【実施結果】刑務官採用試験の倍率は低い?一次・二次試験の倍率も解説

刑務官採用試験の倍率

刑務官志望者がもっとも知りたいデータの一つ、競争倍率

競争倍率はなぜそんなに知りたい情報なのでしょうか?

それは、どのくらいの人が受験し、合格したのかを知ることで刑務官の難易度をある程度はかれるものが「競争倍率」だからです。

倍率=難易度とはストレートには言えませんが、客観的な難しさを知るうえでは把握しておくべきデータなんですよね。

今回は刑務官採用試験の倍率を紹介します。

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2022年度(令和4年実施)刑務官採用試験の倍率は?

人事院は2022年11月22日、2022年度(令和4年実施)刑務官採用試験の最終結果を発表しました。

  • 受験者数:2,354人
  • 合格者数:1,045人
  • 最終倍率:2.3倍

区分ごとの詳細は以下のとおり。

全体の倍率

区分受験者数合格者数倍率
刑務A1,3905612.5
刑務B4272301.9
社会A160473.4
社会B21121.8
武道A3151681.9
武道B41271.5
合計2,3541,0452.3
Aは男性、Bは女性

地域別の詳細は以下の記事で確認してください。

一次試験の倍率

区分受験者数合格者数倍率
刑務A1,3901,1541.2
刑務B4274091.0
社会A1601381.2
社会B20191.1
武道A3152091.5
武道B41281.5
合計2,3531,9571.2

一次試験は基礎能力試験の点数で合否が決まります。
※作文は二次で採点。

試験科目・範囲が膨大なので傾向を把握して対策しましょう。詳しくは以下の記事でまとめています。

二次試験の倍率

区分受験者数合格者数倍率
刑務A8945611.6
刑務B3002301.3
社会A110472.3
社会B15121.3
武道A2001681.2
武道B27271.0
合計1,5461,0451.5

二次試験は個人面接や体力検査が実施されます。

個人面接は筆記試験のように努力に比例して上達する試験ではありません。後回しにせず、早めに対策をしましょう。

【過去の結果】刑務官採用試験の倍率推移

ここでは刑務官採用試験の倍率推移をまとめています。

2021年度(令和3年実施)

区分受験者数合格者数倍率
刑務A1,5175053.0
刑務B4842292.1
社会A190633.0
社会B2793.0
武道A3331751.9
武道B69381.8
合計2,6201,0192.6
Aは男性、Bは女性

2020年度(令和2年実施)

区分受験者数合格者数倍率
刑務A1,8714943.8
刑務B6102762.2
社会A206912.3
社会B2192.3
武道A2911561.9
武道B63431.5
合計3,0621,0692.9
Aは男性、Bは女性

2019年度(令和元年実施)

区分受験者数合格者数倍率
刑務A6,20959710.4
刑務B2,2053506.3
社会A245723.4
社会B2783.4
武道A3871482.6
武道B71352.0
合計9,1441,2107.6
Aは男性、Bは女性

2018年度(平成30年実施)

区分受験者数合格者数倍率
刑務A3,1346105.1
刑務B1,0291895.4
社会A394656.1
社会B5286.5
武道A3531123.2
武道B65252.6
合計5,0271,0095.0
Aは男性、Bは女性

地域別の詳細は以下の記事で確認してください。

まとめ|刑務官採用試験の倍率は低い!でも簡単ではない

今回は、刑務官採用試験の倍率をまとめていました。

公務員試験の中でも刑務官の倍率は低いので、一見すると簡単に思えるかもしれません。しかし、試験科目は多く、面接もあるため大変です。

倍率だけで難易度を判断せず、試験内容もチェックしながら着実に準備を進めましょう。

【刑務官の対策に役立つ記事一覧】

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この記事を書いた人

公務員試験の指導を12年間やっています。新卒で大手専門予備校に就職→公務員課で5年間勤務、在職中に公務員試験を受験するも不合格→退職→公務員試験の勉強→国立大学法人、政令市、市役所に合格→現在、某大学の職員として7年目。 2018年6月からサイトを運営中。普段はカフェで珈琲飲んでます。

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