【大卒・高卒】警視庁警察官になるには?採用試験の難易度や合格のコツを解説

警視庁警察官になるには?試験傾向や難易度を解説
悩んでいる人

将来は警視庁(東京都)の警察官になりたいです。どうやったらなれますか?難易度やポイントを教えてほしいです。

警視庁警察官になるには、以下の試験に合格して警察学校に入る必要があります。

  1. 警視庁警察官1類採用試験
  2. 警視庁警察官3類採用試験

入学後半年~1年の専門教育・研修を受けて卒業すれば、警察官になれるという感じです。

学歴や年齢によって受験できる試験が異なるので、本記事を参考に試験の仕組みや難易度を理解してみてください。

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警視庁警察官になるには?採用試験の概要を解説

警視庁(東京都)の警察官として働くまでの道のりを簡単に示すと、主に2パターンあります。

  1. 高校→大学→警視庁警察官採用試験1類に合格
  2. 高校→警視庁警察官採用試験3類に合格

高卒でも大卒でも警視庁警察官になれますが、受験資格や日程は違います。

ここでは採用試験の概要をまとめたので確認してみましょう。
※2022年度(令和4年実施)の場合

受験資格(年齢制限など)

年齢制限

一類(大卒)昭和62年4月2日以降に生まれた人で大学(学校教育法による大学(短期大学を除く。))を卒業又は令和5年3月までに卒業見込みの人
三類(高卒)昭和62年4月2日以降に生まれた人で高校を卒業又は令和5年3月までに卒業見込みの人

身体基準(共通)

身長男子160㎝、女子154㎝に満たない者
体重男子48㎏、女子45㎏に満たない者
視力どちらか一眼でも0.6に満たない者(裸眼又は矯正)
色覚職務遂行に支障のある者
聴覚職務遂行に支障のある者

いずれかに該当すると受験しても落ちます。

試験内容

試験種目一類
(大卒)
三類
(高卒)
教養試験
(レベル)
大卒程度高卒程度
国語試験
論文試験
作文試験
適性試験
口述試験
身体検査
身体測定
体力検査

試験日程

スクロールできます
区分(回)試験日合格発表
一類(第1回)2022年4月30日(土)2022年5月18日(水)
一類(第2回)2022年9月18日(日)2022年9月29日(木)
一類(第3回)2023年1月8日(日)2023年1月下旬
※2022年度は1月19日に発表
三類(第2回)2022年9月17日(土)2022年9月29日(木)
三類(第3回)2023年1月8日(日)2023年1月下旬
※2022年度は1月19日に発表

より詳しいスケジュールを以下の記事でまとめています。

合格率

実施年度合格率受験者数合格者数
201926.1%7,6502,000
202029.7%3,6031,071
202130.4%6,8722,087
※第1回〜第3回の合計

過去の実施結果や男女別の詳細は以下の記事でまとめています。

警視庁警察官採用試験の難易度は?難しい3つの理由

「公務員試験は難しい」といわれることが少なくありません。これから警視庁警察官を目指すなら、本当の難しさを知っておきたいところですよね。

結論からいうと、警視庁警察官採用試験は難しいです。理由は以下の3つ。

試験科目が多い

採用試験の筆記試験(教養試験)は、高校までにきちんと勉強してきた人からすれば、それほど難しいわけではありません。

それなのに多くの受験者が悩んでいるのは、試験科目が多いからです。

教養試験の出題科目

分野科目
数的処理数的推理|判断推理|空間把握|資料解釈
文章理解現代文|英文
社会科学政治|経済|社会|倫理
人文科学日本史|世界史|地理|国語|英語
自然科学物理|化学|生物|地学

高校・大学受験でも5~7科目くらいですからね…軽く3倍はあるのです。

中学校から高校までに一度は学んだことのある科目ばかりだと思いますが、それをもう一回勉強しないといけないので…正直、キツイですね。

体力やコミュ力も必要

賢い(頭がいい)だけでは警察官になれません。

あなたがこれまでに経験してきた入学試験(高校・大学入試)や資格試験では、単純な学力だけが問われ、知識を詰め込んでいれば合格が狙えました。

しかし、採用試験の内容は筆記試験だけではありません。体力検査や面接もあるんですよね…。

『警察官になるための試験=就職試験』でもあるため、警察官としての身体・運動能力や人間性(コミュニケーション能力)も総合して評価されるのです。

えもと

単純に筆記の点数だけでは合格できないので、努力がそのまま結果に結びつかない難しさがあります。

モチベーション維持

対策はやることが多いので…まぁ、シンドイです。

合格するために必要な勉強時間は過去のデータから500時間~600時間ほど。1日2時間の勉強を約1年間続けるようなものです。

合格目標「600時間」の勉強計画

1日の勉強時間600時間に到達するまでの日数(○ヶ月)
2時間300日(約10ヶ月)
3時間200日(約7ヶ月)
4時間150日(約5ヶ月)

実際、合格を目指して勉強を始める人は多いですが、途中で挫折する人も相当多いです。100人いて30〜50人ぐらい、半分はいなくなります。

モチベーションを長期間保ちながら筆記対策も面接対策もする必要があるため、相当な覚悟が求められます。

想像してみてください、周囲が遊んでいる中で自分だけ勉強漬けの毎日、飲み会や合コンの誘いをシャットアウトしながら勉強に集中して高いパフォーマンスを維持しなければならないのです。

えもと

同じ志をもつ仲間を集めたり、合格後の姿を想像したりしてモチベーション維持を図ることが大事!

警視庁警察官採用試験に受かるコツ

確実に合格する方法はありませんが、少しでも合格率を上げるコツならありますよ

スキマ時間を有効活用する

始めにこれを伝えておかなければいけません。

公務員試験でとにかく大切なことは、

時間は無限ではない

ということです。

じゃあ具体的にどうやって時間を捻出するの?というと、『スキマ時間を有効活用する』という結論に達します。

  • 通学時間
  • 学校での休み時間
  • 食事の前後
  • 入浴時間
  • 寝る前の10分間 など

全てを使うのは難しくても、自分の生活スタイルに合わせてこの中のいくつかを取り入れるだけでも十分スキマ時間を活用できますよ。

たとえば1回20分のスキマ時間でも、1年で7,300分(約120時間)になります。これが1日の中で3回(朝、昼、夜)繰り返されるだけで、年間365時間も勉強できることになりますよね。

最終合格までに必要な勉強時間は500~600時間なので、スキマ時間だけでも6~7割ぐらいの勉強ができてしまうのです。

えもと

時間は大切!普段の生活から使えそうなスキマを意識してみよう。

教養試験は6割をとる

一次試験の合格者は、下記試験の合計点で決定します。

  • 教養試験
  • 国語試験
  • 論文試験
    (三類は作文試験)

中でも教養試験の攻略が一次突破のカギです。試験科目の多さからわかるように、点が取れるまで時間がかかります。差もつきやすいです。

とはいえ、ボーダーラインは低く、過去のデータから5割〜6割の得点があれば十分に合格できています。

なので、手を広げて高得点を目指すよりも安定して6割の点数を取れるように準備しておくことがポイント。

なお、教養試験の対策方法を以下の記事で解説しています。参考にしてください。

論作文を軽視しない

論作文は教養試験と違い独学では十分な対策ができません。

独学でできることは、

  • 過去問を見て傾向をつかむ
  • 参考書を読んで『書き方』を学ぶ
  • 時間を計って書く

くらいしかできないんですね。

十分じゃないの?と思ったかもしれませんが、論作文は自力で答案を書く練習をしないと書けるようになりません。

そして、実際に書いた答案を学校の先生や予備校講師などに添削してもらうことでしか改善点(テーマのズレや誤字脱字、文法の誤りなど)に気づけないので、まったく十分じゃありません。

たとえるなら、Youtubeでホームランの打ち方を学び、懸命に素振りを重ねてもいきなり実践でホームランが打てないのと同じです。コーチからアドバイスをもらい修正と検証を繰り返すことで、なんとか打てるようになりますよね。

とくに警視庁は論作文の重要度が高いと言われているので、対策を後回しにすればするだけ合格から遠のいていくことは覚えておいてくださいね。

面接対策を試験日の2ヵ月前から始める

最終合格者は、第一次及び第二次試験の結果を総合的に判定し決定されます。

なので、筆記試験(教養試験)の勉強だけやっていても合格できません。それなりに面接練習もする必要があるのです。

試験内容だけをみれば、教養試験の対策に時間を使うべきです。しかし、どれだけ点数が高くても面接で一定の評価を得られないと合格できません。

すでに面接でA、B評価をもらえる人なら一次試験が終わってからでも十分間に合うかもしれませんが、面接に自信を持てない人がマネすると確実に落ちてしまいます。

面接試験で評価を得るには準備が必要です。長所短所を考えたり、志望動機を考えたり…と、かなり時間がかかりますよ。

使える時間は限られているので、以下の記事を参考にして早めに面接対策もやってくださいね。

まとめ:警視庁警察官は難しいけどやり方次第で合格可能

本記事では、警視庁警察官になる方法と採用試験の難易度、受かるためのコツを解説しました。

警視庁警察官になるには、まず採用試験に合格すること、そしてその後、警察学校で研修、専門教育を受けることが必要です。

採用試験の難易度は高く、難しいです。その理由は以下の3つ。

試験内容が難しいというよりは、対策内容が多く、メンタルのコントロールが大変って感じですね。

そして採用試験に合格するためのコツは以下のとおり。

このようなポイントを踏まえて対策できれば短期間でも十分に合格を狙えます!

そんなに基準は高くないです。やることをきちんとやれば独学でも合格は可能ですよ。

小難しい話になりましたが、要は、対策は難しいけど効率よく勉強すれば合格は余裕だよ!ってことです。焦る必要はないので、やれることから少しずつやっていきましょう。

当ブログでは警視庁警察官採用試験の情報を公開していますので、ぜひ活用していただければと思います。

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この記事を書いた人

公務員試験の指導を12年間やっています。新卒で大手専門予備校に就職→公務員課で5年間勤務、在職中に公務員試験を受験するも不合格→退職→公務員試験の勉強→国立大学法人、政令市、市役所に合格→現在、某大学の職員として7年目。 2018年6月からサイトを運営中。普段はカフェで珈琲飲んでます。

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