神奈川県警察官採用試験の”個別面接”について解説!
個別面接とはどんな試験か?試験時間や合格基準は?
面接カードはどうやって書くのか?どんな質問がなされるのか?…などなど
これから面接対策を始めようと考えている初心者向けにくわしく解説します!
筆記試験で満点を取っても、面接試験で評価を得ないことには神奈川県の警察官として働くことはできません。
これから面接対策をしようと思うものの、「結局、何から始めればいいのかわからない」と悩んでいる人は多いはず。
- 面接試験の傾向
- 面接カードの書き方
- 過去の質問内容
本記事を参考にして、面接で落ちないように準備をはじめましょう!
その他の試験対策についてはこちらの記事をご覧ください。
神奈川県警察官採用試験 面接試験の傾向
神奈川県警察官採用試験の面接試験は二次試験で行われます。
まずは傾向を簡単に紹介しますね。
神奈川県警 面接形態は個人面接
神奈川県警の面接試験は、複数の面接官に対して受験者が一人で行う個人面接行われます。
個人面接は1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。また、集団面接とは違い、受験者は自分一人だけなので緊張しやすい形式ですが、他の受験者がいないことから集中でき、自分をアピールしやすいという利点があります。
間違いのない回答を目指すことも重要ですが、あまりマニュアルに頼るのではなく、それ以上に自分らしさや神奈川県警への熱意をアピールできるように準備していきましょう。
神奈川県警 面接試験の時間は25~30分
一般的な面接時間は10〜15分なので、神奈川県警の面接時間は少し長いといえるでしょう。
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早く終わったんだけど・・・。これって不合格フラグなんかな?
面接時間がたとえ短かった場合でも、不合格だと決めつける必要はありません。
短すぎるから不合格とは限らず、採用側の事情で短い時間しかとれないときや、すでに結果が見えているときは、短い時間でも合格の場合があります。
限られた時間であってもしっかりと自己アピールができていれば、採用されることも十分考えられるので安心して臨みましょう。



逆に長くて落ちることもあるからね・・・。面接時間はあまり気にしなくてOK!
神奈川県警 圧迫面接はある
結論からいうと、警察官の面接において圧迫面接はよくありますよ!
- あなたは警察官に向いていないと思うよ。
- 君が警察官になったら、神奈川県の治安はよくならないと思うな。
- 警察官より警察事務に向いていると思うよ。 など。
こういったことを言われています!でも、気にする必要はありません。
なぜなら圧迫面接をする意図は、受験者の態度やストレス耐性を見るために”わざと”仕掛けているだけだからです。
なので、ハキハキと自信をもつことが大切です。
以上が、神奈川県警の面接試験の傾向です。
神奈川県警察官採用試験 面接カードの内容
面接カードとは、個別面接で使用される資料のことです。
氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなど、面接官が「受験者はどんな人物なのか?」を見極めるための役割があります。
実際の試験では、提出する面接カードに基づいて過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負など幅広く聞かれているので、わかりやすくアピールできる内容を作成しなくてはいけません。
面接カードの内容は以下のとおりです。
- 最終学歴
- 職歴
- 資格・技能・特技・大会出場実績等
- 健康状態
- 併願状況
- 志望動機
- やってみたい仕事
- 長所と短所
参考元:令和3年度面接カードより作成



面接カードは一次試験の合格通知に同封されています。二次試験に提出。
神奈川県警察官採用試験 面接カードの書き方
面接カードを作成するときのポイントや書き方を紹介します。
①自己分析
まずは自己分析をして、『自分自身はどんな人間なのか』、『なぜ神奈川県警を志望するのか』などを考えましょう。
なぜなら、自己分析が不十分だと説得力のある回答ができないからです。
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これまでの人生で自己PRできるようなことをしてきてないよ…。
このように悩んでいる方もいるかもしれませんが、必ず、自分を見つめなおせば、「好きなこと」「熱中したこと」「やりたいこと」が見えてきます。
面接カードに書く内容は、自分が経験したことや考えていることを正直に書くものです。
しかし、0から1をつくってはいけませんが、1を100にふくらますことは許されます。
これはあくまで例ですが、とにかく警察官に向いている、素質がある人材だということをアピールしなきゃいけないので、自分の好きなこと・やりたいことに関する話1を100に盛って、神奈川県警として活かせる能力を得られたというアピールを考えてみましょう。



僕自身、大学サークルは2年間しかやっていませんでしたが、4年間全うしたことにしましたよ…(苦笑)
②結論から書く
これ、とても重要です。
面接カードだけでなく、論文でも、面接試験でも、これからの社会人生活でも…
「結論」と「根拠」を分かりやすく明確に伝えるようにしましょう。
もっとも大切なのは『結論』なので、それが面接官に伝わらないとまったく意味がないですよね。また、その根拠をシンプルに説明できないと納得してもらえません。



回りくどい説明や、結論がどこに書いてあるか分からない面接カードは、ただただ迷惑でしかない!
だから結論を先に書く!
その根拠(の要約)も最初に説明しておく!
この2点を厳守するだけで、あなたの自己PRや志望動機は格段にレベルアップしますよ。
③抽象的な表現を多用しない
少しでも面接官に伝わる自己PRや志望動機を書きたいのであれば、抽象的な表現を使わずに文章を書きましょう。
たとえば「社交性」とか「協調性」などです。そもそも社交性、協調性とは?ってなりますし、だいたい使い方を間違っているケースがほとんとです。
抽象的な表現を使うときは、かならず簡単な〝例″を添えるなどしてわかりやすくするように心がけてください。



読みにくい文章の人って、やたら抽象的な表現を使いたがるんですよね…。
なので、文章を書くときには「小学生程度の子どもでもわかるように書く」ことを意識してみるといいでしょう。
小難しい文章を書くよりも、シンプルでわかりやすい文章のほうが面接官からしても評価は高いのです。
④一文を長くしない
自己PRや志望動機がわかりにくい人は、一文が長い(無駄な表現が多い)です。
たとえば、次の文章を見比べてみると…
私が神奈川県警を志望した理由は、住民が安心して生活できるまちづくりをしたいと思ったことや昔から警察官に憧れていたこと、そしてこれまでの人生経験を存分に活かせると思ったからです。
私が神奈川県警を志望した理由は、住民が安心して生活できるまちづくりをしたいと思ったからです。また、昔から警察官に憧れがあり、これまでの人生経験を存分に活かせると思ったからです。
内容は同じですが、文章Bの方が読みやすいですよね。
一文が長くなると途端に読みにくくなりますし、主述の関係もわかりにくく理解が難しくなります。また、ギッシリと一文を詰め込みすぎるのも読みにくくなる原因なので、余白を上手く使ってみてください。



接続詞「~ので」、「~だが」を使いすぎると長くなりやすいので注意!
⑤装飾をうまく活用する
基本的に面接官は短時間でササっと内容を確認しますし、1日に何十人もの面接カードに目を通すのでたくさんの文章なんて読みたくない!と思っていることを前提に書く必要があります。
実際、面接官はあなたが思っているほどには内容を読みこんでくれません。
だいたいの場合は冒頭や結末、強調箇所だけをひろって流し読みするだけです。
これは実際に面接官役をやってみるとわかりますが、短時間で一言一句を読むことはできませんし、頭に入ってきません。
となれば、少しでも伝わるように書き方を工夫する必要がありますよね。
さっき説明したように結論を先に書いたり、抽象的な表現を避けたり、一文を短くしたり…という工夫もそのためです。
そのほかにも重要な部分を太字にしたり、『』【】で目立たせたり…という文字修飾も、面接官に少しでも内容を伝えるようにするために大切なのですね。



とはいえ、やりすぎは厳禁です!ゴチャゴチャしてよけいに読みにくくなるので…。
以上が、神奈川県警察官採用試験の面接カードの書き方です。
神奈川県警察官採用試験 個人面接の過去問(質問)
受験者が面接試験で最も気になるのは「面接で何を質問されるのか」ではないでしょうか。
面接も筆記対策と同じように過去問を把握することが重要です。
ここでは、過去の面接試験で具体的に聞かれた質問をまとめています。自分なりの回答を練って対策をはじめましょう!
- 朝はしっかり起きられましたか。
- アルバイトの内容と苦労したことを教えて下さい。
- 希望する部署の志望動機を教えて下さい。
- 警察官にとって何が大切だと思いますか。
- 志望動機と神奈川県警を受験することはどう関係があるのですか。
- 体力検査はどうでしたか。
- なぜ警察官を志望したのですか。
- なぜ神奈川県警を志望したのですか。
- 大学の卒業研究テーマは何ですか。
- 毎日継続的に続けていることはありますか。
これだけの過去問(質問)じゃ満足できない人は、他にも過去の質問や回答例をこちらの記事で集約しているので参考にしてください。
まとめ:神奈川県警は面接重視!
一次試験の合格率は80%、二次試験の合格率は30%。
明らかに面接試験の対策が重要です。
今回、解説した内容を理解して対策すれば、面接で最低評価をもらうことはなくなりますよ!
面接試験の過去問を使いながら回答を練ることも忘れずにやってください。面接対策は筆記試験よりもやることが多く、上達するまでかなり時間が必要です。
できるだけ早めに手をつけて攻略していきましょう!
今回ご紹介させていただいたのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。