海上保安官|海上保安学校・大学校の倍率推移と一次・二次の倍率を解説

海上保安官採用試験の倍率を解説します。

悩んでいる人
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海上保安官になりたいのですが、採用試験の倍率はどれくらいですか?

こんな疑問を解決します。

今回は、海上保安官になるための試験「海上保安官採用試験|海上保安学校学生採用試験|海上保安大学校学生採用試験」を受験(予定)する方向けに倍率を詳しく紹介します。

本記事の内容

  • 海上保安官の倍率推移(過去~最新)
  • 海上保安官の倍率を試験別に解説
  • 海上保安官に落ちないために必要なこと

最近は海上保安官の合格を目指す方の相談をよく受けていますが「倍率を気にしている」人はやっぱり多いです。

結果的に倍率が高かろうが、低かろうがやることは同じなんですけど、実施状況を知っておくことは大切なので、このタイミングで確認しておきましょう。

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海上保安官の倍率はどれくらいなの?過去の推移を紹介

海上保安庁(人事院)は2022年1月20日、2021年度海上保安官採用試験の全体倍率は4.5倍だったと発表しました。

  • 受験者数:8,901人(前年度比:1,391人増)
  • 合格者数:1,989人(同196人増)
  • 最終倍率:4.5倍(同0.3ポイント増)

海上保安官になる(採用試験を受験する)以上は、倍率について知っておくべきです。以下に過去10年間(2012〜2021年実施)の倍率推移をまとめているので、どのような状況にあるのか把握しましょう。

※全体(海上保安官採用試験|海上保安学校(特別・一般)|海上保安大学校)の結果

年度受験者合格者倍率
201213,9161,05113.2
201311,1881,2179.2
201411,5601,5917.3
201511,8601,5307.8
201612,0251,6167.4
20178,6711,4635.9
20187,9761,7014.7
20196,9091,5184.6
20207,5101,7934.2
20218,9011,9894.5
出典:海上保安庁採用状況より作成

国家公務員試験の中では普通の倍率です。そんなに高くないので恐れる必要はありません。

とはいえ、試験(課程)によっては高倍率になる場合もあるので、きちんと受験する試験・コース(課程)の状況も把握していきましょう。

関連記事【職種別】国家公務員試験(高卒)の難易度ランキング【合格率の推移】

海上保安官|海上保安学校・大学校の倍率推移をコース別に解説!

試験内容はどの課程(コース)もだいたい同じですが、採用数や倍率はまったく違います。

ここでは試験別・課程別に倍率をまとめているので、受験する試験の実施状況を把握してみてください。

海上保安官採用試験の倍率

年度受験者合格者倍率
2017
2018
2019
2020365854.3
2021349645.5
出典:海上保安庁採用状況より作成
えもと
えもと

海上保安官(海上保安大学校初任科)採用試験は2020年度から新設された大卒向けの試験です。

海上保安学校(船舶運行)の倍率

船舶運行システム課程は既卒者を対象とした中途採用(特別選考)と一般選考の2回実施されていて、過去5年間(2017年〜2021年)の平均倍率は特別選考(5月実施)が5.2倍、一般選考(9月実施)が4.2倍となっています。

詳細は次のとおり。

特別選考(5月実施)

年度受験者合格者倍率
20175,6108506.6
20185,1691,0285.0
20194,8748905.5
20204,2679674.4
20215,8711,1924.9
出典:海上保安庁採用状況より作成
えもと
えもと

大卒でも30歳までなら受験できます!なお、10月から入学なので現役高校生は受験できないけどね…。

一般選考(9月実施)

年度受験者合格者倍率
20172,2634005.7
20182,0814444.7
20191,3344333.1
20202,1555563.9
20212,0455453.8
出典:海上保安庁採用状況より作成
えもと
えもと

高卒程度の試験だけど、大卒でも30歳までなら受験できます!

海上保安学校(情報)の倍率

年度受験者合格者倍率
2017134682.0
2018129811.6
2019148542.7
2020137632.2
202198432.3
出典:海上保安庁採用状況より作成

海上保安学校(管制)の倍率

年度受験者合格者倍率
201757311.8
201843162.7
201958232.5
202046261.8
202156252.2
出典:海上保安庁採用状況より作成

海上保安学校(航空)の倍率

年度受験者合格者倍率
2017121148.6
2018118303.9
2019124343.6
2020210326.6
2021168724.0
出典:海上保安庁採用状況より作成

海上保安学校(海洋科学)の倍率

受験者合格者倍率
201749192.6
201850212.4
201931122.6
202046182.6
202149232.1
出典:海上保安庁採用状況より作成

海上保安大学校の倍率

受験者合格者倍率
2017437815.4
2018386814.8
2019340724.7
2020284793.6
2021265902.9
出典:海上保安庁採用状況より作成

倍率をみて、高い(低い)など感想をもったと思いますが、あまり気にする必要はありません。

結局のところ、2倍でも落ちる人は落ちるし、逆に10倍でも受かる人は合格するからです。倍率が2倍でも10倍でも対策することは同じですよね。なので、倍率を気にしても時間の無駄なんですね。

合格に向けてやるべきことをやっていきましょう!

関連記事海上保安官になるのは難しい?海上保安学校・大学校の難易度と対策方法を徹底解説

海上保安官|海上保安学校・大学校の倍率を一次と二次ごとに解説!

続いて、試験(一次、二次)ごとの倍率を確認しましょう。試験ごとの倍率を知ることで、どの試験にどれぐらいの時間を使って対策するのか判断できるからです。

たとえば、最終倍率は5倍でも試験ごとにみると、一次1.5倍、二次2.5倍みたいなことはよくあります。この場合、一次対策に時間をたくさん使うよりも、二次対策に全力を出す方が合格しやすいですよね。

効率よく時間を使うためにも、試験ごとの倍率を把握してみてください。

一次試験の倍率

年度受験者合格者倍率
2017
2018
2019
20203651053.5
20213491232.8
出典:海上保安庁採用状況より作成

特別

年度受験者合格者倍率
20185,16927311.9
20194,87425501.9
20204,26722661.9
20215,87128592.1
20225,33427172.0
出典:海上保安庁採用状況より作成

一般

年度受験者合格者倍率
20172,2638162.8
20182,0819662.2
20191,3347971.7
20202,1558892.4
20212,0159572.1
出典:海上保安庁採用状況より作成
年度受験者合格者倍率
2017121841.4
20181181031.1
2019124981.3
20202101141.8
2021168227.0
出典:海上保安庁採用状況より作成
年度受験者合格者倍率
2017134901.5
2018129991.3
2019148781.9
2020137891.5
202198551.8
出典:海上保安庁採用状況より作成
年度受験者合格者倍率
201757401.4
201843241.8
201958272.1
202046331.4
202156341.6
出典:海上保安庁採用状況より作成
年度受験者合格者倍率
201749242.0
201850281.8
201931152.1
202046241.9
202149321.5
出典:海上保安庁採用状況より作成
年度受験者合格者倍率
20174371263.5
20183861502.6
20193401063.2
20202841222.3
20212651521.7
出典:海上保安庁採用状況より作成

一次試験の倍率は、だいたい2~4倍ですね。高いと思いますか?

ぶっちゃけ、一次倍率はそこまで気にする必要はありません。なぜなら、対策をまともにしていない人(=記念受験組)もかなり含まれているからです。

運要素も絡んでくる面接試験だけならワンチャン受かるかもですが、それなりの対策が必要な筆記試験ではまず合格できないでしょう。

ですので、きちんと対策していれば数値以上に簡単だと感じるはず。

関連記事海上保安学校・大学校の試験内容は?合格に必要な勉強時間と対策方法

二次試験の倍率

年度受験者合格者倍率
2017
2018
2019
2020105522.0
202199641.5
出典:海上保安庁採用状況より作成

特別

年度受験者合格者倍率
20172,4098502.8
20182,7311,0282.7
20192,5508902.9
20202,2669672.3
20211,9601,1921.6
出典:海上保安庁採用状況より作成

一般

年度受験者合格者倍率
20178164002.0
20189664442.2
20197974331.8
20208895561.6
20217895451.4
出典:海上保安庁採用状況より作成
年度受験者合格者倍率
201784146.0
2018103303.4
201998342.9
2020114323.6
20211672.3
出典:海上保安庁採用状況より作成
年度受験者合格者倍率
201790681.3
201899811.2
201978541.4
202089631.4
202148431.1
出典:海上保安庁採用状況より作成
年度受験者合格者倍率
201740311.3
201824161.5
201927231.2
202033261.3
202130251.2
出典:海上保安庁採用状況より作成
年度受験者合格者倍率
201724191.3
201828211.3
201915121.3
202024181.3
202127231.2
出典:海上保安庁採用状況より作成
年度受験者合格者倍率
2017126811.6
2018150811.9
2019106721.5
2020122791.5
2021128901.4
出典:海上保安庁採用状況より作成

二次試験の倍率は、だいたい2倍前後となっています。

一次試験よりは低いと思ったかもですが、二次倍率は数値以上に難しいんですよね……。

というのも、努力しただけ合格率を上げられる筆記試験とは違い、面接試験は第三者の評価が大きく関わってくるからです。また、受験者たちは一次試験をパスしている、きちんと対策してきたガチ勢ばかりなので、さらに難度は高くなります。

少しでも合格率を上げるためには、最近の公務員試験は人物重視であることを理解して、早めに対策をはじめることが大事です。

関連記事海上保安学校・大学校の面接は何が質問される?対策方法と面接カードの書き方

海上保安官|海上保安学校・大学校に落ちないための対策方法

ここまで解説したように、海上保安官|海上保安学校・大学校の倍率は決して低いとはいえないため、合格するためにはきちんと対策する必要があります。

まずは筆記対策から

試験対策で一番時間がかかるのは筆記試験です。選考方針が人物重視だとしても、筆記で5割~6割の点数が取れなければ一次試験をパスできません。

試験科目・範囲は膨大なので早め早めにスタートしましょう。

一般的な学習期間は9カ月~1年程度。高校生なら2年生の冬休みを目途に始められるといいでしょう。一番まとまった時間を確保できる最大のチャンスです!

また、単純に試験範囲を最初からしても意味がありません。

なぜなら、科目ごとに頻出分野があるからです。そういった無駄な時間を使わないためには、実際の過去問で出題されている問題を確認するところから始めてみるとよいでしょう。詳しくは下記記事で解説しています。

海上保安官採用試験準備中
海上保安学校(特別)【海上保安学校(特別)の勉強法】教養は何から手をつける?過去の出題傾向まとめ
海上保安学校(一般)【予備校でも教えてくれない】海上保安学校に受かる「正しい」勉強法
海上保安大学校【簡単】海上保安大学校の基礎能力試験で楽して点を取る勉強法【過去問分析】

面接もはやめに手をつける

筆記対策にある程度のメドがついたら、面接対策も早めにしましょう。筆記と違って上達するのにかなり時間がかかるからです。

面接は第三者が評価する試験なので、どれだけ努力しても達成感があまりありません。それ故に自信を持てるまで何度でも練習する必要があるんですね。

自己PRや志望動機を考えるなど、やれることはたくさんあるので早めに対策をはじめましょう。また、なぜ海上保安官になりたいのか必ず聞かれるため、業務内容や求める人材のチェックは必須です!

えもと
えもと

面接って答えがないんですよね…。なので、対策不足で落ちるって人が多いため注意が必要!

関連記事海上保安学校・大学校の面接は何が質問される?対策方法と面接カードの書き方

倍率は参考程度にして合格に向けた準備をはじめよう

今回は、海上保安官採用試験、海上保安学校・大学校学生採用試験の倍率をまとめていました。

海上保安官は試験日が他自治体と違うので全国から志望者が集まります。そのため、他の自治体に比べると少し倍率は高くなりやすいです。とはいえ、本気で合格を目指して対策している人は想像よりもはるかに少ないため、数値ほど恐れる必要はありません。

結局のところ倍率2倍でも、10倍でも、合格するためにやることは同じです。倍率を気にして一喜一憂するのでなく、一問で多く問題を解く、一枚でも作文を書く、志望動機を考えるなどして合格の可能性を高めることに時間を使いましょう。

以上を参考に、海上保安官の合格に向けた対策をはじめてください。

関連記事海上保安学校・大学校の試験内容は?合格に必要な勉強時間と対策方法