接カードに書いた自己PR以外でアピールしてみてください。
  • 仕事に活かせる資格は持っていますか。
  • 取得した資格を取ろうとおもったきっかけは何ですか。
  • 消防学校での不安はありますか。
  • 消防学校では制限が多いですが大丈夫ですか。
  • 健康や体力で不安なことはありますか。
  • 体力向上のためにやっていることはありますか。
  • 大学に進学した理由は何ですか。
  • 今、もっとも興味のあることは何ですか。
  • 大学生活で最も力を入れていることは何ですか。
  • 東京消防庁の仕事で印象に残っていることはありますか。
  • 交通違反やマナー違反をしたことはないですか。
  • 消防官になることを誰かに相談しましたか。

最近の面接では回答した内容を深堀して、受験者の行動特性を探る技法で行っています(コンピテンシー型面接)。具体的な問われ方(技法)や他にも過去に聞かれた質問を下記記事でまとめているので、参考にしてください。

CHECK【東京消防庁二類の面接対策】自己PR・志望動機の考え方と質問大全

三類(高卒程度)で聞かれた質問

  • 会場までどうやって来ましたか。
  • 志望動機を教えてください。
  • なぜ消防庁を志望するのですか。
  • 学生生活で頑張ったことを教えてください。
  • 友人関係は良好ですか。
  • どんな友人が多いですか。
  • 友人からはどんな性格といわれますか。
  • 趣味や特技は何ですか。
  • ストレスはどんなときに感じますか。
  • ストレスはどうやって解消しますか。
  • 併願状況を教えてください。
  • なぜ併願先を受験しているのですか。
  • 併願先と消防庁の両方に合格した場合どうしますか。
  • 東京はどんな街ですか。
  • 消防官になるために頑張っていることはありますか。
  • 消防学校は集団生活ですが大丈夫ですか。
  • 集団生活の経験はありますか。
  • 今までに大きな怪我をしたことはありませんか。
  • 今までに違反行為をしたことはありませんか。
  • 高校生活の思い出を話してください。
  • 逆に思い出したくない出来事はありますか。
  • 消防官を目指したのはいつからですか。
  • 消防官のイメージを教えてください。
  • 消防庁の魅力は何ですか。
  • どんな仕事をやってみたいですか。

最近の面接では回答した内容を深堀して、受験者の行動特性を探る技法で行っています(コンピテンシー型面接)。具体的な問われ方(技法)や他にも過去に聞かれた質問を下記記事でまとめているので、参考にしてください。

CHECK【東京消防庁消防庁三類】面接の頻出質問と回答例!

東京消防庁消防官採用試験 面接カードの重要性

面接試験では、事前に提出した面接カードに沿って質問される傾向にあります。

そのため、面接カードの作成に時間をかけることが重要です。

面接カードは試験日に記入(提出)

東京消防庁消防官採用試験の面接カードは、二次試験の1日目(体力検査)に会場で作成します。

記入時間は20分しかないため、あらかじめ書く内容を考えておく必要があります。

面接カードの内容は自己PRが中心

面接カードの内容は、「面接でPRしたいこと」を中心に、職歴や過去の受験状況、併願、体調面などを記入します。

なかでも職歴や病歴などは期間を含めて明記する必要があるため、正確な年月を確認しておくことが重要です。

面接カードの内容(全区分共通)
  • 面接でPRしたいことを自由に記入してください(100字程度)
  • 職歴はありますか。ある場合は、全ての職歴についてその期間、職種、業務内容などを記入してください。
  • 東京消防庁の採用試験を受験したことがありますか。ある場合は、受験した年度及び受験区分をすべて記入してください。
  • 他の官公庁または会社の併願状況について、これから受験する予定のものを含めて、全て記入してください。
  • 健康状態に関する次の項目について、具体的に記入してください。
    (1)現在、通院治療または服薬を必要とする病気や怪我
    (2)薬を現在服用しているまたは過去の服用歴
    (3)過去の病気や怪我のために、激しい運動をすると不安と思われる病気や怪我
    (4)上記以外に、消防官としての職務遂行や集団生活をしていくうえで心配なこと
  • 今までに、交通違反や犯罪などの各種法令違反により、罰金等の処分又は取り調べを受けたり、交通事故などにより示談処理を行ったことがありますか。具体的に全て記入してください。
えもと
えもと

記入する際は資料などを持ち込むことはできないようなので、あらかじめ書けるように練習しておきましょう。

東京消防庁消防官採用試験 面接対策4ステップ

面接対策といってもするべきことはたくさんあるので、いつ、何をするべきか計画を立てることが大切です。

面接対策は思っている以上に時間がかかるため、まだ先のことだからと後回しにしていると十分な対策ができないまま面接を受けることになってしまいます。後で慌てなくてもいいように、余裕を持って面接対策をはじめましょう!

ここからは、実際に僕がしていた面接対策を次の4ステップで紹介します。

  1. 面接のノウハウを勉強する
  2. 質問内容(過去問)の把握
  3. 話す内容を考える(自己PR・志望動機の作成)
  4. 模擬面接を繰り返す

ステップ①:面接のノウハウを勉強する

まずは参考書を使って、面接試験の流れやルールなどのノウハウを勉強しましょう。

おすすめの面接対策本は「公務員試験 現職採点官が教える! 合格面接術」です。現職の採点官がノウハウを解説している参考書です。

現職採点官が教える!合格面接術の特徴

特徴はマンガ形式で解説されているので、すごく読みやすく覚えやすいんですよね。様々な質問に対して、良い回答例と悪い回答例を勉強することができます。

なかでも、悪い回答例は落ちる人の共通点ともいえるので、徹底して読み込むといいでしょう。

ステップ②:質問内容(過去問)の把握

続いて、面接の過去問を把握しましょう。

なぜなら、実際の面接で何がどのように聞かれているのかを知り、自分がどのくらい答えられるのかを知っておく必要があるからです。また、過去問を見ておけば、よく聞かれている質問、あまり聞かれていない質問との差がわかるので、メリハリをつけて対策ができますよ。

過去問は下記記事で公開しています。

CHECK【東京消防庁消防官一類】面接の頻出質問と回答例!過去問175個

CHECK【東京消防庁二類の面接対策】自己PR・志望動機の考え方と質問大全

CHECK【東京消防庁消防庁三類】面接の頻出質問と回答例!

ステップ③:話す内容を考える

ステップ①、②で把握した内容をもとに、次の手順で自己PRや志望動機を考えていきました

過去問をもとに思いつくだけ書き出す

過去問を一問一答形式で使い、何でもいいので、思いつくだけ回答を書き出します。

例)長所は?→明るい、元気、面倒見がいい、責任感がある。

理由を付け足して考える

STEP1で書き出した内容に、根拠(理由)を添えていきます。

例)長所は?→明るい(なぜ?)→落ち込むことがあっても表に出さないから。

具体的な経験・体験を盛り込む

STEP2で考えた理由を裏付ける経験や体験を付け足します。

例)長所は?→明るい(なぜ)→落ち込むことがあっても表に出さないから→高校の部活動で〜。

このようにアピールしたいことを深掘りしていくことで、本来の自分が見えるようになってきます。面接官が知りたい部分でもあるので、時間をかけて考えてください。

ステップ④:模擬面接を受ける

最後は模擬面接を通して実践練習をしましょう。

考えた内容を実際に表現することは難しいからです。

また、面接では話す内容よりも表情や伝え方のような印象面が評価されやすいので、模擬面接をやらないと何もわかりません。自分がどれだけ最高の志望動機を考えても、笑顔でハキハキ話せていると思っても、面接官(第三者)に伝わらなければ、それはただの自己満足なんですよね。

面接で落ちる人は共通して「ちゃんと喋れたのに落ちた理由がわからない…。」って言うんですけど、伝わっていないから落ちるんですよ。とくに面接が苦手と思っている人は、1回や2回の模擬面接くらいでは何も見えてこないので、時間がある限り回数を重ねていくことをおすすめします。

えもと
えもと

僕自身、面接はものすごく苦手だったので、なんとか形になるまで練習しまくりましたよ。無料、有料問わずに15回は実践練習をしました!

東京消防庁消防官採用試験の面接対策まとめ

本記事は東京消防庁消防官の面接試験でよく聞かれる質問と対策法を解説していました。

面接は筆記試験に比べて不透明な部分が多く、努力が直結しない試験です。そのためやり方がわからずに対策不足で落ちてしまう原因になります。

面接対策は筆記試験よりもやることが多く、かなり時間が必要です。できるだけ早めに手をつけて攻略していきましょう!

その他試験の対策は「【初心者向け】東京消防庁採用試験の内容は?傾向と勉強方法を解説」を参考にしてください。