【初心者向け】東京消防庁採用試験の内容は?傾向と勉強方法を解説

東京消防庁消防官採用試験の内容は?

東京消防庁消防官採用試験はどんな試験内容なんですか?
結論:筆記試験(教養試験、論作文、適性検査)と人物試験(面接、体力検査)の2つが課される

東京消防庁消防官採用試験の対策をはじめよう!」と思うものの、何からはじめていいかわかりませんよね。

そもそも、どんな試験があるのかどうかもよくわかっていない…。

公務員試験は試験種ごとに試験内容が違います。そのため、内容を知らずに対策することはNGです。

そこで本記事では、東京消防庁消防官採用試験の具体的な内容と、試験ごとの傾向から対策方法まで解説します。

今すぐにでも勉強を始めたいと考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

東京消防庁消防官採用試験の内容は?

東京消防庁消防官採用試験の内容は、大きく「筆記試験」と「人物試験」に分類できます。

試験はステップ式で行われ、まず一次試験で筆記試験を課し、基礎学力のある受験者を選出します。その後、合格者を対象に二次試験を行い最終合格者を決定するという流れ。

まずは試験ごとに大まかな内容を把握しましょう。

一次試験の内容

  • 教養試験
  • 論文(作文)試験
  • 適性検査
合格者の決定方法

教養試験で基準点を達した者を対象とし、論(作)文の結果や資格・経歴の評定などを総合して判定する。

二次試験の内容

  • 体力検査
  • 口述試験(個人面接)
最終合格者の決定方法

二次試験の結果に一次試験の結果及び受験資格の確認結果を総合的に判定して決定する。

このように対策することが多いため、東京消防庁の難度は高いです。

傾向をしっかり理解して対策をはじめましょう。

関連記事【最新】東京消防庁採用試験の倍率は高い?過去10年間の推移を解説

東京消防庁消防官採用試験の合格に必要な勉強時間は?

合格までにどれぐらいの勉強期間・時間が必要なのか気になりますよね。

勉強時間が多いからといって合格に直結するわけではありませんが、落ちる人の多くは圧倒的に量が少ないです。

目安は600時間

勉強時間は500〜600時間を目標としましょう。

1日2時間やれば10ヶ月程度で達成できる時間ですね。

学校や仕事と両立しながら合格を目指すことになるので、負担がなく、現実的に勉強できる計画を立てて実行することが重要。

  • 1日2時間・・・300日(約10ヶ月)
  • 1日3時間・・・200日(約7ヶ月)
  • 1日4時間・・・150日(約5ヶ月)

短期集中がポイント

勉強時間の確保が難しい場合は、はやめに対策をはじめることにプラスして「効率性」を意識することが大切です。

どれだけ「量」をこなしても、「質」が伴っていないと効果減です。逆に「質」が良ければ、最低限の量をこなすだけで効果バツグン

なので、できるだけ短期集中で覚えていくことが重要です。

関連記事東京消防庁採用試験の難易度はどれくらい?難しい3つの理由と対策ポイント

東京消防庁消防官採用 教養試験の勉強法

教養試験は、一般知能と一般知識で構成される筆記試験です。

  • 一般知能:計算力や読解力を測る科目
  • 一般知識:高校までに学んだ人文科学や社会科学などの知識

要は科目の多い大学入学共通テスト(センター試験)のようなもので、その多くが今までに一度は勉強したことがある内容です。

教養試験の傾向

項目内容
試験時間120分
問題数45問
科目数17科目
出題形式択一式
配点比率15%
基準点(問)12問

試験時間は120分で、45問に解答します。

1問あたり2分程度で解かないと時間が足りないので時間配分に注意が必要です。

なお、45問のうち12問以上取れないと他の試験が満点でも合格できません。これを「足切り」と言います。

えもと
えもと

基準点は公表はされていませんが、多くの試験が満点の2割~3割を設定しているので目安としましょう!

教養試験の科目

東京消防庁消防官の教養試験は、次の5分野17科目から出題があります。

一般知能数的処理数的推理 / 判断推理 / 空間把握 / 資料解釈
文章理解現代文 / 英文
一般知識社会科学政治 / 経済 / 社会
人文科学日本史 / 世界史 / 地理 / 国語
自然科学数学 / 物理 / 化学 / 生物

教養試験の対策法

試験科目は多いため、全科目に同じ時間を使って勉強してはいけません。

勉強するときのポイントは、次の2つ。

  • 「出題数の多い科目から勉強すること」
  • 「頻出分野から手をつけること」

ポイント①:出題数の多い科目から勉強する

東京消防庁消防官の主要科目は次の5つ。

  • 数的推理
  • 判断推理
  • 資料解釈
  • 文章理解
  • 数学

これらの科目は、出題数が多く、理解するのに時間がかかる、または物理的に量が多いというのが理由です。

逆に言えば、主要科目で点数が取れると勉強の負担を減らせるので、優先して勉強しましょう。

ポイント②:頻出分野から手をつける

教養試験は出題範囲が膨大なので、まともに勉強すると試験までに終えることができません。

たとえば、主要科目の一つである数的推理の出題範囲は以下の15項目(250ページ)で構成されています。

〇 数の計算と数列

〇 約数・倍数

〇 覆面算・魔法陣

〇 整数問題・記数法

〇 最大・最少問題

〇 方程式・不等式の応用

〇 連立方程式の応用

〇 割合・比・濃度

〇 速さ

〇 仕事・時計・年齢算

〇 場合の数・順列・組合せ

〇 確率

〇 直線図形

〇 円・扇形

〇 立体図形

出典:警察官・消防官 新スーパー過去問ゼミ 数的推理

仮に1項目10時間を使って勉強すると、一通り手をつけるだけで150時間もかかる計算になります。ただでさえ試験科目は15以上あるので、確実に試験本番までに終わりません。

出題範囲は広いですが、全範囲から満遍なく出題されているわけではないため、すべてに力をいれて勉強する必要はありません。

勉強の最初に過去の出題範囲を把握して、効率よく勉強することが大切です。

詳しい出題範囲などの情報を下記記事で解説しています。確認してみてください。

参考東京消防庁消防官1類 教養試験の出題傾向

参考東京消防庁消防官2類 教養試験の出題傾向

参考東京消防庁消防官3類 教養試験の出題傾向

東京消防庁消防官採用 論文・作文試験の勉強法

論作文はテーマに沿って文字を書かせることで、受験者の熱意や人生経験、リーダーシップ力などを評価する試験です。

論文(一類・二類)は時事的な内容がテーマに、作文(三類)はこれまでの経験がテーマになる傾向があります。

一見、消防官とは無縁のテーマですが、最終的には消防に関連のある内容にすることが求められるため、普段から消防官や時事について情報収集が不可欠です。

論文・作文の傾向

項目内容
試験時間90分
問題数1題
文字数800〜1200字
配点比率20%

論文・作文 書き方のポイント

出題テーマの趣旨をおさえる

まずは出題内容をしっかり理解することです。

ここがズレてしまうとすべてが終わります。なので、しっかり何について論じなければならないのか時間をかけて把握してください。

自分の意見をまとめる

課題文やテーマに対し、どのような意見を主張するのかを決めましょう。

その意見を主張する理由をいくつか挙げ、さらになぜそう思うのか、根拠を箇条書きにしてまとめることがポイントです。

執筆

決めたテーマと主張をもとに、先ほどの3段構成に従って論述します。

すでに書く内容や構成はできているはずなので、誤字や脱字に注意して書いてください。

論文・作文はスポーツと同じで、何度も繰り返し書くことで徐々に上達する試験です。

何度も書いているうちに自分なりの書き方が身についてくれば論文・作文は攻略したようなものなので、できるだけたくさん練習してください。

関連記事【東京消防庁採用試験の論作文対策】文字数は?過去問と書き方を解説

東京消防庁消防官採用 体力検査の傾向

体力検査は消防官として最低限の体力があるかを検査するため、難しくはないです。

体力検査の内容と回数

項目回数
握力左右1回
上体起こし1回
腕立て伏せ1回
長座体前屈2回
反復横跳び1回
立ち幅跳び2回
1km走

体力検査の注意点

けんじ
けんじ

自分のルールでやっているとカウントされずに焦りました…。

こうじ
こうじ

腕立て伏せは置いてあるカップに胸がつくまで下げたり、上げるときは号令に従ったり思ったより大変でした…。

このような報告を受けています。

独流でできていても、マニュアル通りできていなければ評価されないことに注意が必要です。

なお、基準は高校生の体力テストが基準となっています。以下のファイルで確認してみてください。

参考新体力テストの基準

東京消防庁消防官採用 個人面接の対策法

個人面接では、 筆記試験では判断できない受験者の人間性や消防官への資質・適性、志望意欲などを評価する人物試験です。

面接形態は「個人面接」で、面接官3人に対して受験者が1人で行います。

試験時間は20~30分、過去の経歴や経験、志望動機から今後の抱負まで幅広い質問に回答しなければいけません。

面接カードの作成がポイント

面接は試験日に記入する面接カードから質問されます。

そのため、わかりやすく作成することがポイントです。

主な内容

● 面接のときにPRしたいことを簡潔に記入してください
● 過去に東京消防庁を受験したことがあれば記入してください
● 他の官公庁と民間企業との併願状況について記入してください

記入時間は 20分しかありません。

文字数は100字程度で書けるように準備しておくといいですね。

個人面接の評価基準

東京消防庁の評価基準は公開されていませんが、公務員試験の採用は基本的に人事院(国家公務員)がベースとなっています。

(参考例)
積極性・率先して物事に取り組むことができるか
・必要な自己主張ができるか
・熱意や意欲を持って物事に取り組めるか
協調性・考え方や立場が異なる他者とやりとりできるか
・他人を思いやり、自己中心的なところはないか
・集団の中にうまく溶け込めるか

やはり一番大きいのは責任感や積極性の観点で、多くの質問を通して確認しています。

消防官は人命に直接関わる仕事なので、「今までの経験」や「努力してきたこと」などの質問から真意を聞き出すわけですね。

東京消防庁の場合、責任感や積極性は特に大切だと把握しておきましょう。

過去の質問例や対策方法を下記記事で解説しています。

関連記事東京消防庁採用試験の面接は何が質問される?面接カードや対策方法も解説

東京消防庁消防官採用試験に独学で合格する勉強法まとめ

東京消防庁消防官採用試験の内容は幅広いため、「難しそうだな…。」と感じたかもしれませんが、この内容をしっかりと理解して対策していかなければ合格できません。

しっかりと試験の本質を理解して正しい努力をすればある程度の結果は見えてきます。

もちろん、何も傾向を理解せず適当に勉強するだけでは時間のムダになってしまいますが、この記事を見ているような勉強熱心なあなたなら大丈夫です!

確かに試験内容は多いですが、あなたはしっかり勉強したいという意思が強いので、適当に勉強しているその他大勢の人に負けるわけありません。

勤勉なあなたは結果を出すことができるので安心してノウハウを学んで、まずは対策に時間のかかる筆記試験から勉強をはじめていきましょう。

CHECK東京消防庁消防官1類に効率よく受かるための完全ロードマップ

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