2023年度東京消防庁採用試験の倍率は過去最低?一類・三類別に解説

東京消防庁の倍率

もっとも知りたいデータの一つ競争倍率。

なぜ、競争倍率はそんなに知りたい情報なのでしょうか。

それは、どのくらいの人が受験し、合格したのかを知ることで難易度をある程度測はかれるものが「競争倍率」だからです。

“倍率=難易度”とストレートには言えませんが、客観的な難しさを知るうえでは把握しておくべきデータなんですよね。

そこで本記事では、東京消防庁採用試験(一類〜三類)の倍率について、最新年度から過去の推移まで詳しくまとめています。

実施状況を把握して、合格に向けて準備を始めましょう。

*合格に向けて準備を始めたい方は「【一類・三類】東京消防庁採用の試験内容と傾向【一次・二次試験】」をご覧ください。傾向や対策方法をまとめたガイドブックです。

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2023年度東京消防庁採用試験の倍率は5倍で過去最低

2023(令和5)年度東京消防庁消防官採用試験の倍率は5.0倍です。

区分受験者数合格者数倍率
一類
(1回目)
2,4737903.1
一類
(2回目)
1,2541637.7
三類2,5943148.3
合計6,3211,2675.0
2023年度東京消防庁採用試験の倍率

これは、2022年度の6.6倍を下回り、過去最低となっています。

えもと

採用予定人数は630人だったんですよね!かなり多くの合格者を出すのが東京消防庁の特徴でもあります。

過去の受験者数・合格者数・倍率の推移

実施年度受験者数合格者数倍率
20236,3211,2675.0
20228,3821,2716.6
20219,37472812.9
20209,4581,3397.1
201912,40987614.2
201814,11795414.8
201715,71878320.1
201618,21794119.4
201519,5081,31414.8
201419,7641,17016.9
東京消防庁の受験者数・合格者数・倍率の推移
えもと

続いて、区分(一類~三類)別の倍率を紹介します!

東京消防庁採用試験の倍率推移(区分別)

東京消防庁消防官採用試験の受験者数・合格者数・倍率の推移を区分別にまとめています。

東京消防庁一類(1回目)の倍率

実施年受験者数合格者数倍率
20232,4737903.1
20223,3563649.2
20212,8353957.2
20202,9764376.8
20193,8614418.8
20184,57240711.2
20174,89027917.5
20164,83736513.3
20155,08542412.0
20145,89239015.1
東京消防庁一類(1回目)の倍率推移

東京消防庁一類(2回目)の倍率

実施年受験者数合格者数倍率
20231,2541637.7
20221,2521876.7
2021
20207471186.3
20191,2877616.9
20181,4715825.4
20172,24610521.4
20162,69110725.1
20152,88923312.4
20143,30221915.1
東京消防庁一類(2回目)の倍率推移
  • 2021年度は募集なし

東京消防庁二類の倍率

実施年受験者数合格者数倍率
20221,0322923.5
20211,86110218.2
20201,7302626.6
20191,53815010.3
20181,57412113.0
20171,6695232.1
20163,8609939.0
20154,38616127.2
20143,36315521.7
20134,46617226.0
東京消防庁二類の倍率推移
  • 2024年度、2023年度は募集なし

東京消防庁三類(高卒)の倍率

実施年受験者数合格者数倍率
20232,5943148.3
20222,7424286.4
20214,67823120.3
20204,0055227.7
20195,72320927.4
20186,50036817.7
20176,91334719.9
20166,82937018.5
20157,14849614.4
20147,20740617.8
東京消防庁三類(高卒)の倍率推移

東京消防庁採用試験の倍率(選考別)

東京消防庁消防官採用試験の倍率を選考(一次試験と二次試験)別にまとめています。

一次試験の倍率

一次試験の倍率は、一類約2〜3倍三類約3〜5倍です。

区分受験者数合格者数倍率
一類
(第1回)
2,4731,2951.9
一類
(第2回)
1,2543283.8
三類2,5948173.2
2023年度東京消防庁採用の倍率(一次試験)

一次試験の合格者は、教養試験論作文の成績順に決定します。

試験の中でも、教養試験は科目・範囲ともに膨大なので、出題傾向を把握して効率よく勉強しましょう。

過去問や出題傾向を次の記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。

二次試験の倍率

二次試験の倍率は全区分2倍〜3倍程度です。

区分受験者数合格者数倍率
一類
(第1回)
1,2037901.5
一類
(第2回)
3071631.9
三類5703141.8
2023年度東京消防庁採用の倍率(二次試験)

二次試験(最終)の合格者は、個人面接や体力検査の成績に一次試験の結果を踏まえて総合的に決定します。

二次試験の倍率を見てわかるように、せっかく筆記試験をクリアしても、半分は面接で落とされてしまいます。面接対策を後回しにせず、早めに自己分析を始めましょう。

東京消防庁採用試験の倍率は気にする必要なし

今回は、東京消防庁の倍率(一類二類三類)をまとめていました。

傾向としては、一次試験の倍率が高い傾向にあります。しかし、本気で合格を目指して筆記試験の対策をしている人は想像よりもはるかに少ないため、数値ほど恐れる必要はありません。

倍率にとらわれず、教養試験の多くの問題に取り組む、論作文を一枚でも書く、志望動機を考えるなど、合格につながる実践的な対策を行うことが重要です。

以上を参考に、東京消防庁の合格に向けて対策を始めましょう。

今回は以上です。

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