【難易度】海上保安大学校の試験内容と傾向【2023年対策】

海上保安大学校の試験内容

今回は、海上保安大学校学生採用試験の試験内容を徹底解説します。

日々の学校や仕事で忙しい中、効率よく試験対策できるかどうかは、選考内容や傾向をどれだけ理解しているかが重要です。

本記事を読めば「試験概要から最終合格するには何をすればいいかまで」網羅的に理解できますよ。

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海上保安大学校の試験概要

海上保安大学校学生採用試験は、将来、海上保安庁の幹部候補者を選抜する試験です。

試験に合格すると、海上保安大学校で高度な学術・技能を教授し、併せて心身の練成を学びます。卒業後は、初級幹部職員として、日本全国の巡視船等に配属され、本庁や管区海上保安本部、巡視船等に勤務しつつ、幹部職員として経験を積んでいくことになります。

まずは試験概要(令和5年度)を紹介します。

  • 受験資格
  • 採用人数
  • 選考スケジュール
  • 実施状況

受験資格

2023年4月1日において高等学校又は中等教育学校を卒業した翌日から起算して2年を経過していない者及び2024年3月までに卒業する者。

採用予定人数

60人

過去の採用予定人数

令和4年度65人
令和3年度65人
令和2年度60人

試験日程

一次試験日2023年10月28日(土)、29日(日)
二次試験日2023年12月15日(金)

詳しい流れは、「2023年海上保安大学校の試験日はいつ?出願から合格発表日までの流れ」でまとめています。

実施状況

令和4年度令和3年度令和2年度
3.8倍2.9倍3.6倍

受験人数や過去の倍率などは、「【最新】海上保安大学校の競争倍率は?過去の推移も徹底解説」で詳しくまとめています。

海上保安大学校の試験内容

一次試験基礎能力試験
学科試験
作文試験
二次試験体力検査
身体検査
口述試験
令和5年度の試験情報

筆記試験の他にも体力検査や面接試験などが行われます。

それぞれの傾向を解説するので参考にしてください。

基礎能力試験

試験時間90分
問題数40問
出題形式択一式
レベル高卒
試験科目21科目
配点比率2/7

基礎能力試験とは、 計算力や読解力を測る『一般知能』と、今までに勉強してきた基礎学力を測る『一般知識』で構成される筆記試験のことです。

出題科目

分野科目
一般知能数的処理数的推理|判断推理|空間把握|資料解釈
文章理解現代文|英文|古文
一般知識社会科学政治|経済|社会|倫理
人文科学日本史|世界史|地理|国語|英語
自然科学数学|物理|化学|生物|地学
2022年度の情報

このように中学~高校までに学んだ内容から多く出題されるので、”科目の多い大学入試共通テスト“だと僕は思っています。

共通テストとの大きな違いは、科目選択の有無です。

例えば共通テストであれば、社会なら日本史か世界史、理科なら物理か生物のように、受験に必要な科目を選択して試験を受けられます。しかし、基礎能力試験では全科目が必須です。

海上保安学校の試験科目

なので、社会なら日本史も世界史も、理科なら物理も生物もすべて勉強しないといけません。

また、社会時事(最近、日本や世界で起こった出来事)等に関する問題もあります。そのため、ニュースを見たり、新聞を読んだりして、普段の生活から情報収集をしておきましょう。

具体的な出題傾向や勉強方法は、「【本科生】海上保安大学校の勉強法!基礎能力試験科目と出題傾向」で解説しています。ぜひ、参考にしてください。

学科試験

出題形式択一式記述式
試験時間120分80分
問題数26問2~6題
試験科目数学
英語
例題
数学
英語
例題
配点比率4/7
2022年度の情報

数学や英語の基礎学力を測る筆記試験です。

対象は本科のみ

大学入試レベルの内容です。そのまま高校の授業が役立つので、先生に聞くなどして対策しましょう。

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作文試験

試験時間50分
問題数1題
文字数600字
配点比率合否判定のみ
2022年度の情報

作文試験(課題論文)は、自分の考えや主張を論理的に説明する文章形式の試験です。筆記試験では判断できない、論理的思考力や読解力、人間性などを総合的に測ることを目的としています。

本科「作文」、初任科「課題論文」を実施

問題例

国民のために働くということについて(2022年本科)

このようなテーマについて、自分の考えや経験を文章で書きます。

作文(課題論文)は、自分では文章が書けると思っていても、意外に書けなかったり、書けた(気になった)としても課題に対してまったく十分な解答にはならないことはよくあります。

勉強すればしただけ成果が見える筆記試験とは違い、客観的な評価(添削してもらうこと)でしか習熟度がわからないため、なんとも厄介な試験といえるでしょう。

毎年、作文(課題論文)で評価がもらえずに不合格となる受験者は一定数いるので、早めに準備をしてください。

過去の課題テーマや対策方法は、「海上保安大学校の作文試験とは?傾向と過去のテーマ」でまとめています。

人物試験(面接)

受験者の人柄や対人能力(コミュニケーション)をみるための試験で、個人面接により行われます。

試験時間15分
人数1人
面接官3人
配点比率1/7

人物試験は、志望動機や自己アピールなどを問うことで、あなたが海上保安官として相応ふさわしいかどうかを評価・判断する面接試験です。

受験者の人柄や対人能力(コミュニケーション)をみるための試験で、個人面接により行われます。

配点比率は低いですが、人物試験でC評価(A~Eの5段階)以上ないと足切り(=不合格)なので注意してください。

最終合格者の決定方法

第1次試験合格者のうち、(作文試験)、身体検査、身体測定及び体力検査に合格し、かつ人物試験においてA~Cの評価である者について、第1次試験を含む全ての試験種目の標準点を合計した得点に基づいて最終合格者を決定します。

勉強時間の多くを基礎能力試験や学科試験に充てるのは正しいですが、面接対策を後回しにしたため落ちてしまった人を何人もみてきました。

そんな不幸な結末を迎えないためには、筆記対策と並行して面接練習を行うことが重要です。自分らしさや海上保安官への熱意をアピールできるように準備していきましょう。

面接の過去質問や対策方法は、「海上保安大学校の面接で落ちる理由【過去質問や対策方法】」で詳しくまとめています。

体力検査

上体起こし

ひざを曲げ、あおむきに寝た姿勢で、30秒間のうちに何回上体を起こすことができるかを検査します。

反復横跳び

100cm間隔に引かれた3本のライン上で、20秒間のうちに何回サイドステップすることができるかを検査します。

鉄棒ぶら下がり

水平に設置された直径2.8cmの鉄棒を両手でにぎり、両足を床から離してぶら下がれるか検査します。

これらを行い、それぞれ基準を満たすかどうかを検査します。

基準(回数)

種目男性女性
上体起こし21回以上13回以上
反復横跳び44回以上37回以上
鉄棒10秒以上10秒以上

「体力検査は出来て当たり前」の部分が強いので、日頃からトレーニングをしておきましょう。

なお、基準に達しないものが一つでもある場合は、不合格となります。得意種目を伸ばすだけでなく、苦手種目を減らせるように頑張ってみてください。

えもと

どの種目も正しい方法で取り組まないと回数にカウントされないので、「新体力テスト実施要項(文部科学省)」に目を通して方法や基準を知ってくださいね。

海上保安大学校でよくある質問FAQ

最後に、海上保安大学校採用試験でよく相談される質問に回答します。

過去問はどこで入手できますか?

過去の問題と解答はこちらでまとめています。

ボーダーラインは何点くらいですか?

だいたい4割程度です。そんなに高くありません。

より詳しい点数はこちらでまとめているので、参考にしてください。

まとめ|海上保安大学校の試験内容を理解して対策しよう!

今回は、海上保安大学校の試験内容と傾向を解説しました。効率よく対策を始めるには試験内容の理解が重要なので、必ず把握してください。

再度、試験内容をまとめます。

対策することは多いので、やみくもに進めるのではなく、傾向を把握してから始めましょう。

今回は以上です。

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