警視庁採用試験の過去問はダウンロードできる?入手方法と使い方を解説

警視庁の過去問

過去問を正しく使えば、試験の出題傾向を把握できます。

逆にいえば、過去問の使い方次第で大きく差が出るということです。

そんな、出題傾向や問題レベルを知るための必須ツールである過去問はどこでダウンロードできるのでしょうか。

結論からいうと、警視庁の過去問(問題)はホームページで公開されていないためダウンロードできません。

そこで本記事では、警視庁の過去問を入手する方法を3つ紹介します。

過去問の使い方や出題傾向を知る方法も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

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警視庁の過去問を入手する3つの方法

警視庁の過去問を入手する方法を3つ紹介します。

  1. 警視庁情報公開センターでコピーする
  2. 予想問題集を購入する
  3. 先輩や予備校にお願いする

警視庁情報公開センターでコピーする

警視庁情報公開センター(警視庁本部庁舎1階)で、「教養試験」「国語試験」「論作文」の問題と解答を閲覧、コピーすることができます。

解説はありませんが、最新の問題を見ることができるので、出題内容や形式、問題レベルを測るには十分に役立つでしょう。

都民情報ルーム(東京都庁第一本庁舎3階)でも閲覧、コピーが可能です!

予想問題集を購入する

手っ取り早く過去問がほしいなら、予備校のTACが出版する書籍「警視庁 過去問+予想問題集」がオススメです。

最新年度を含む数年分の問題と解答、解説が収録されています。

予想問題や購入特典(論文の模範解答など)があるのもいいですね。

これから勉強を始めるなら、持っておきたい1冊です。

先輩や予備校にお願いする

実際に受験した先輩に過去問を譲ってもらうのも手っ取り早いですね。おそらく上記で紹介した書籍は持っていると思うので、そのままもらいましょう。

また、公務員専門の予備校や塾でも過去問は所持しているはずなので、相談すればコピーさせてもらえると思います。

とくに、入手が難しい第2回、第3回や三類の問題などが欲しい人にオススメですね。

過去10年間の出題範囲を配信しています

過去10年間の出題範囲を科目別・分野別に分類したnoteを公開しています。科目ごとに出題範囲を一覧化しているので、「何から勉強すればいいんだろう…」と悩む心配がありません。効率よく勉強を進めたい方はぜひ役立ててください。

警視庁の過去問はいつ使う?目的と使い方を紹介

『過去問は腕試しとして最後・・に使う』と思っていませんか?

確かにそういう目的もありますが、勉強の総仕上げとして過去問をどれだけ解いても意味がないんですよね。

なので、過去問は勉強の1番初めに使うことが大事です。

ここでは、過去問の目的と使い方を解説します。

現在の学力を把握する

現在の実力(学力)を知ると、どのくらい頑張れば合格できるのか把握できます

たとえば過去問を解いてみて…。

  • 5割以下:基礎がないので中学受験レベルから勉強しなおす
  • 7割以下:公務員試験の問題集を使って知識を覚える
  • 7割以上:小論文や面接対策に注視する

こんな感じで、過去問を使うことで合格できるのかどうか判断ができます。

合格ラインは公表されていませんが、だいたい6割が目安です。

出題傾向(範囲)の理解

これが1番の使い道です。

出題傾向というのは、簡単にいうと「どの科目・分野から勉強するか?」というデータのこと。

たとえば、

  • 数的推理:5問
  • 判断推理:4問
  • 政治:1問
  • 日本史:1問

という出題傾向があるとしたら、日本史→政治→判断推理→数的推理という順番で勉強するでしょうか?

どんなに日本史が苦手でも、数的推理から勉強した方が効果的ですよね。

勉強となれば過去問を求める人は多いです。しかし、多くの人は過去問の目的や使い方を知らずに勉強しようとしています

間違っても、全科目に手をつける、最初から最後まで勉強する、といった無駄な時間を使わないためにも出題傾向を理解してから勉強しましょう。

えもと

過去問は「こういう問題を出すから準備しておいてね♪」という採用者からのヒントです。つまり、過去問は解くことが目的ではなく、勉強の方向性を決めるために使うツールなのです。

過去10年間の出題範囲を配信しています

過去10年間の出題範囲を科目別・分野別に分類したnoteを公開しています。科目ごとに出題範囲を一覧化しているので、「何から勉強すればいいんだろう…」と悩む心配がありません。効率よく勉強を進めたい方はぜひ役立ててください。

警視庁の過去問から出題傾向を知る3つの方法

効率よく勉強するには、過去問分析をして出題範囲を理解することが重要です。

「数的推理が何問出た」とか「社会科学を捨てると落ちる」などの情報は、予備校の説明会に参加したり、ネットで探したりすれば無料で発掘できます。

でも、肝心の「何をどこまでやればいいのか」といった、より踏み込んだデータはまったくでてきません。

そこで、ここでは警視庁の出題範囲を知る方法を3つ紹介します。

1 自力で過去問を分析する

警視庁 科目別・テーマ別過去問題集

こういった市販されている過去問集を購入。それを使いながら、自分が使う教材に合わせて自力で出題傾向表を作成します。

メリットデメリット
費用が抑えられる(3,000円程度)
手取り早く過去問を入手できる
自力で分析する手間がかかる
初心者には難しい
分析できる年数が少ない
誤った分析をしてしまうリスク

費用面だけで考えれば負担が一番少ないです。基本的に書籍代くらいしかかかりませんからね。

でも、過去問と参考書を行き来しながら1問ずつ分類するのは…、かなりメンドイです。しかも、これから勉強を始めようとしている人には難度が高いかと。

また、科目知識のない初心者が傾向分析しようとすれば、「この問題は数的かな?判断かな?」と、間違って分類してしまう危険性があります。

ある程度、知識がある人ならいいかもですが、何から勉強すればいいの?と悩んでいる人にはキツイかもです。

2 予備校を利用する

公務員試験対策に定評のある予備校を使うことで、効率的に傾向を知ることができます。

メリットデメリット
情報量が多い
分析済みのデータが入手しやすい
誤った分析をしてしまうリスクが少ない
費用が必要(数万円〜)
講座・講義にも出席が必要
予備校によって情報量が違う

公務員試験を専門に扱っているため、情報量は多い傾向にあります。そのため、過去問や傾向が多く手に入りやすいです。

しかし、授業料や教材費などの出費が必要(10万円~20万円)。

また、予備校によって情報量やサポート面に差があるので入会前に規模を確認することが大事。

3 noteを活用する

過去10年間(2013~2022年実施)の出題を科目別・分野別に分類して、オリジナルの出題傾向表をnoteで公開しています。

メリットデメリット
過去10年間の出題傾向が丸わかり
分析済みのデータが入手できる
誤った分析をしてしまうリスクが少ない
費用が抑えられる(1,980円)
使う問題集が限定的
完璧主義の人には不要

一類は「警察官・消防官 新スーパー過去問ゼミ」、三類は「オープンセサミシリーズ」を使えば目次と出題分野がリンクしているので並行学習が可能です。

出題傾向表を見て、繰り返し出題されている科目・分野から勉強すればOK。逆に出題がない分野は見る必要すらないので、「どこを勉強すればいいんだろう…」と悩む心配がありません。

スー過去やセサミでない場合は効果をフル活用できませんが、効率よく勉強を進めたい方はぜひ役立ててほしいです。

\ 過去10年分の出題範囲が丸わかり /

まとめ:警視庁の過去問を制して効率よく勉強しよう!

過去問は勉強するものではなく、出題傾向を理解するためのツールです。なので、過去問を何度も何度も繰り返し勉強しても意味はありません。

過去問はあくまで「過去」問であって、同じ問題は出ないんですよね(類似問題はでることもあるけど・・・。)

過去問を何度も繰り返すのではなく、出題傾向を理解し、その出題範囲を参考書や問題集で覚えていくのが本当の勉強です

過去問に限らず、目的を決めてテキストを使うのはとても大事なポイントです。何となく過去問を買って、使って時間や労力を消費しないようにしてください。

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この記事を書いた人

公務員試験の指導を12年間やっています。新卒で大手専門予備校に就職→公務員課で5年間勤務、在職中に公務員試験を受験するも不合格→退職→公務員試験の勉強→国立大学法人、政令市、市役所に合格→現在、某大学の職員として7年目。 2018年6月からサイトを運営中。普段はカフェで珈琲飲んでます。

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