【大卒・高卒】神奈川県警になるには?採用試験の難易度や対策方法を解説

神奈川県警の難易度
悩んでいる人

将来は神奈川県の警察官になりたいです。どうやったらなれますか?採用試験の難易度や対策方法を教えてほしいです。

神奈川県の警察官になるには、以下の試験に合格して警察学校に入る必要があります。

  1. 神奈川県警察官採用試験「区分:警察官A」
  2. 神奈川県警察官採用試験「区分:警察官B」

採用された人は、全寮制の神奈川県警察学校に入校し、6か月間~10か月間、基礎的教養の研修を受けた後、県内の各警察署に配属されます。

学歴や年齢によって受験できる試験が異なるので、本記事を参考に試験の仕組みや難易度を理解してみてください。

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神奈川県の警察官になるには?採用試験の概要

神奈川県の警察官になるまでの道のりを簡単に示すと、主に3パターンあります。

  1. 高校→大学→神奈川県警察官採用試験「区分:A」に合格
  2. 高校→神奈川県警察官採用試験「区分:B」に合格
  3. 高校→短大・専門学校→神奈川県警察官採用試験「区分:B」に合格

高卒・短大卒(専門卒)でも大卒でも神奈川県警察官になれますが、受験資格や日程は違います。

ここでは採用試験の概要をまとめたので確認してみましょう。

受験資格(年齢制限)

警察官A①学校教育法に基づく大学を卒業又は令和5年3月までに卒業見込みの人
②昭和63年4月2日以降に生まれた人
警察官B昭和63年4月2日から平成18年4月1日までに生まれた人
※大卒は不可
令和5年度採用の場合

共通事項

ただし、次のいずれかに該当する場合は、この試験を受けることができません。

  1. 日本国籍を有しない人
  2. 地方公務員法第16条の規定に該当する人
    • 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又はその執行を受けることがなくなるまでの人
    • 神奈川県職員として懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から2年を経過しない人
    • 日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した人
  3.  平成11年改正前の民法の規定による準禁治産の宣告を受けている人(心神耗弱を原因とするもの以外)

採用人数

第1回、第2回共通

区分男性女性
警察官A170人45人
警察官B140人45人

選考日程(流れ)

神奈川県警察官採用試験は年に2回の選考が行われています。

※警察官A・Bともに共通です。

受付期間2023年3月1日(水曜日)~4月10日(月曜日)
一次試験2023年5月14日(日曜日)
合格発表2023年5月22日(月曜日)
二次試験2023年5月29日(月曜日)~6月16日(金曜日)の間で指定された日
最終合格2023年8月下旬

第1回試験(警察官B)については、高校生は受験できません(高等学校を令和6年3月までに卒業見込みの人を除く)

試験内容

試験は大きく「筆記試験」と「人物試験」に分類できます。

選考は段階式で行われ、まず一次選考で受験者をふるいにかけ人数を絞ります。その後、一次選考の合格者を対象に二次選考を行い最終合格者を決定するという流れです。

試験種目警察官A
(大卒程度)
警察官B
(高卒程度)
教養試験
(問題レベル)
大卒程度高卒程度
論文試験
作文試験
適性検査
人物試験
(個人面接)
体力試験
身体検査
令和5年度採用の場合

合格率

区分受験者数合格者数合格率
警察官A
(男性)
1,19131926.8%
警察官A
(女性)
3867619.7%
警察官B
(男性)
2,13124411.5%
警察官B
(女性)
6337712.2%
第1回・2回の合計(令和4年度)

神奈川県警の倍率について、詳しくは次の記事で解説しています。

【難しい?】神奈川県警察官採用試験の難易度

結論からいうと、神奈川県警察官採用試験の難易度・・・は高くありません。難関高校・大学や難関資格に受かる方が圧倒的に難しいです。

しかし…、最終合格することは想像より簡単ではありません。

試験問題は中学〜高校1年レベル

公務員試験の問題は、今までに勉強してきた内容が試験範囲です。

なので、高校までにきちんと勉強してきた人からすれば、それほど難しいわけではありません。

たとえば、次はメイン科目の一つである数的推理の問題です。

神奈川県警の過去問(数的推理)

「速さ」という単元で、中学校1年生で学習するような問題です。

算数、数学が苦手な人は少し悩むかもしれませんが、少し勉強すれば思い出すのではないでしょうか。

たまに大学入試レベルの問題も出ていますが、多くは中学〜高校入試ぐらいの問題です。

なお、神奈川県警の合格ラインは以下の記事でくわしく考察しています。

試験科目が多い

とはいえ、多くの受験者が「神奈川県警(公務員試験)は難しい…」と悩んでいるのは試験科目が多いからです。

なんと15科目以上もあるんですよね…。

試験科目一覧

分野科目
数的処理数的推理|判断推理|空間把握|資料解釈
文章理解現代文|英文
社会科学政治|経済|社会
人文科学日本史|世界史|地理
自然科学数学|物理|化学|生物|地学

高校・大学受験でも5~7科目くらいですからね…約3倍はあるのです。

中学校から高校までに一度は学んだことのある科目ばかりだと思いますが、それをもう一回勉強しないといけないので…正直、キツイですね。

神奈川県警の試験科目は以下の記事でくわしく解説しています。

学力よりも人間力が重要

賢い(頭がいい)だけでは警察官になれません。

あなたがこれまでに経験してきた入学試験(高校・大学入試)や資格試験では、単純な学力だけが問われ、知識を詰め込んでいれば合格が狙えました。

しかし、採用試験の内容は筆記試験だけではありません。面接や体力試験もあるんですよね…。

『警察官になるための試験=就職試験』でもあるため、公務員としての適性・資質や人間性(コミュニケーション能力)も総合して評価されるのです。

継続力がないと合格は厳しい

対策はやることが多いので…まぁ、シンドイです。

合格するために必要な勉強時間は過去のデータから500時間~600時間ほど。1日2時間の勉強を約1年間続けるようなものです。

合格目標「600時間」の勉強計画

1日の勉強時間600時間に到達するまでの日数
2時間300日(約10ヶ月)
3時間200日(約7ヶ月)
4時間150日(約5ヶ月)

モチベーションを長期間保ちながら筆記対策も面接対策もする必要があるため、相当な覚悟が求められます。

想像してみてください、周囲が遊んでいる中で自分だけ勉強漬けの毎日、飲み会やイベントなどの誘いをシャットアウトしながら勉強に集中して高いパフォーマンスを維持しなければならないのです。

実際、合格を目指して勉強を始める人は多いですが、途中で挫折する人も相当多いです。100人いて30〜50人ぐらい、半分はいなくなります。

えもと

以上が神奈川県警の難易度です。試験内容が難しいというよりは、対策内容が多く、メンタルのコントロールが大変って感じですね。

神奈川県警察官採用試験に落ちないためのコツ

確実に合格する方法はありませんが、少しでも合格率を上げるコツならあります

スキマ時間を有効活用する

始めにこれを伝えておかなければいけません。

公務員試験でとにかく大切なことは、『時間は無限ではない』ということです。

じゃあ具体的にどうやって時間を捻出するの?というと、『スキマ時間を有効活用する』という結論に達します。

  • 通学時間
  • 学校での休み時間
  • 食事の前後
  • 入浴時間
  • 寝る前の10分間 など

全てを使うのは難しくても、自分の生活スタイルに合わせてこの中のいくつかを取り入れるだけでも十分スキマ時間を活用できますよ。

たとえば1回20分のスキマ時間でも、1年で7,300分(約120時間)になります。

これが1日の中で3回(朝、昼、夜)繰り返されるだけで、年間365時間も勉強できることになりますよね。

最終合格までに必要な勉強時間は500~600時間なので、スキマ時間だけでも6~7割ぐらいの勉強ができてしまうのです。

出題傾向を理解してから勉強する

試験内容は幅広いですが、時間の多くを筆記対策に充てなければいけません

教養試験の科目が多いことは説明しましたが、出題範囲も膨大です。

そのため、「数的推理は満点をとる」とか、「日本史は嫌いだから捨て科目にして」などと戦略を立てて対策することがポイント。

別に点数(4割~5割)が取れれば、全科目・全範囲を勉強しなくても大丈夫なんですよね。

大事なのは、何を勉強すれば効率よく点が取れるのかってこと。

  • 数的推理は4問中4問を正解する
  • 資料解釈は2問中1問は正解する
  • 世界史は「二大大戦の分野」だけする
  • 生物は「動物の行動」だけ見る

こんな感じで、勉強する前に戦略を練っておきましょう。

科目・範囲ともに広範な教養試験を攻略するには、出題傾向をきちんと理解することがポイントです。

詳しくは以下の記事を参考にしてください。

論文を軽視しない

論文は教養試験と違い独学では十分な対策ができません。

  • 過去問を見て傾向をつかむ
  • 参考書を読んで『書き方』を学ぶ
  • 時間を計って書く

独学でもこのような主観的・・・な対策はできます。しかし、論文は第三者が採点するので、自分がどんなに頑張っても評価されないと意味がありません。

テーマの把握や文章構成、誤字脱字など…。一人では判断できない部分は多いんですよね。

たとえるなら、Youtubeでホームランの打ち方を学び、懸命に素振りを重ねてもいきなり実践でホームランが打てないのと同じです。

コーチからアドバイスをもらい修正と検証を繰り返すことで、なんとか打てるようになりますよね。対策を後回しにすればするだけ合格から遠のいていくことは覚えておいてくださいね。

論文の過去問や傾向は以下の記事でまとめています。

面接対策を試験日の2ヵ月前から始める

筆記試験の勉強だけに時間を費やしても最終合格できませんし、今まで面接を受けたことのない初心者が合格基準に達するには、繰り返し練習する必要があるため、かなりの時間が必要です。

すでに面接でA、B評価をもらえる人なら一次試験が終わってからでも十分間に合うかもしれませんが、面接に自信を持てない人がマネすると確実に落ちてしまいます。

面接試験で評価を得るには準備が必要です。長所短所を考えたり、志望動機を考えたり…と、かなり時間がかかりますよ。

なので、早めに、できれば試験日の2~3か月前ぐらいから取り掛かるといいでしょう。

面接試験の傾向などは以下の記事でまとめています。

まとめ:神奈川県警察官採用試験の難易度は低いが簡単に合格はできない

本記事では、神奈川県警察官採用試験の難易度や受かるためのコツを解説しました。

難易度だけで考えれば、神奈川県警はそんなに難しくないです。試験問題は中学〜高校レベルですし、ボーダーラインも4~5割程度でパスできますからね。

しかし、合格するのは簡単ではありません。

  • 試験科目が多い
  • 学力<人物が必要
  • モチベーション維持

と、試験内容が難しいというよりは、対策内容が多く、メンタルのコントロールが大変って感じですね。

「これをやれば確実に合格できる」という方法はありませんが、「効率よく対策するために意識するポイント」はあります。

具体的には以下の4つ。

  • スキマ時間を有効活用する
  • 出題傾向を理解する
  • 論文を軽視しない
  • 面接対策を試験日の2ヵ月前から始める

このようなポイントを踏まえて対策できれば短期間でも十分に合格を狙えます!

焦る必要はないので、やれることから少しずつやっていきましょう。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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