【2023年度】入国警備官採用試験の倍率【高卒・大卒・社会人】

入国警備官採用試験の倍率 (1)

もっとも知りたいデータの一つ競争倍率。

なぜ、競争倍率はそんなに知りたい情報なのでしょうか。

それは、どのくらいの人が受験し、合格したのかを知ることで難易度をある程度測はかれるものが「競争倍率」だからです。

“倍率=難易度”とストレートには言えませんが、客観的な難しさを知るうえでは把握しておくべきデータなんですよね。

そこで本記事では、入国警備官採用試験の倍率を詳しく解説します。

実施状況を把握して、合格に向けて準備を始めましょう。

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2023年度入国警備官採用試験の倍率は3.1倍

2023(令和5)年度入国警備官採用試験の倍率(全体)は3.1倍です。

受験者数817人に対して、263人が最終合格となっています。

  • 受験者数:817人
  • 合格者数:263人
  • 実質倍率:3.1倍

この倍率は、2020年度(令和2)年度の3.8倍を大きく下回り、過去最低となりました。

実施年度受験者数合格者数実質倍率
20238172633.1
20228461744.9
20211,0816516.6
20201,5014003.8
20191,0721377.8
20189781855.3
20171,0957913.9
20169881267.8
20158081226.6
20149555916.2
20131,0435419.3
受験者数・採用者数・実質倍率の推移(入国警備官)

*高卒・大卒、社会人区分の合計値

出典:入国警備官採用試験区分別実施状況(人事院)

入国警備官採用試験の倍率(区分別)

入国警備官採用試験の倍率を区分別にまとめています。

高卒・大卒区分の倍率

実施年度受験者数合格者数実質倍率
20237212582.8
20227391694.4
20219446015.7
20201,3443933.4
20199171297.1
20187631784.3
20178597411.6
20166941215.7
20154881184.1
2014525539.9
20136014912.3
受験者数・採用者数・実質倍率の推移(入国警備官高卒・大卒枠)

社会人区分の倍率

実施年度受験者数合格者数実質倍率
202396519.2
2022107521.4
2021137527.4
2020157722.4
2019155819.4
2018215730.7
2017236547.2
2016294558.8
2015320480.0
2014430671.7
2013442588.4
受験者数・採用者数・実質倍率の推移(入国警備官社会人枠)

入国警備官採用試験の倍率(選考別)

入国警備官採用試験の倍率を一次試験と二次試験にわけて紹介します。

一次試験の倍率

高卒・大卒区分

実施年受験者数合格者数倍率
20237214431.6
20227392732.7
20219441029.3
20201,3445812.3
20199172124.3
20187632483.1
20178591038.3
20166941923.6
20154881672.9
2014525925.7
2013601946.4
入国警備官採用試験の一次倍率(高卒・大卒区分)

一次試験では、基礎能力試験作文試験が行われます。

一次試験の合格者は、基礎能力試験の成績順に決まるため、力を入れて対策しましょう。

社会人区分

実施年受験者数合格者数倍率
202396137.4
2022107195.6
2021137245.7
2020157236.8
2019155315.0
2018215278.0
20172361713.9
20162941421.0
20153201324.6
20144301626.9
20134421726.0
入国警備官採用試験の一次倍率(社会人卒区分)

一次試験では、基礎能力試験作文試験が行われます。

一次試験の合格者は、基礎能力試験の成績順に決まるため、力を入れて対策しましょう。

二次試験の倍率

高卒・大卒区分

実施年受験者数合格者数倍率
20233762581.5
20222211691.3
202182601.4
20205813931.5
20192121291.6
20182481781.4
2017103741.4
20161921211.6
20151671181.4
201492531.7
201394491.9
入国警備官採用試験の二次倍率(高卒・大卒区分)

二次試験は、個人面接と体力検査、身体検査・測定が行われます。

二次試験(最終)の合格者は、個人面接、体力検査、身体検査・測定及び作文試験(一次実施)で基準をクリアした者について、基礎能力試験の点数に基づいて決定します。

社会人区分

実施年受験者数合格者数倍率
2023951.9
20221653.2
20212454.8
20202373.3
20193183.9
20182773.9
20171753.4
20161452.8
20151343.3
20141662.7
20131753.4
入国警備官採用試験の二次倍率(社会人区分)

二次試験は、個人面接と体力検査、身体検査・測定が行われます。

二次試験(最終)の合格者は、次の1~4を合計した得点を基に決定します。

  1. 身体検査・測定及び体力検査に合格
  2. 作文試験(一次実施)で基準点以上
  3. 個人面接でA~C評価
  4. 基礎能力試験の得点

筆記対策に時間を充てるのは正しいですが、それだけでは合格できません。バランスよく対策してくださいね。

入国警備官採用試験の倍率は低いのか

高卒程度国家公務員試験の中で、入国警備官採用試験の倍率は高い方です。

国家公務員(平均)
2.6

入国警備官
3.1

ランキング(低)
8/10職種

  • 2023年度のデータ(人事院)をもとに作成
  • 10職種(入国警備官、国家一般職、税務職員、刑務官、皇宮護衛官、航空保安大学校、気象大学校、海上保安大学校、海上保安学校、海上保安学校(特別))

とはいえ、倍率はあまり気にする必要がありません。

なぜなら、まともに対策(勉強)していない人も含まれるからです。なので、しっかり準備して臨めば倍率ほど難しい試験ではありません。

入国警備官の試験内容は幅広いです。計画性をもって対策していきましょう。

今回は以上です。

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