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入国警備官採用試験の合格ラインは何割くらい必要なの?
このような悩みを解決します!
結論からいうと、入国警備官採用試験の合格ラインは6割が一つの目安になります。
というのも、選考は競争試験(合格できる人数が決まっている)なので、5割で合格できる年度もあれば、7割でギリギリってこともあるんですよね。
本記事では、過去3年分の合格ラインを区分(高卒・大卒、社会人)ごとにまとめています。
合格点を取るためのポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。


入国警備官採用試験 合格者の決定方法について
最初に、入国警備官採用試験の合格者はどうやって決定するのか解説します。
警備官(高卒・大卒)
一次試験
基礎能力試験が基準点以上である者について、その得点に基づいて第1次試験合格者を決定します。
二次試験(最終合格)
- 作文試験
- 人物試験
- 身体測定・体力検査
1~3に合格した者について、基礎能力試験(一次試験)の得点に基づいて最終合格者を決定します。
警備官(社会人)
一次試験
基礎能力試験が基準点以上である者について、その得点に基づいて第1次試験合格者を決定します。
二次試験(最終合格)
- 身体検査、身体測定、体力検査に合格
- 作文試験で基準点以上
- 人物試験においてA~C評価
1~3を満たした者について、一次試験を含む全ての試験種目の標準点を合計した得点に基づいて最終合格者を決定します。
補足)得点についての考え方
基礎能力試験及び作文試験の得点は、各試験種目の素点(単純な正答数)ではなく、平均点や標準偏差を使った標準点として算出します。
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たとえば、以下のデータを使って計算してみると…
- 素点:27点(27/40問)
- 平均点:23.000
- 標準偏差:5.500
- 配点比率:4/7
この受験者の標準点は「348.051」となります。
【基礎能力試験の計算式】
$$10\times\frac{4}{7}\times(15\times\frac{27-23.000}{5.500}+50)=348.051$$
入国警備官採用試験のボーダーライン(合格点)
ここでは入国警備官採用試験のボーダーラインを区分別(高卒・大卒、社会人)にまとめています。
令和2年度(2020年実施)
ボーダーラインは22点。
令和3年度(2021年実施)
ボーダーラインは25点。
令和4年度(2022年実施)
ボーダーラインは22点。
入国警備官採用試験のボーダーラインを超えるポイント
入国警備官採用試験のボーダーラインはそこまで高くないので、傾向を把握して効率的に勉強することが大切です。
効率よく勉強するには、次の2つを意識することがポイント。
主要科目から勉強する
- 数的推理
- 判断推理
- 文章理解
これらの科目は、必須解答であるうえに、問題数も多いため得点できないと合格点に達することは難しくなります。
逆にいえば主要科目で点数が取れると勉強の負担を減らせるので、優先して勉強しましょう。
出題範囲を理解する
どの科目も全範囲から出題されてません。なので、最初から最後まで通して勉強するのは効率が悪いです。
たとえば、日本史で江戸時代から明治時代までしか出ていないのに、平安時代や鎌倉時代も勉強するのは時間の無駄だと思いませんか?
出題範囲を理解せずに勉強している人は、このような時間や労力の無駄遣いをして勉強する傾向が強いので注意が必要。
ただでさえ対策することが多い試験なので、出題傾向を理解して効率よく勉強することがポイントです。
まとめ|入国警備官採用試験のボーダーラインは高くない
本記事は入国警備官採用試験のボーダーラインをまとめていました。
警備官(社会人)区分はたまに高い(7割ぐらい)の年度もありますが、基本的に高くありません。6割あれば十分に合格することができていますよ。
合格点を超えるポイントは次の2点。
ご存知のとおり、基礎能力試験は科目も範囲も膨大なので真面目に全科目を勉強していても時間が足りません。
最初から最後まで勉強しなくても、出る科目・出ない分野にはパターンがあります。まずは、その傾向を押さえてから効率よく勉強していきましょう!
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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