【警視庁警察官採用一類・三類】論文・作文の過去問テーマと対策

警視庁の論文作文対策

警視庁警察官採用の一次試験で行われる論作文。

『警察官の仕事や使命とかについて書く文章形式の試験でしょ?』と何となく内容を想像しがちだけど、実際にどんなテーマが出るのか疑問に感じている方も多いことでしょう。

そこで本記事では、これから論作文対策を始める方向けに、過去の出題テーマを徹底的に紹介します。

文字数や試験時間などの対策に必要な情報も具体的に解説しているので、ぜひ参考にしてください。

えもと

対象区分は警察官一類、三類です!

*合格に向けて準備を始めたい方は『対策ガイド2024|警視庁採用試験の難易度は?内容と傾向を解説』をご覧ください。試験の全体像を網羅したガイドブックです。

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【警視庁採用】論文・作文の過去問テーマ

ここでは、警視庁警察官一類、三類採用試験の論文・作文で出題された過去の課題テーマを紹介します。

えもと

一類は第1回(5月試験)、三類は第2回(9月試験)のテーマを集約!

令和5年度(2023年実施)

一類これまで最も苦労した経験に触れ、そこから学んだことをどのように警察官の仕事に活かしていきたいか述べなさい。
三類あなたが警察官として大切にしていきたいと考えることを3つ挙げ、その理由も述べなさい。

令和4年度(2022年実施)

一類これまであなたが人との関わりから学んだことについて触れ、今後それを警察官の仕事にどのように活かしていきたいか述べなさい。
三類規則や決まりごとを守る大切さを感じた経験について触れ、それを警察官の職務にどのように活かしていきたいか、 具体的に述べなさい。

令和3年度(2021年実施)

一類現在、自らの成長に必要なものを理由とともに述べた上で、今後、その成長に向けてどのように努力し、警察官として自らの能力を発揮していきたいか述べなさい。
三類安全・安心な社会の実現を目指していく上で役に立つあなたの経験・知識を挙げ、どのような警察官を目指すのか、具体的に述べなさい。

令和2年度(2020年実施)

一類努力して困難に打ち勝った経験と、そこから得たことをどのように警察官として活かしていきたいか述べなさい。
三類警視庁警察官を目指す具体的な理由と警視庁の魅力について挙げたうえで、警察官としてやりたいことを述べなさい。

※一類は第1回が中止のため、第2回の内容を記載。

令和元年度(2019年実施)

一類警視庁警察官という職業についてあなたの考えを述べた上で、警察官になることに対する自信と不安について述べなさい。
三類理想とする警察官になるために努力したいことと、警察官の仕事に活かせるあなたの「強み」について述べなさい。
【模範解答】書いたら答え合わせをしよう!

テーマがわかっただけでは対策できません。

論文(作文)攻略には、第三者によるフォードバック(添削)がとても大事だからです。

答案を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。正解不正解がわからないまま対策を続けても成績は伸びないので、書いた答案は必ず添削してもらいましょう。

オススメの添削サービスはこちらの記事で紹介しています。

【警視庁採用】論文・作文対策に関する質問FAQ

警視庁警察官一類、三類採用試験の論文(作文)対策で必要な相談される質問に回答します。

Q1 論文・作文の試験時間は何分ですか?

回答:論文・作文の試験時間は80分(1時間20分)です。

制限時間内で文章を適切に構成し、要点を明確に伝えることが重要です。また、普段から時間配分を意識して書く練習をしてください。

Q2 論文・作文の文字数制限はありますか?

回答:論文・作文の文字数制限はあります

1,000字以内で書かなければなりません。

文字数の注意点
  • 文字数をオーバーしてはいけない。
  • 文字数は少なすぎても減点
  • 半分も埋まっていなければ採点されない場合がある

知識や語彙が乏しいと多くの文字を書くのは難しいので、普段から語彙力も増やしておくといいでしょう。

Q3 論文・作文は何文字くらい書けばいいですか?

回答:8割以上書きましょう。

文字数は誰が見ても一発でわかる評価基準なので、極端に文字数が少ないと減点もしくは採点不可の判定を受けることになるんですよね。

下限(おそらく600字)程度なので、下回らないように気をつけてください。

知識や語彙が乏しいと多くの文字を書くのは難しいので、普段から語彙力も増やしておくといいでしょう。

Q4 論文・作文の配点は何点(何割)ですか?

回答:配点は非公開です。

しかし、受験者からの報告や開示データ、他県の警察官採用試験から推測すると以下のようになります。

試験内容配点比率
教養試験15%
論作文20%
国語試験5%
面接試験40%
体力検査20%
合計100%

このようにかなり重要だとわかるはずです。実際、教養試験の点数が低い方が合格していることからも論文(作文)の重要度は高いと言えるでしょう。

したがって、教養試験の勉強ばかりに時間を使うことはNGです。並行して論文・作文対策もやってください。

Q5 論文・作文試験対策はいつから始めればいいですか?

回答:試験日の3ヶ月前から始めましょう。

論文・作文を正しく書けるまでに最低3ヶ月は必要で、最低でも以下の知識を身につける必要があります。

  • 課題の把握力(読解力)
  • 文章構成力
  • 表現力
  • 語彙力
  • 漢字(日本語)の知識

これらの力は短期間で身につくものではありません。

語彙力や漢字の知識くらいなら1ヶ月でも何とかなりますが、他の力を短期間で身につけるのは厳しいです。

書き方を勉強する

実際に書いてみる

添削を受けて、弱点を知る

何度か繰り返す(最低でも3回)

こういった順番で勉強することになるので、やはり最低でも3ヶ月は必要だと思って学習スケジュールを組んでみてください。

なお、論作文の対策方法(書き方)は下記記事で紹介しています。

Q6 論文・作文試験の参考書でオススメはありますか?

回答:『よくわかる! 公務員試験のための論作文術シリーズ』がオススメです。

模範解答をもとに良い例、悪い例を学べます。

最初は模範解答を参考にしながら「良い型」を身につけてください。最終的には模範解答をそのままコピーするのではなく、自分なりの表現方法やアイデアを加えてオリジナリティを出せるようにしましょう。

編集:土屋書店編集部
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Q7 論文・作文試験で落ちる人の特徴は?

回答:書いたら書きっぱなしの人です。

論文・作文試験で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いんですよね…。

論文・作文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。

正解不正解がわからないまま対策を続けても成績は伸びないので、書いた答案は必ず添削してもらいましょう。学生なら学校の先生、社会人なら予備校やオンライン添削サービスなど、方法はたくさんありますよ。

なお、オススメの添削サービスを以下の記事でまとめています。周りに頼れる人がない方は参考にしてみてください。

今回は、警視庁警察官の論文・作文テーマをまとめていました。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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