【東京消防庁採用一類・三類】論文・作文の過去問テーマと対策

東京消防庁の論作文 (1)

東京消防庁消防官採用の一次試験で行われる論作文。

『消防官の仕事や使命とかについて書く文章形式の試験でしょ?』と何となく内容を想像しがちだけど、実際にどんなテーマが出るのか疑問に感じている方も多いことでしょう。

そこで本記事では、これから論作文対策を始める方向けに、過去の出題テーマを徹底的に紹介します。

文字数や試験時間などの対策に必要な情報も具体的に解説しているので、ぜひ参考にしてください。

えもと

対象区分は消防官一類〜三類です!

*合格に向けて準備を始めたい方は『【一類・三類】東京消防庁採用の試験内容と傾向【一次・二次試験】』をご覧ください。試験の全体像を網羅したガイドブックです。

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【東京消防庁】論文・作文の過去問テーマ

ここでは、東京消防庁消防官一類〜三類採用試験の論文・作文テーマをまとめています。

令和5年度(2023年実施)

一類(第1回)消防職員の使命についてあなたの考えとその達成に向けてあなたができることを述べよ。
一類(第2回)東京消防庁の職員に求められる倫理観や規律の遵守が求められる理由についてあなたの考えを述べよ。
二類実施なし
三類あなたが東京消防庁を希望する理由と、どのように成長していきたいかを述べよ。

令和4年度(2022年実施)

一類(第1回)都民から信頼される消防官となるために、あなたが実践することを具体的に述べよ。
一類(第2回)今後の社会情勢をふまえ質の高い行政サービスを提供するために、消防官としてあなたが取り組むことを述べよ。
二類東京消防庁の職員として大切だと思うことを、今までの経験を踏まえて述べなさい。
三類東京消防庁の職員として、10年後のあなたがどんな成長を遂げているか述べなさい。

令和3年度(2021年実施)

一類(第1回)デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現が人間社会にどのような影響を与えるのか、あなたの考えを具体的に述べなさい。
一類(第2回)実施なし
二類官公庁がソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を積極的に活用することの利点とその活用方策、さらにその際に注意すべきことを具体的に述べなさい。
三類自ら考えて行動するために日頃から行うべきことを具体的に述べなさい。

令和2年度(2020年実施)

一類(第1回)資料(JPEG)】から傾向を読み取り、行政機関が発信する情報を都民に広く周知するための効果的な方法を考え、具体的に述べなさい。
一類(第2回)社会人として必要なものを3つ挙げ、それを身につけるためにあなたが今後どう取り組んでいくのか具体的に述べよ。
二類あなたの経験から「失敗を糧にして成長できた」と考えられる事柄を挙げ、今後当庁で仕事をしていくうえでそれをどのように生かしていくのか、あなたの考えを具体的に述べなさい。
三類あなたの経験から「失敗を糧にして成長できた」と考えられる事柄を挙げ、今後当庁で仕事をしていくうえでそれをどのように生かしていくのか、あなたの考えを具体的に述べなさい。

令和元年度(2019年実施)

一類資料「救急車を呼んだ理由(JPEG)」から読み取れる課題と対応策について、あなたの考えを具体的に述べなさい。
二類職場におけるチームワークの重要性とチームワークの醸成に対する取り組み方について、あなたの考えを具体的に述べなさい。
三類都民に信頼されるためにあなたが消防官になって努力すべきことを具体的に述べなさい。
【模範解答】書いたら答え合わせをしよう!

テーマがわかっただけでは対策できません。

論文(作文)攻略には、第三者によるフォードバック(添削)がとても大事だからです。

答案を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。正解不正解がわからないまま対策を続けても成績は伸びないので、書いた答案は必ず添削してもらいましょう。

オススメの添削サービスはこちらの記事で紹介しています。

【東京消防庁】論文・作文対策に関する質問FAQ

東京消防庁消防官一類〜三類採用試験の論文(作文)対策で必要な相談される質問に回答します。

Q1 論文・作文の試験時間は何分ですか?

回答:論文・作文の試験時間は90分(1時間30分)です。

制限時間内で文章を適切に構成し、要点を明確に伝えることが重要です。また、普段から時間配分を意識して書く練習をしてください。

Q2 論文・作文の文字数制限はありますか?

回答:論文・作文の文字数制限はあります

800字以上、1200字以内で書かなければなりません。

文字数の注意点
  • 文字数をオーバーしてはいけない。
  • 文字数は少なすぎても減点
  • 半分も埋まっていなければ採点されない場合がある

知識や語彙が乏しいと多くの文字を書くのは難しいので、普段から語彙力も増やしておくといいでしょう。

Q3 論文・作文は何文字くらい書けばいいですか?

回答:8割以上書きましょう。

最大字数は1,200字なので960字程度です。

文字数は誰が見ても一発でわかる評価基準なので、極端に文字数が少ないと減点もしくは採点不可の判定を受けます。

Q4 論文・作文の配点は何点(何割)ですか?

回答:配点は非公開です。

しかし、過去のデータから全体の2割〜3割を占めている可能性が高いです。事実、教養試験の点数が高い人よりも低い人の方が合格する逆転現象が頻繁に見受けられるんですよね。

したがって、教養試験の勉強ばかりに時間を使うことはNGです。並行して論文・作文対策もやってください。

Q5 論文・作文試験対策はいつから始めればいいですか?

回答:試験日の3ヶ月前から始めましょう。

論文・作文を正しく書けるまでに最低3ヶ月は必要で、最低でも以下の知識を身につける必要があります。

  • 課題の把握力(読解力)
  • 文章構成力
  • 表現力
  • 語彙力
  • 漢字(日本語)の知識

これらの力は短期間で身につくものではありません。

語彙力や漢字の知識くらいなら1ヶ月でも何とかなりますが、他の力を短期間で身につけるのは厳しいです。

書き方を勉強する

実際に書いてみる

添削を受けて、弱点を知る

何度か繰り返す(最低でも3回)

こういった順番で勉強することになるので、やはり最低でも3ヶ月は必要だと思って学習スケジュールを組んでみてください。

なお、論作文の対策方法(書き方)は下記記事で紹介しています。

Q6 論文・作文試験の参考書でオススメはありますか?

回答:『よくわかる! 公務員試験のための論作文術シリーズ』がオススメです。

模範解答をもとに良い例、悪い例を学べます。

最初は模範解答を参考にしながら「良い型」を身につけてください。最終的には模範解答をそのままコピーするのではなく、自分なりの表現方法やアイデアを加えてオリジナリティを出せるようにしましょう。

編集:土屋書店編集部
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Q7 論文・作文試験で落ちる人の特徴は?

回答:書いたら書きっぱなしの人です。

論文・作文試験で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いんですよね…。

論文・作文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。

正解不正解がわからないまま対策を続けても成績は伸びないので、書いた答案は必ず添削してもらいましょう。学生なら学校の先生、社会人なら予備校やオンライン添削サービスなど、方法はたくさんありますよ。

なお、オススメの添削サービスを以下の記事でまとめています。周りに頼れる人がない方は参考にしてみてください。

今回は、東京消防庁の論文・作文テーマをまとめていました。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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