【第1回警察官A】愛知県警の試験内容は?一次・二次試験の内容を解説

愛知県警の試験内容

公務員試験は受験する職種によって試験内容が異なります。

そのため、公務員試験全般の内容を鵜呑みにして対策することはNGです。一般的には必要な試験種目でも、愛知県警では必要ないってことがあるんですよね。

そこで本記事では、これから対策を始める方向け愛知県警察官・・・・・・採用試験の内容を徹底解説します。

対象区分:第1回警察官A(大卒程度)

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【第1回愛知県警採用A】一次試験の内容

  • 教養試験
  • 論文試験
  • 適性試験Ⅰ

教養試験

受験者の計算力や読解力を測る「一般知能」と、これまでに学習してきた基礎学力を測る「一般知識」で構成される筆記試験です。

試験時間120分
問題数50問
出題形式五肢択一式(マークシート)
試験科目【一般知能】
数的推理
判断推理
空間把握
資料解釈
文章理解

【一般知識】
社会科学(政治、経済、社会)
人文科学(地理、日本史、世界史)
自然科学(数学、物理、化学、生物、地学)
2022年本試験問題より作成

こんな問題が出ます!

愛知県警の問題(一般知能)
一般知能の問題例
愛知県警の問題(一般知識)
一般知識の問題例

問題難易度は中学〜高校レベルなので、きちんと勉強してきた人からすれば簡単。しかし、科目や範囲はハンパなく膨大なので頭を悩ませている人は多いです。

やみくもに勉強するのではなく、出題傾向を理解してから対策しましょう。

愛知県警の試験科目や勉強方法を以下の記事でくわしく解説しています。

論文試験

文章による表現力、課題に対する理解力・判断力・思考力などについての記述式試験です。

試験時間90分
問題数1題(テーマ)
文字数800字
2022年本試験問題より作成

こんな問題が出ます!

安心して暮らせる社会づくりのために、警察官として果たすべき役割について、あなたの考えを具体的に述べよ。

テーマについて自分の経験を絡め書いていく必要があります。

何を書くのか構成を決めて書けるようにするには、ある程度の時間を必要とします。本番までには練習を重ねて、客観性や一貫性のある文章が書けるようにしておきたいところです。

なお、愛知県警の論文試験については以下の記事でくわしく解説しています。

適性試験Ⅰ

クレペリン検査が実施されます。

とくに対策は必要ない(できない)ですが、内容くらいは知っておくといいですね。

以上が第1回愛知県警察官採用試験の一次試験の内容です。これに合格すると二次試験を受験できます。

【第1回愛知県警採用A】二次試験の内容

二次試験は人物試験です。

公務員試験は総合試験なので、最終合格するには面接試験でどれだけ評価を稼ぐかが大事。

努力に比例して成果が見える一次試験とは違い、面接試験は質の高い練習が必要です。適当にダラダラ練習しても効果は薄いので気をつけましょう。

二次試験の内容は以下のとおり。

  • 身体検査
  • 体力検査
  • 適性試験Ⅱ
  • 口述試験

身体検査

警察官として職務遂行上必要な身体的条件を有するかどうかをみるため、健康診断書等により判定を行います。

身体検査基準

視力両眼とも裸眼視力が0.6以上又は矯正視力が1.0以上
色覚職務遂行に支障のない状態であること
聴力職務遂行に支障のない状態であること
その他職務遂行に支障のない身体的状態であること

試験に合格しても、この基準を満たしていないと落ちてしまいます。不安な人は事前に検査を受けましょう。

体力検査

警察官としての基礎体力や運動能力を測る試験です。

体力検査基準

検査種目男性女性
20mシャトルラン32回以上14回以上
腕立て伏せ12回以上4回以上
握力左右32㎏以上左右19㎏以上
立ち幅跳び180㎝以上113㎝以上
上体起こし18回以上
(30秒間)
12回以上
(30秒間)
反復横跳び41回以上
(20秒間)
36回以上
(20秒間)

「体力検査は出来て当たり前」の部分が強いので、日頃からトレーニングをしておきましょう。

なお、基準に達しない種目があると、減点もしくは足切りになる可能性もあります。得意種目を伸ばすだけでなく、苦手種目を減らせるように頑張ってみてください。

どの種目も正しい方法で取り組まないと回数にカウントされないので、「新体力テスト実施要項(文部科学省)」に目を通して方法や基準を知ってくださいね。

適性試験Ⅱ

YG性格検査(矢田部ギルフォード性格検査)が実施され、面接試験の資料として使われます。

とくに対策は必要ない(できない)ですが、内容くらいは知っておくといいですね。

口述試験(面接)

受験者の人柄や対人能力(コミュニケーション)をみるための試験で、個人面接により行われます。

試験時間30分程度
面接官3人
面接カード事前記入(体力検査日に提出する)
質問内容長所・短所
志望動機
希望する部署
学生時代に頑張ったこと
所属した部活・サークル など
2022年本試験問題より作成

こんな問題(質問)が出ます。

  • 1分間で自己PRをして下さい。
  • あなたのこれだけは他人に負けないことは何ですか。
  • あなたの性格について教えて下さい。
  • あなたの長所・短所について教えて下さい。
  • あなたは集団の中で仕切り役か従うかどちらですか。
  • あなたは人からどのような性格だと言われますか。
  • あなたは短所をどのように克服しましたか。
  • グループの中で意見がくい違ったらどうしますか。また、自分の意見を曲げたくなかったらどうしますか。
  • これだけは誰にも負けないところはどこですか。
  • これまでに最も力を入れて取り組んだことは何ですか。

最終合格者は一次と二次の合計点で決定するので、一次試験の出来が良くなくても挽回できます。逆に面接が苦手だと一次試験が余裕でも落ちてしまうため早めに対策を始めましょう。

なお、愛知県警の面接傾向や質問内容を以下の記事でまとめています。

まとめ|愛知県警の試験内容を理解して対策しよう!

今回は第1回愛知県警察官採用試験の内容を紹介しました。

試験=ペーパーテストと思う人は多いですが、警察官になるための就職試験です。なので、面接や論文などの幅広い試験が課されています。

再度、試験内容を確認すると、

一次試験教養試験
論文試験
適性試験Ⅰ
二次試験身体検査
体力検査
適性試験Ⅱ
口述試験(面接試験)

このとおり多いです。

やみくもに対策するのではなく、きちんと傾向を理解してから進めてください。

当ブログでは愛知県警察官採用試験の情報を公開していますので、ぜひ活用していただければと思います。

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