【独学向け】愛知県警察官採用の勉強法!教養試験の傾向と勉強手順

愛知県警察官採用試験の勉強方法

が愛知県警志望者の相談を受けていて思うのは、『みんな無駄な勉強が大好き』ということです。

たとえば、日本史の出題範囲が江戸時代から明治時代に限定されていたら…。平安時代や鎌倉時代の勉強はするでしょうか?

しないですよね。出題範囲じゃないので勉強するだけ時間の無駄です。

でも、実際には、縄文時代から現代まで全部を勉強する人ばかり…。これだと、どれだけ時間があっても本試験までに間に合わせることはできません。

そこで今回は、独学で教養試験を効率よく勉強する手順を解説しました。

本記事は何から勉強すれば無駄なく点を取れるのか分かる、そんな記事です。

対象は第1回A区分(大学卒業程度)

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【愛知県警察官採用】教養試験の傾向

最初に教養試験の傾向を紹介します。

  • 試験科目が多い
  • 試験時間が短い
  • 合格ラインは高くない

試験科目が多い

下記は、2022年本試験で出題された『教養試験の科目一覧』です。

出題分野科目
数的処理数的推理、判断推理、空間把握、資料解釈
文章理解現代文、英文
社会科学政治、経済、社会時事
人文科学日本史、世界史、地理
自然科学数学、物理、化学、生物、地学

見てのとおり、中学〜高校までに学んだ内容から多くの出題があります。基礎的な部分が多いので試験レベルは高くありませんが、試験科目の多さに途中で対策を諦めてしまう人は多いです。

えもと

公務員試験の界隈では数的処理と文章理解を『一般知能』、社会・人文・自然科学を『一般知識』って呼ぶよ!

試験時間が短い

教養試験の試験時間は120分です。

それに対する問題数は50問もあるので、1問あたりにかけられる時間は3分もありません。複雑な問題も含め、すべての問題をこの時間内で解ききることは、簡単なことではないですよね。

マークシートへの記入や見直しの時間も考えると、テンポよく解答していくことが必要になってきます。普段の勉強から時間配分を意識しておくなど、十分な対策をとっておくことが必要です。

えもと

僕は最初に一般知識を1問1分かけずに片付けて、残った時間で一般知能をじっくり考えるという戦略をとっていましたよ!

合格ラインは高くない

合格ラインは非公開であり、採用人数や問題レベルによっても変動するため確かなことは言えませんが、合格者からの情報提供や過去のデータから男性警察官4割、女性警察官5割程度だと推測できます。

高得点を目指して無駄な勉強をするよりも、安定して5割を取れることが大切です。

【愛知県警察官採用】教養試験の勉強手順を解説!

教養試験の科目数はハンパないため、行き当たりばったりで勉強するのはNGです。時間や労力の無駄を減らすために、効率よく必要なプロセスを考える必要があります。

勉強するときは以下の手順に沿って進めてください。

①勉強する科目を決める

まずは勉強する科目を決めましょう!

なぜなら、科目ごとに配点(問題数)が違うからです。

たとえば、教養試験では配点の高い科目・低い科目が明確に分かれています。

  • 配点の高い科目:数的推理、判断推理、文章理解 など
  • 配点の低い科目:数学、物理 など

少しでも楽に、簡単に勉強したいと思う場合、この科目選択が今後の勉強効率を大きく左右します。配点が低い科目にどれだけ時間を使っても総合点は上がりません。

以下に科目ごとの配点(問題数)をまとめています。このデータや自分の得意不得意を踏まえて、現実的に得点できそうな科目を選んでみましょう。

参考)科目別の配点(問題数)一覧

※2022年本試験問題より作成

科目問題数
数的推理6
判断推理5
空間把握4
資料解釈2
現代文3
英文5
科目問題数
政治4
経済3
社会時事3
日本史2
世界史3
地理3
数学1
物理1
化学2
生物2
地学1

このように、科目によって配点(問題数)が違います。すべてを勉強して中途半端になるよりも、まずは出題数の多い科目を確実に正解することが大切

その他の科目はメイン科目に一区切りがついた段階でやればOK。

②出題範囲を理解する

勉強科目が決まったら出題範囲の確認をしましょう。

理由は単純で、全範囲は必要ない(出ない)からです。

たとえば日本史の出題範囲をみると、近代・現代(明治時代〜)は3年連続で出ていますが、室町時代より前からは出ていません。

参考)人文科学「日本史」の出題範囲

出題範囲202020212022
古代
鎌倉・室町時代
江戸時代1
近代・現代111
土地制度史・対外交渉1
その他・総合11
第1回本試験問題より作成

このようなデータがあれば、日本史をすべて捨てるより明治以降だけでもやっておけば点数になるとわかり勉強が進むはず。

出題傾向に気づかないまま、どれだけ勉強量を増やしたとしても、時間や労力が無駄になりかねないことは覚えておいてください。

えもと

間違っても問題集を最初から最後まで勉強するなんてことはやめてくださいね。

出題範囲を理解しておけば、勉強が苦手な人でも簡単に取り組めるので必ず理解してから勉強しましょう。

過去の出題範囲は以下の記事でくわしく解説しています。

③参考書・問題集を準備する

勉強科目・出題範囲を把握できたら、次は参考書・問題集を用意します。

書店には公務員試験用の参考書・問題集が数多くあるので、自分に合った使いやすいものを購入するといいでしょう。

なお、オススメの参考書・問題集は「スーパー過去問ゼミ(通称:スー過去)」です。

えもと

僕も愛用していました。使いやすく覚えやすいので迷ったらとにかくこれですね!

問題集の使い方(勉強の仕方)

参考書・問題集の正しい使い方は、問題を読んだら自力で解かず、すぐに解答と解説を読みます

そして、正解を導くためにはどのような知識を知っていればよいのかをはっきりさせて、再度、問題にトライし、きちんと正解が得られるかどうかを確かめるというのが正しい使い方です。

具体的な方法を言うと「正文化」する方法が最も効果的でした。言葉として聞いたことがある方もいると思います。

簡単に言えば、間違いの選択肢を正しい文章に直して覚えるという手法。これの良いところは、試験に出る知識を、本試験と同じレベル・形式でインプットできることです。

言葉で言っても意味不明かもしれないので実例を見てイメージしてみましょう。

愛知県警察官の勉強の仕方(問題集の使い方)
出典:実務教育出版

このように、選択肢ごとにどこがどう違っているのかを直して読んでいきます。漫然と参考書を読んでいるライバルたちに比べれば、これだけで勉強効率が数倍変わってくるでしょう。

選択肢について正答は言うまでもなく大切ですが、勉強において重要なのは誤答の方です。

えもと

最近の傾向は正解をちょこっとひねって誤答にしてあるのですが、そこが受験者の間違えやすいポイントなので、意識して押さえておくようにしましょう。

④復習メインに勉強する

また、勉強において重要なのは先に進むことよりもどれだけ復習をしたかということです。

たとえるなら、先にどんどん進んで勉強することは、穴の開いたバケツで次々と水をむようなもの。そのままだとんだそばから水が漏れてしまいますよね。

それよりも漏れをふさぐほうがはるかにいい結果になることは明白ですよね。

えもと

僕の経験上、どれだけ勉強量を増やしても復習に時間をかけていないと覚えることはできません。僕も勉強時間の7割ぐらいを復習に充てていました。

では、どのタイミングで復習するのがベストなのでしょうか。

人にもよりますが、僕は勉強した箇所は3日連続で見るというルールで覚えていきました。

要するにその日に解いた問題は短いスパンで3回見るというものです。

1日目問題1〜10をやる
2日目問題1〜10を見直して、問題11〜20をやる
3日目問題1〜20を見直して、問題21〜30をやる…

とくに重要なのが翌日の復習

勉強した次の日に復習しないだけで一気に知識の定着が悪くなります。記憶の法則で有名なエビングハウスの忘却曲線でも人間の記憶力は翌日にガタ落ちすることが立証されていますからね。

最初のうちはけっこうシンドイですが、1カ月ほど続けてみれば結果が見えてくるので、復習メインを意識して勉強していきましょう。

出題傾向を理解して効率よく勉強を始めよう!

今回は愛知県警察官採用試験における教養試験の傾向と勉強方法を解説しました。

独学でも採用試験に合格することは十分可能です。実際に多くの受験者は独学で勝利を勝ち取っています。

とはいえ、教養試験の科目・範囲は膨大ぼうだいなので勉強するには戦略が必要です。やみくもに勉強をしても合格はできません。

やり方を間違えずに正しい道筋(出題傾向)を知り、それに沿って問題を解く。

そうすれば、科目・範囲ともに膨大な教養試験の勉強は、これまでよりずっとラクに合格点を超えるようになると僕は考えます。

まずは出題範囲の確認、そこから始めていきましょう!

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この記事を書いた人

公務員試験の指導を12年間やっています。新卒で大手専門予備校に就職→公務員課で5年間勤務、在職中に公務員試験を受験するも不合格→退職→公務員試験の勉強→国立大学法人、政令市、市役所に合格→現在、某大学の職員として7年目。 2018年6月からサイトを運営中。普段はカフェで珈琲飲んでます。

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