福岡市役所の面接対策!過去の質問や落ちる人の特徴を解説

福岡市役所の面接対策

これから福岡市役所採用試験の面接対策に取り組むにあたり、「何から始めたら良いのかわからない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。そこで本記事では、福岡市役所の面接試験で、過去に聞かれた質問内容を紹介します。

えもと

対象区分は上級(行政事務)と初級(高卒事務)です。

面接試験の傾向や対策方法についても解説しているので、早いうちに自己分析や志望動機の整理を行い、面接試験を攻略できるように準備を始めましょう。

その他、福岡市役所の試験情報はこちらでまとめています。

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福岡市役所 面接試験(口頭試問)の質問

ここでは、実際に福岡市役所を受験してきた方々から集めた質問内容を抜粋してまとめています。自分なりの回答を練って対策をはじめましょう!

えもと

その辺に落ちているような出典(出どころ)が不明なものではなく、僕自身のツイッター公式LINEで募集し提供してもらったリアルな情報を集約しています!

上級(行政事務)

  • 面接カードに書いた内容に誤りはありませんか。
  • 緊張していますか。
  • 1分間で自己PRをしてください。
  • あなたの性格を簡潔に教えてください。
  • 今の学部に進学した理由はありますか。
  • 今まで一番努力したことは何ですか。
  • サークルは何かやっていましたか。
  • 最近、失敗したことと反省した内容を教えてください。
  • 試験に落ちたらどうしますか。
  • 志望動機を言ってください。

なお、ここには掲載しきれなかった質問や模範回答例をこちらの記事でまとめています。たくさん練習したい方は、ぜひ参考にしてください。

初級(高卒事務)

  • 自己紹介をしてください。
  • 長所は何ですか。
  • 短所は何ですか。また、克服するために努力していることは何ですか。
  • 短所が原因で失敗してしまった経験はありますか。
  • 趣味や特技は何ですか。
  • 志望動機をいってください。
  • 福岡市職員として取り組んでみたいことは何ですか。
  • なぜ福岡市を志望するのですか。
  • 他の県や市ではなく、福岡市がいい理由は何ですか。
  • 併願状況を教えてください。
  • 今までに努力したことは何ですか。
  • 過去の経験で辛かったこと、そこから学んだことは何ですか。
  • これまでに達成感を感じた出来事は何ですか。
  • 高校時代に一番印象に残っている出来事は何ですか。
  • 部活動は何をやっていましたか

なお、ここには掲載しきれなかった質問や模範回答例をこちらの記事でまとめています。たくさん練習したい方は、ぜひ参考にしてください。

福岡市役所 面接試験(口頭試問)の傾向

面接試験(口頭試問)とは、志望動機や自己アピールなどを問うことで、あなたが福岡市の職員(公務員)として相応ふさわしいかどうかを評価・判断する面接試験のことです。

面接形態は個人面接

試験時間15分〜20分
面接官3人
配点一次試験:180点(上級のみ)
二次試験:200点
令和4年度の情報

福岡市役所の面接形態は、複数の面接官に対して受験者が一人で行う個人面接です。

個人面接は1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。また、集団面接とは違い、受験者は自分一人だけなので緊張しやすい形式ですが、他の受験者がいないことから集中でき、自分をアピールしやすいという利点があります。

評価基準

  • コミュニケーション能力
  • 情緒安定性
  • 協調性・関係構築力
  • 責任感
  • 積極性

令和5年度福岡市評定基準より作成

やはり一番大きいのは責任感や積極性の観点で、多くの質問を通して確認しています。

最近は個人プレイより集団組織として活躍を求められているので「今までの経験」や「努力してきたこと」などの質問から素質や適性を見極めるわけですね。

えもと

福岡市の場合、責任感や積極性は特に大切だと把握しておきましょう。

面接の結果で合否を決定する

最終合格は、第2次試験科目の総合成績のみにより決定し、第1次試験の成績は反映されません。また、一定の基準(点)を満たさない試験科目がある場合は不合格となります。
(福岡市募集要項より)

つまり、超人物重視です。

筆記試験の勉強ばかりで面接対策を疎かにする人はまぁまぁいますが、ボーダーラインを超えてしまえば満点でも6割でも同じなんですよね。

そこを認識したうえで対策してください。

福岡市役所 面接カード

面接カードとは、面接試験で使用される資料のことです。

氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなど、面接官が「受験者はどんな人物なのか?」を見極めるための役割があります。

実際の試験では、提出する面接カードに基づいて過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負など幅広く聞かれているので、わかりやすくアピールできる内容を作成しなくてはいけません。

内容は自己PRや志望動機など

面接カードの内容は、「面接でPRしたいこと」を中心に、職歴や過去の受験状況、併願、体調面などを記入します。なかでも職歴や病歴などは期間を含めて明記する必要があるため、正確な年月を確認しておくことが重要です。

面接カードの内容は以下のとおり。

  • 学歴・職歴等
  • 本市職員採用試験受験歴
  • 本市以外の就職活動等の状況
  • 免許・資格等
  • クラブ、サークル、学校行事、地域活動等の諸活動
  • 在学期間中のアルバイト経験
  • これまでに取り組んだ活動又は体験のうち、自分なりに努力してやりとげたこと
  • 本市を志望したきっかけ・理由
  • 自己PR
  • 趣味・特技
  • 日常生活で心がけていること
  • 長所・短所

※令和4年度の内容

事前に郵送(持参)

面接カードは面接試験日よりも前に提出します。

上級は筆記試験の合格通知、初級は一次試験の合格通知にそれぞれ面接カードが同封されているので、期日までに作成して提出します。

えもと

提出期限は短いため、あらかじめ内容は考えておきましょう!

福岡市役所 面接試験の対策手順

面接試験の対策を始めるときの手順を解説します。

  1. 求める人物像を理解する
  2. 自己分析を進める
  3. 模擬面接で実践練習

求める人物像を把握する

福岡市役所が、どんな人物を求めているのか知っていますか?

面接は採用者側(福岡市)が求める人物像と、あなたの人物像がどれだけマッチしているかを確認するために行われています。ここにズレが生じると不合格が確定してしまうので、必ず求める人物像をきちんと把握してから対策してください。

福岡市が求める人物像は以下のとおりです。

福岡市が求める人材は、市民全体の奉仕者として、市民の声に耳を傾け、市民に説明責任を果たすことができるコミュニケーション力を持ち、市民や職場の仲間たちと信頼関係を築き、困難な状況にあっても、責任感と積極性をもって自分に課せられた仕事に取り組むことができる人です。

市長からのメッセージ・求める人材像・期待される職員像

「このような人物が欲しい!」という福岡市からのメッセージです。今までの経験や体験からアピールできるような内容を準備しましょう。

自己分析をする

続いて、自分自身をきちんと理解(自己分析)しましょう。自己分析ができていないと、面接官を納得させられる話をできないからです。

多くの方は自分という人間について深く理解し、売り込む経験をしたことなんてないですよね。なので、自己分析をきちんと行って話す内容を考えておかなければ、面接では絶対に上手くアピールすることはできないのです。

過去の質問内容などを使いながら、面接で話す内容(自己PRや志望動機)を作るところから始めていきましょう。

なお、自己PRや志望動機の作り方はこちらでも解説しています。ぜひ、参考にしてください。

模擬面接で実践練習

最後は、模擬面接を受けて実践力を鍛えましょう。

  • 本番特有の緊張感
  • 回答に困る深掘りポイント
  • 客観的な評価

このように1人で面接練習をしていては気が付かない部分がたくさん発見できるからです。練習相手は友達や家族でもいいですが、できるだけ経験者(予備校やその道のプロ)にもみてもらってください。

福岡市役所 面接試験で落ちる人の特徴

結論からいうと、面接で落ちる(落ちやすい)人は以下に当てはまる人です。

  • 機械的な受け答えしかできない
  • 印象が悪い(笑顔・元気・熱意)
  • 公務員としての適性が感じられない

機械的な受け答えしかできない

簡単にいうと、聞かれたことしか答えない人のことです。

たとえば、「学生時代に頑張ったことはなんですか?」という質問。

この質問では、「学生時代に頑張ったことを通して、福岡市職員としてどのような活躍・貢献ができるのか」という将来性を知りたいのですが…。

面接で落ちる人は「部活動です!」とか「アルバイトを4年間やったことです!」みたいな、一言だけで終わる人が圧倒的に多いんですよね。

別に頑張ったことはどうでもいいんですよ。大事なのは、その活動を通してどうなったのか、今後どうしていきたいのか、ってこと。

結論を述べたら、そこに至るまでの経緯や自分の考えも補足できるようにしてみましょう。

なお、評価を上げる話し方はこちらでも詳しく解説しています。

印象がよくない

面接となれば、

  • なにかスゴイことを言わないといけない!
  • 自慢できる体験がないとダメだ!
  • 全国大会で優勝できるくらいの実績が必要!

みたいな、内容にこだわりがちですが、面接では話の内容よりも印象(雰囲気)が重要なんですよね。

もしあなたが面接官だったら、とても素晴らしい内容なのに、うつむきながらボソボソ話したり、カンペ通りに棒読みしたりする受験者がいたらどう感じますか?採用したいと思います?

僕なら、その受験者が東大卒でも、全国チャンピオンや難関資格をたくさん持っていても、そんな人を採用したいとは思いません。

それよりも、誇れるような経験はしていないけど、一生懸命に嚙みながらも大きな声で明るく、自分の言葉で話している人を採用したいですよね。

なので、面接で受かりたいなら話す内容に時間をかけるのではなく、どういう振る舞い、話し方をすれば受け入れてもらえるのか考えてください。

公務員(社会人)としての適性がない

  • 挨拶がきちんとできない
  • 正しい敬語が使えない
  • 時間が守れない

このような行動は、公務員として、社会人としての適性に欠けます。とくに少し圧迫気味な質問をされて、すぐに不機嫌になったり、逆ギレしたりするのはNGです。

公務員(社会人)として恥ずかしくない振る舞いをしてください。

当然、これらの不合格フラグは1人では判断できません。必ず第三者に協力してもらうことが面接で落ちないポイントと言えるでしょう。

福岡市役所 面接対策は早めに始めよう!

今回は、福岡市役所の面接試験における傾向や過去の質問を解説しました。

面接試験は筆記試験と違い、どのような対策をすれば良いのかが分かりにくく、努力がそのまま結果に繋がらない不透明な試験です。そのために対策を後回しにしてしまい、不合格になる人が後を絶ちません。

不合格にならないためには、面接で必要とされる「自己分析」をしっかりと行い、過去問を繰り返し練習することで自分オリジナルの回答を作り上げることが重要です。そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることで、面接対策は考えているよりも簡単に行えます。

面接試験は筆記試験よりもやることが多く、時間もかかるため、できるだけ早めに対策を開始することが重要です。

まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。

今回は以上です。

■上級(行政事務)の面接質問集

■初級(高卒事務)の面接質問集

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