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・警視庁の採用人数は?
・警視庁の競争倍率はどれくらなの?
・警視庁に合格するには何から対策すればいいの?
こんな悩みを解決します。
- 警視庁の採用人数の推移
- 警視庁の倍率・受験者数・合格者数の推移
- 警視庁に合格するための対策方法とポイント
本記事では、警視庁採用試験の採用人数や倍率について、最新年度から過去の推移まで詳しくまとめています。
合格に必要な対策方法やポイントについても解説しているので、これからの試験対策に向けた具体的な手段がわかりますよ。ぜひ参考にして、準備を始めてくださいね。
\ すぐに倍率が知りたい人はここをタップ /
警視庁警察官採用試験の採用人数
年度によって採用人数は変動します。これは、採用計画が変更されたり、過去の試験結果(辞退者など)から必要な人員を見直したりするためです。
以下で詳しく解説します。
採用人数の推移
令和5年度に実施される警視庁の採用人数は、全区分(一類、三類)を合わせて1,100人を予定しています。これは前年度と同じ人数で、過去10年間で最も少ない人数となっています。
詳細は以下のとおりです。
実施年 | 採用予定人数 |
---|---|
2015 | 2,000 |
2016 | 1,880 |
2017 | 2,000 |
2018 | 1,900 |
2019 | 1,100 |
2020 | 1,200 |
2021 | 1,250 |
2022 | 1,100 |
2023 | 1,100 |
一類、三類(男女別)
実施年 | 一類 (男性) | 一類 (女性) | 三類 (男性) | 三類 (女性) |
---|---|---|---|---|
2015 | 1,270 | 190 | 440 | 100 |
2016 | 1,130 | 200 | 450 | 100 |
2017 | 1,260 | 200 | 440 | 100 |
2018 | 1,210 | 200 | 400 | 90 |
2019 | 690 | 115 | 245 | 50 |
2020 | 720 | 120 | 300 | 60 |
2021 | 700 | 200 | 250 | 100 |
2022 | 570 | 230 | 200 | 100 |
2023 | 570 | 230 | 200 | 100 |
以上の表からわかるように、ここ最近の募集人数は減っているものの、比較的安定しているといえます。



10年前に比べると半減しているのは、エグいですけどね…。
警視庁警察官採用試験の倍率
警視庁採用試験は、全国の警察官志望者が受験する公務員試験の一つです。
そんな人気のある警視庁の倍率は、過去10年間で10.9倍(2012年)を記録したこともあります。しかし、2022年に実施された令和4年度の試験では、倍率は下がる傾向にありました。
以下で詳しく解説します。
令和4年度(2022年実施)の倍率
区分 (性別) | 実施回 | 受験者 | 合格者 | 倍率 |
---|---|---|---|---|
一類 (男性) | 第1回 | 4,152 | 836 | 5.0 |
第2回 | 726 | 34 | 21.4 | |
第3回 | 501 | 16 | 31.3 | |
一類 (女性) | 第1回 | 1,383 | 228 | 6.1 |
第2回 | 341 | 27 | 12.6 | |
第3回 | 218 | 6 | 36.3 | |
三類 (男性) | 第2回 | 2,003 | 211 | 9.5 |
第3回 | 489 | 32 | 15.3 | |
三類 (女性) | 第2回 | 760 | 139 | 5.5 |
第3回 | 173 | 9 | 19.2 |
》一次試験と二次試験の倍率は【警視庁警察官採用】一次試験と二次試験の倍率でまとめています。
過去の倍率推移
全体(一類、三類の合計)
過去10年間の警視庁採用試験の倍率推移を見ると、以下のようになっています。
実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2013 | 18,041 | 2,006 | 9.0 |
2014 | 16,047 | 2,386 | 6.7 |
2015 | 16,480 | 2,660 | 6.2 |
2016 | 15,439 | 2,704 | 5.7 |
2017 | 16,174 | 2,566 | 6.3 |
2018 | 15,120 | 2,339 | 6.5 |
2019 | 13,569 | 1,917 | 7.1 |
2020 | 5,939 | 1,103 | 5.4 |
2021 | 7,695 | 1,263 | 6.1 |
2022 | 10,746 | 1,538 | 7.0 |
過去10年間の最高倍率は2013年度の9.0倍で、基本的に6倍前後で推移しています。
一類(男性警察官)
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2013 | 13,128 | 1,438 | 9.1 |
2014 | 11,082 | 1,626 | 6.8 |
2015 | 10,115 | 1,764 | 5.7 |
2016 | 9,502 | 1,816 | 5.2 |
2017 | 10,062 | 1,750 | 5.7 |
2018 | 9,372 | 1,599 | 5.9 |
2019 | 6,353 | 1,297 | 4.9 |
2020 | 2,960 | 643 | 4.6 |
2021 | 5,845 | 1,027 | 5.7 |
2022 | 5,379 | 886 | 6.1 |
一類(女性警察官)
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2012 | 2,061 | 160 | 12.9 |
2013 | 1,765 | 168 | 10.5 |
2014 | 1,698 | 262 | 6.5 |
2015 | 2,611 | 309 | 8.4 |
2016 | 2,565 | 305 | 8.4 |
2017 | 2,618 | 292 | 9.0 |
2018 | 2,529 | 294 | 8.6 |
2019 | 1,799 | 201 | 9.0 |
2020 | 906 | 165 | 5.5 |
2021 | 1,784 | 303 | 5.9 |
2022 | 1,942 | 261 | 7.4 |
三類(男性警察官)
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2012 | 3,092 | 335 | 9.2 |
2013 | 2,738 | 312 | 8.8 |
2014 | 2,799 | 380 | 7.4 |
2015 | 2,863 | 459 | 6.2 |
2016 | 2,559 | 451 | 5.7 |
2017 | 2,664 | 409 | 6.5 |
2018 | 2,336 | 353 | 6.6 |
2019 | 4,119 | 336 | 12.3 |
2020 | 1,543 | 213 | 7.2 |
2021 | 1,344 | 158 | 8.5 |
2022 | 2,492 | 243 | 10.3 |
三類(女性警察官)
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2012 | 494 | 81 | 6.1 |
2013 | 410 | 88 | 4.7 |
2014 | 468 | 118 | 4.0 |
2015 | 891 | 128 | 7.0 |
2016 | 813 | 132 | 6.2 |
2017 | 830 | 115 | 7.2 |
2018 | 883 | 93 | 9.5 |
2019 | 1,298 | 83 | 15.6 |
2020 | 530 | 82 | 6.5 |
2021 | 506 | 78 | 6.5 |
2022 | 933 | 148 | 6.3 |
【対策方法】警視庁警察官採用試験に合格するには?
警視庁は警察官採用試験の中では倍率が高いため、合格するためにはしっかりとした対策が必要です。
これから対策を始めるためのポイントを3つ紹介します。
- 教養試験は効率よく勉強する
- 論作文を軽視しない
- 面接対策は時間をかけて行う
教養試験は効率よく勉強する
警視庁の教養試験は、15科目以上から構成されており出題範囲が広範囲にわたります。
例えば、数的推理や判断推理は出題数が多いですが、物理や化学はほとんど出ません。それなのに物理や化学ばかりに時間をかけるのは非効率ですよね。
だからこそ、やみくもに勉強を進めるのではなく出題傾向を理解して効率よく勉強することが大事です。詳しい傾向や勉強方法を【勉強法】警視庁採用の教養試験とは?試験科目と出題傾向で解説しています。
論作文は軽視しない
論作文試験は教養試験と違いどう対策したらよいか悩むため、多くの人は対策を後回しにしてしまいがちです。僕自身、そうでした。
しかし、警視庁の合否を分けるのは間違いなく論作文です。なぜなら、筆記試験の点数が低いのに合格しているケースが多々あるからです。
文章構成や出題傾向の確認、書いた答案の添削と修正など、論作文対策はかなりの時間がかかるので、できるだけ早めに準備を始めるといいでしょう。詳しい傾向や過去問は【過去問テーマあり】警視庁の論作文で落ちる理由と対策を始める時期で解説しています。
面接対策は時間をかけて行う
あなたがこれまでに経験してきた入学試験(高校・大学入試)や資格試験では、単純な学力だけが問われ、知識を詰め込んでいれば合格が狙えました。
しかし、警視庁に最終合格するには個人面接で好成績をとらなければ、筆記試験が満点でも不合格となるのです。
面接では、自分自身の強みや魅力を的確にアピールできるように面接練習を行い、自分自身を客観的に見つめ直すことが大切です。
面接試験の傾向や対策方法は警視庁一類・三類の面接で受かる人の特徴は?過去の質問内容や傾向で解説しています。
以上のように、警視庁に合格するためには、効率的な勉強方法を取り入れると同時に、論作文や面接にも時間をかけて取り組むことが大切です。
警視庁警察官採用試験の倍率と採用人数まとめ
今回は、警視庁採用試験の倍率と採用人数をまとめていました。
過去10年間の平均倍率が6.9倍と、他の警察官採用試験と比べて高い傾向にあります。しかし、本気で合格を目指して対策する人が少ないことや予定の採用人数よりも多くの合格者を出すことを考えると、倍率ほど恐れる試験ではありません。
倍率にこだわらず、一問でも多く教養試験の問題を解く、一枚でも論作文を書く、面接対策として志望動機を考えるなど、合格に向けて行動を始めてくださいね。
まずは、対策に多くの時間を要する教養試験の攻略からやっていきましょう。詳しい傾向や勉強方法を【勉強法】警視庁採用の教養試験とは?試験科目と出題傾向で解説しています。

